2012.04.30 Monday
九州でも断熱する理由...。3
温度差がある所には結露が生じる。断熱はそのリスクを回避する手法で甘ある。高性能になればなるほど、この辺りはシビアに検討しなければ、腐る木造住宅を作りかねない。
断熱材も適当にこのくらい...という考え方はもうそろそろ改めなければならない。寒冷地では断熱工事をする専門業者がいる。九州の場合、大工さんや現場監督の余計仕事になっているのも問題かもしれない。仕事の区分での矛盾をよくよく考え治さなければならないのである。
まだまだ認識が甘い九州で、高断熱高気密に20年前から取り組み、ドイツ基準のパッシブハウスにもいち早く取り組むことが出来た。いつも先頭を切るという事は、常に周囲に不思議そうに観られてしまう。問題はこれからである。「断熱は温度差をエネルギーをなるべく使わずにキープする方法」であることをもっともっとわかっていただき、太陽電池パネルを屋根にあげる前に、また高額な電子機器を付けまくる前に、押さえておかなければならない住まいのための重要なポイントであることを啓蒙していかなければならないと思うのである。
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