2011.12.31 Saturday
ゆく年来る年...。3
年が明けてからも、順風満帆とは言い難いであろうことは誰の目にも見て取れる。政府は財政難を理由に消費税率のつり上げに躍起であるし、いよいよ庶民はなかなか住まいなどとは言えなくなってくる。福島原発の放射能汚染のその後の動向も気にかかるし、年末に総書記が死去した北朝鮮も目を離せない。考えれば、何だかくらい話題ばかりが羅列するが、だからこそ、私たちはしっかりと未来を見据えて行かなければならないのではないだろうか。
安普請の住まいを建てる事、原子力のリスクを見て見ぬ振りをする事は、未来に負の遺産を残して行く事に他ならない。経済というこれまで押し通されてきた物差しが、通用しない事柄ばかりである。これからは、100年の計、500年の計で、この国が存続出来るプランを立てて行かなければ、子々孫々の存在はあり得ない。そんな風に思うのである。それぞれが、自分の立場で何をするかという事が、これからきっと問われてくる。私は住まいづくりをする業界の端くれとして、そのことを考えながらものづくりをして行きたいと思うのである。
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