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住まいづくり報告 宇部市F邸 軸組工事
 骨組みの全貌がほぼ見えてきた。今回は間口が非常に狭く、奥行きが長い特殊な形をしているために間口方向の壁量が不足しがちで開口部と拮抗しながら工夫して筋交いを取っていくしいう設計になっている。面材に頼って壁量を確保するという方法もあるが、合板の耐久性を考えると、私はどうしても筋交いを取る方を選択してしまう。この中にスキップフロアを持つ2層の住空間を詰め込むことになっている。狭小地のプランとしては面白いプランとなっているので仕上がりが楽しみだ。
 外装が始まり、断熱工事が施されるとこう言う軸組は見えなくなってしまうが、こういう構造体も美しく施工されている事は、とても喜ばしい事である。丁寧な職人さんの仕事が光っている現場のひとつである。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 16:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 宇部市F邸金物取り付け
 先日上棟したF邸の工事が着々と進んでいる。間柱を入れ、所定の筋交いを入れ込み、計算値から出てきた補強金物を付けていく。日に日に建物がしっかりとしていくのがわかるのは、楽しいものだ。何十年とこの仕事をしているが、基礎から順番に組み上げていくひとつひとつの工程が確実に正確である工務店の仕事ほど、最終的な仕上がりも綺麗だし、維持という面においても他に長けているということが出来る。競争が激しい福岡では、安価に早くということの方が珍重されて、現場に行くと目を覆いたくなるほど汚かったり精度が悪かったりする現場に出くわすが、こちらでのそう言うストレスは皆無である。全ての基本は片付いている美しい現場という事である。骨組が固まれば、これから外装工事にと入っていく。クライアントも日々変化していく現場が楽しみで仕方ないようである。
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| 住まいづくり報告 | 11:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
ほんとうの住まいが建てたい。3
 材料と人材になかなか恵まれない状態にあって、社会的に「新築」がなかなか厳しい時代となり、庶民の夢の住まいづくりが現実のものから少しずつ遠のいている感すらある現状をいつもどうにかして変えたいと思っている。
 技術屋は、その探究心に終わりがない、一度こなした仕事でも、再び行う時は少しでも何かを向上させたいと思うものであるが、そのスピリッツにかける時代なのかもしれない。本来この国の国民は、潜在的にそう言う能力に長けていた筈だし、戦後の復興にはそう言う要素が大きく貢献した筈である。ところが、どこかでその成長が止まっている。森を育て、計画伐採による森林の健全化が図られ、マイスターと呼ばれる職人さんが育ち、良質のものが当たり前の価格で入手出来る社会は、もう来ないのだろうか。ただ、私は一人の人間がささやかなりにも自分の住まいを夢想し、その実現を目指す事が普通に出来る世の中こそが、社会の根底にある健全構造のバロメーターではないだろうかと思ったりするのである。
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| 住まいづくりのヒント | 07:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
ほんとうの住まいが建てたい。2
 第2には、人材の確保の難しさである。大工にしても左官にしても、いわゆる徒弟制度を正式に踏んだ職人さんの数が激減している。色々な方とお話していると本当に惨憺たるもので、頭数は何となくいても、真から職人という存在が希薄になってきている。私は大工さんの技量は、現場の美しさと使っている道具によってある程度判断する。鋸屑が吹き溜まっているなどという事がなく、革袋の名から並んではいっているノミなどがよく手入れされ磨いであればまず間違いないというものである。左官さんは、練り材のバケツが新品のように洗い清められている所は腕が良い。いい加減に洗ってペーストが付着したまま放置などしてあれば、堆積してとれなくなっている場合が多い。電気屋さんは現場での立ち居振る舞いが軽快で素人であるクライアントにも詳しく説明などしてくださる方は本物である。設備業者は給排水工事に関しては何とかなるとして、冷暖房工事に置いては最初から九州では育っていない。今の仮らがやっていることがあるとすれば、メーカーの機器をパッケージで買い、素人でもわかる模式図に従って取り付けて変えるだけである。アドリブをしてほしいと言ったり、メーカーと渡り歩いて新機軸を模索するなどという技量の方はとんとお目にかかった事がない。どう考えても、本物の職人鑽不足である。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 12:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
ほんとうの住まいが建てたい。1
 最近、色々な方と情報交換をしていく中で、徐々に住まいづくりが難しくなってきているのを痛感する。まず良く出るお話は材料がないという話だ。粗悪なものはなくはないし、諸外国から金にものを言わせて買いあさればなくもないのだろうが、地域のもので良質な適正価格のものが本当に品薄である。ご存知の通り、戦後の植林事業の杉檜偏重のおかげで、国産の広葉樹は本当に少ないし、杉檜にいたっても一般庶民が使うものの中で質が良く安価なものと言うとなかなか厳しいのである。堅木の良さは、木造住宅の言わば真骨頂で、軸構造材は別として、人の肌に触れる様々な部分に関しては、広葉樹を使い長年の使用で肌になじませていくような使い方がしたい。大工さんの刃物の切れ味も、そう言う部分にこそ本領を発揮してくる。そう言うものが段々入手困難になってきているのである。何でもかんでも、樹脂で固めたものやどうかすると木目をプリントしたシート状のものを貼り付けたようなものが出回って、いわゆるフェイク建材は日進月歩と言った感じであるが、何だか見るに付け物悲しい。本当に存在感が希薄なのである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 07:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
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