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帰巣本能を駆り立てる住まい...。1
 35年ものローンを組んで、帰りたくなるような住まいを造れないなどという事があってはいけないよなと思ったりする。ただ、往々にして世の中には、そう言うお話は沢山あって、大半は、住まいづくりの段階でもそれほどの思い入れがない場合が多いのだが、気がつけば古びた何の魅力もない老朽化した家と、まだ当分続くローンだけが残っているなどというお話はまさに悲劇としか言いようがない。
 それでは、どうしたら家に帰りたくなるか、その回答は人それぞれ様々であると思う。家族間の複雑な人間関係は別として、「器」としての住まいとはどうあるべきかという事を良く考えてみたい。やはり、住まいは長い時間に晒し、いつまでも住まい手の「巣」として、味方でありつづけるという事が一番大切である。また、名刺がわりと言っては何だが、その住まいに何か住まい手の個性のようなものが反映しなければ嘘である。それにしても昨今の住宅は、あっという間に建ててあっという間に仕上げてしまう。良し悪しは、作る過程で込めた手と時間にあるようにも思える。空きがこず、嘘の無い住まいづくりをする事で、帰巣本能をかき立てる住まいが出来ていくように思うのである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 07:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
九州福岡での住まいとは...。3
 そう言う結構気候条件的に厳しいエリアなのに、北海道よりは暖かいし、沖縄、果ては東南アジア諸国よりは涼しいからというような物差しで、これまで住まいが造られてきた。ほとんど無意味のような断熱だけの住まいで、効かないからと各部屋にエアコンを付け、無理矢理温度を造ろうとフル稼働し、軒下では室外機がブンブン回って熱を撒き散らかしているというのが現状である。
 しかるべき断熱性能と言うものは、40℃以上もありそうな一年の温度の変動を柔らげ、室内の快適温度キープのためのエネルギーを少しでも減らしてくれるものなのである。第一には、私たちは快適性能をもう少しどん欲に求める必要がある。今はどうだか知らないが、福岡の小中学校は一年を通じて教室に冷暖房の設備はない。職員室にストーブがあったのには(笑)子供心に疑問を抱かずにはいられなかったが、そう言うことにならされて、こんなものだと思ってしまっているところがある。北海道のお客様が福岡の住まいは何処も寒いと言われるのである。何かが間違っていると思いながらの23年である。
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| 住まいづくりのヒント | 17:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
九州福岡での住まいとは...。2
 そうかと思うと梅雨時から夏にかけての湿気はまさにアジアであり、最近の福岡市内は36℃、37℃という表示はざらでアスファルトの上などその段ではないのではないかと思う時が良くある。とにかく、身体を壊してしまいかねない暑さである。
 例えば、冬は真冬日がちらほらで摂氏0℃から、夏は40℃までをカバーしなければならないとすれば、かなりの温度差である。例えば寒冷地では暖房にコストがかけれて、それほど冷やすという事は考えなくて良いし、もっと温暖なら暖房の事を考える必要がない、福岡は、そこそこ両方ないとたまらないのである。冷暖房の双方にしっかりとコストをかけるという事は全体にとってかなりの負担になってしまう。まあ、欲を言わなければ、命に関わる温度ではないし、なす術もなく、お茶を濁した程度の設備で不快な住まい住んでいる事が大変多いエリアという事が出来るのかもしれない。温度だけでなく、福岡の人は住まいづくりで「日当り良く」を連呼する。鵜呑みにすれば必ず夏オーバーヒートを起こしてしまう。通年で曇天候が多く、日差しが恋しい地域でもあるから、イメージとしてそう言うものから逃れられないのである。
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| 住まいづくりのヒント | 11:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
九州福岡での住まいとは...。1
 暖房がなかなか切れない3月だなと思っていると、いきなり午後から汗ばむような陽気になって、ご近所の桜もチラホラと言った感じだが、週末にかけて生憎の天気に花弁が出鼻をくじかれなければよいがなどと思ってしまう。近年の福岡の気候は、いよいよもって難解で、緩やかに四季が移り変わって行くというよりは、「これでもか」と暑さ寒さを繰り返すような男性的な激しい気候のように思えてならない。
 福岡を中心に住まいづくりをして早23年、特段目覚ましい進歩もないが、この気候にいつも悩まされて、逆に鍛えられていると言った方が良いかもしれない。福岡は九州でも日本海側に属し、宮崎や鹿児島と言った大通りにフェニックスが並ぶエリアとは明らかに違う。どちらかと言えば山陰、鳥取辺りと並んでいると理解した方がイメージは正しいかもしれない。そのため冬はかなり寒い。理科年表だけを見て、北海道の方が「たいしたことはないさだって真冬日は何日あるの?」と言われても、住んでる人々に防寒の意識に乏しく、ほぼ無防備な建築が並んでいるのだからたまらない。彼らは一度福岡に来ると「福岡は寒い」と宣うようになるのである。確かに温度はプラスであるが、低空飛行で北からの海風が絶えず吹く。結構な寒さである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 07:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 ホビールームの輸入ドア
 今回のY邸では、建物全体を完全にパッキングするのではなくて、ホビールームは居住部分の気密ゾーンから外れているので、ラフに屋外からホビールームに直接入るドアは棟梁のチョイスの輸入ドアを付ける事になった。すぐそばに開く大開口のシャッターとの馴染みも良くしおしゃれなかんじに仕上がりそうだ。今回はご主人がバイクをいじったり、奥様が趣味の手仕事をするために、少しばかり贅沢とも言える広さの趣味室が出来上がる。第二のリビングというコンセプトだてをしている部分、作業空間でありながら、何となくくつろげる雰囲気も醸し出したいという難しい要求になっている。お客様はこのスペースに通されて、同じ趣味の仲間としてここで会話が弾むひとときを送るのかもしれない。玄関ドア、サッシ類も追々取り付けられて行く。建物に目鼻がついて行く瞬間だ。
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| 住まいづくり報告 | 16:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
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