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九州でも断熱する理由...。3
 温度差がある所には結露が生じる。断熱はそのリスクを回避する手法で甘ある。高性能になればなるほど、この辺りはシビアに検討しなければ、腐る木造住宅を作りかねない。
 断熱材も適当にこのくらい...という考え方はもうそろそろ改めなければならない。寒冷地では断熱工事をする専門業者がいる。九州の場合、大工さんや現場監督の余計仕事になっているのも問題かもしれない。仕事の区分での矛盾をよくよく考え治さなければならないのである。
 まだまだ認識が甘い九州で、高断熱高気密に20年前から取り組み、ドイツ基準のパッシブハウスにもいち早く取り組むことが出来た。いつも先頭を切るという事は、常に周囲に不思議そうに観られてしまう。問題はこれからである。「断熱は温度差をエネルギーをなるべく使わずにキープする方法」であることをもっともっとわかっていただき、太陽電池パネルを屋根にあげる前に、また高額な電子機器を付けまくる前に、押さえておかなければならない住まいのための重要なポイントであることを啓蒙していかなければならないと思うのである。
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| 住まいづくりのヒント | 07:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
九州でも断熱する理由...。2
 温度差は、放っておけば平均化しょうとし、そこに鑑賞するものが何もなければどんどん等温になろうとする。ここに断熱層があれば、温度差をキープ出来るという事なのである。冬の寒さは勿論、夏のうだるような暑さもまた私たちの身体にはストレスである。なるべく快適な温度をキープした空間を作ろうと思えば、自ずと断熱の必要性がででくるのである。断熱をしないで外気温との温度差をキープしようとすれば、暖めるなり冷やすなりのエネルギーが膨大に必要だということなのである。正確に言えば、断熱は温度差を出来るだけエネルギーを無駄に使わずにキープするためにするものなのである。現在の次世代省エネ基準でも、断熱性能に関しては、全国を5つのブロック分けにして、南下するほど断熱性能の要求が軽くなる。これも省エネに関する基準がより厳しくなれば、暖房偏重ではなく公平に温度差という尺度で観れば、夏の冷房負荷ももっと考慮し、南部でも十分な断熱性能をという改善が必要になってくるのかもしれないのである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 15:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
九州でも断熱する理由...。1
 よほどの事がなければ、無断熱などという住まいに当たる事はなくなってきた。九州にお住まいの方にも、壁や屋根の中には断熱材が入るという認識は、だいぶ理解されてきたのかもしれない。
 私たちが断熱だ、気密だと言い始めた20年も前は「お前たちは南国九州にいて気でも狂ったのではないか」と言われていたから、随分ましになったものである。ただ、相変わらずにスペック不足や、職人さんの認識不足でただ入れればいいんでしょ的な施工もなくなった訳ではない。基本中の基本だが、なぜ住まいは断熱をしなければならないのだろうか?そう問われれば、九州の人は「そうした方が暖かいから」と答える方がかなりの割合だと思うのである。間違いではないが満点の正解でもない。私がそう問われれば、「人間の暮らしに、室内外に温度差が生まれる必然性があるから、それをキープするためには断熱が必要だ」とでも答えるかもしれない。断熱の「断」と暖かいの「暖」はどちらも「だん」と音が一緒で、何となくだが、断熱は建物が綿入れ半天を着込むがごとく、「暖かくなるため」というイメージになってしまうのかもしれない。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 07:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 宇部市F邸 基礎工事
 ベース、土間のコンクリートが打ち上がり、今回は立ち上がりのコンクリート打設となる。コンパクトながら、かなりの遠近感でその長さがわかる。東京などでは、こう言う設えが多いと思うが、地方でここまで厳しい敷地条件というのはそこまでは多くないので、狭小地の事例として、私自身ケーススタディーとしては大変力の入った仕事である。考えてみれば、マンションの間取りは極端に間口が狭くておく雪方向に長い場合が多い。そう考えれば甘えた事も言えないのである如何に快適な住まいに仕立て上げることが出来るか、これからが楽しみである。
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| 住まいづくりのヒント | 17:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口市Y邸 天井
 内装工事が始まった。先行して天井や梁を染めるので、まずは天井から仕上げていく。天井は今回もたちのよい針葉樹合板を張り上げていく。棟梁が何百枚という合板の中から、抜き節やあてのない表面の綺麗なものを果ていく。JASS認定のスタンプが今の時点では目立つが、ダークブラウンに仕上げていけば、ぼやけてそれもほとんど見えなくなってくる。また一興という所である。棟梁の息子、健太郎さんに、天井面を触って蒸れてないかと声をかけると、「全然です」と笑顔が返ってくる。それを聞いていてクライアントが「今日はそとカンカン照りですよ。楽しみだ」とつぶやかれる。これからの季節、通気層を伝った暖気は、棟換気から逃げていくがその部分に陽炎が経つほどになってくる。このラフな天井板一枚の奥には、それだけの断熱性能を確保するためにしかけが厚く必要という事なのである。
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| 住まいづくり報告 | 13:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
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