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くらしに住まいが貢献する...。3
  まあ、悪いよりは良いにこしたことはないが、そう言う意味において写真写りは二の次である。私の仕事は一枚の写真になると、建築グラビアのワンショットに比べれば、すこぶる見劣りがする事が多いが、逆にあのグラビアはそれが命のような気がしてならないし、既に建築ではなく写真家の作品になってしまっているワンショットをみると、空間とは別物だと意識しなければならないのである。
 住まい手に撮っての居心地の演出は、些細な事の積み重ねだと長年やっていて思う。普段気づかないような事を、私たちの大脳は敏感に吸い上げ、潜在的な影響を受けながら暮らしているのである。私は人に自分の仕事を語る時に。「だから仕事をしている時は絶対に意地悪になったりしちゃ行けない」仕事だという。学生たちには「君たちの仕事が、夫婦を別れさせたり、子供を非行に走らせることもある」と言ったりする。あくまで住まい手の快適性や、本来の幸福を願わなければ、微にいり細にいりそう言う影響が出かねないのだ。住まい手の暮らしの舞台として、住まい手がくつろぎ、活力を産み、少しでもその暮らしぶりに貢献する住まいでありたいと思うのである。
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| 住まいづくりのヒント | 16:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
くらしに住まいが貢献する...。2
 住まいの本分は、住まい手が一番落ち着く場所であって、安眠やくつろぎを提供し、明日への活力を育むべきであることは言うまでもない。ということは、普段の日常でいちいち刺激してくれるようなものではなく、無意識のうちになじんでいる感覚を持てた方が正解ではないだろうかと思う。
 ちょっとした寸法や仕上がりの素材感、微妙なディテールの細部によって、そう言う感覚が培われる。おそらく複雑な方程式によってその感覚が成立しているのだろうが、複雑故に意図的に計算がなかなか難しい分、普段の私たちの仕事のさじ加減のいちいちが大切になってくるのである。私たちの仕事のまさにエッセンスの部分だから、人それぞれやり方があるのだろうが、紙の上で悩み、立体に起こして悩み、あれやこれやと検討するのはまさにそのことのためである。ちなみに微細なそう言う感覚を醸し出す要素は、およそ写真などではわかりづらい。視野新写りは良いのだが、実際にその空間を体験してみると全く味気なかったり、どうかすると不快だったりする空間があるのは、そう言う要素が裏目に出た結果である。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 12:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
暮らしに住まいが貢献する...。1
 その住まいが、住まい手に対して、日々の暮らしの舞台としてどれほど貢献するかという問題は、まさに新居にご家族がご入居した時点から始まる事である。シビアに言えば、建設途中でも、竣工検査の段階でもまだよくわからない、微妙な完成度の問題で実際にご家族がそこで寝泊まりし始めて、初めて表面化してくる問題である。
 何だかちょっと...と思われる部分がでてくるのは、ちよっと暮らしがなじみ始めて、少し落ち着いた頃であるから、その時では既に遅い。例えば良くあるのだが、施工性ばかりを求めた住まいでは、モジュールをあまりにも優先しすぎて、寸法体系が住まい手に合わずに、狭く思えたり広すぎて見えたりとなるのである。そう言う意味では、私などは910モジュールで設計する事が多いけれど、余りそれに固執しない。廊下の巾や、階段の寸法など、作業生よりも快適勢や安全性を優先する部分では、いとも簡単にモジュールを捨て去り、独自の寸法で設計する。実はそう言うところが微妙にあとから効いてくるのである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 07:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
福岡パッシブハウス公開にあたって...。2
 今後の私の仕事に大きく影響していく事は間違いないし、これからの世の中のニーズには、少なからず貢献出来るプロジェクトになると思われる。また、ドイツ人のオーナーに触れる機会を得られた事にも感謝している。彼らの「自分で作っている」オーラは我々日本人もよくよく見習わなければならない。実は福岡パッシブハウスは、オーナー自ら自分で取り組んでいる部分も少なくない。そのプロはだしなところは私たちも舌を撒いたくらいである。とにかくも、何もかにも初めての試みで大変では合ったが、とても良い刺激になった。あとは、11日(金)12日(土)の両日の公開日に、その試みについてご説明したい。
 ※見学ご希望の方は右の「建築YA髭の仕事」弊社ホームページ(http://www16.ocn.ne.jp/~arch-ten/)バナーから、contactページへ。メールかファックスでご連絡先を入れてその旨お申し込みください。ご案内資料をお送りいたします。
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| 住まいづくり報告 | 17:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
福岡パッシブハウス公開にあたって...。1
 いよいよ福岡パッシブハウスの公開日が近づいている。来る11月11日(金)12日(土)の両日午後からの公開予定である。この日は「第8回国際パッシブハウスデー」といって、世界中のパッシブハウスからエントリーを募って、パッシブハウスを一般公開する催事の日程に当たる。勿論福岡パッシブハウスも個の国際パッシブハウスデーにエントリーをしている。(詳しくはパッシブハウスジャパンホームページ http://passivehouse-japan.jimdo.com/)
 福岡パッシブハウスは国内3棟目、九州初のパッシブハウス認定を受けた住宅である。厳しい性能検査で実証されたパッシブ基準をクリアしていると認められた言わば正統派のパッシブハウスである。この認定は関係者一同の誇りであり、20年あまり、福岡で高性能住宅に取り組んできた私のひとつの到達点だと言うことが出来るかもしれない。それなりの産みの苦しみは伴ったものの、今となってはこの快挙を皆で祝いたい気分である。パッシブハウスジャパンの森みわ理事長との共同プロジェクトで、理事長からドイツ仕込みのご指導をあおぎながらの建設は、貴重な経験になった。(つづく)
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| 住まいづくり報告 | 09:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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