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結局だれが作るのか...。2
 メジャーなタレントがCMをしていて、名の通ったビルダーであるから、それだけで安心というのははっきり言って思考の停止だと述べた。言い過ぎかもしれないが、何だかそう言う感覚が、日本の住宅を薄っぺらなものにしてしまっている。経済も、政治も、何だか上っ面だけの薄っぺらい辻褄合わせでこんなことになってしまっているのではないだろうか。考えてみれば、誰が作ったのかも分からない住まいに大枚をはたくという感覚は、何処で出来たか分からない食材を過信して食したり、何処で作られたか分からない代物をただ安いからと安易に買う感覚と同根である。おそらくは、近年の日本が抱える深刻なゆがめられた価値観のほとんどが、こんな感覚から始まっているようでならないのである。もう少し足下に目をやって、表面のメジャーさではなくて、地元の良いものを掘り起こしてみたいものである。勿論勉強を怠り、旧態然と戦後のスクラップアンドビルドをまだ夢見る工務店や大工さんも沢山いる。その中で、キラリと光る、作り手に出会いたいものである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 17:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
結局だれが作るのか...。1
 地元の大工さんが、毎日現場にやってきて、ひとつひとつを組み上げていく住まいづくりならば、住まい手は現場に行けば作り手が見え、仕事の合間のお茶の時間にでも言葉を交わし、後々「この家はね、○○さんが建ててくださったんだよ」などと語り継がれていくものである。ただ、近年の住まいづくりではそうそう簡単に住まいづくりが住まい手に見えるという状態になっていない。
 ○○ホームでございますとスマートな対応の営業マンが窓口だったかと思うと現場には別人の強面の監督さんが待ち構えていて、少しでも設計変更など認めないという雰囲気を醸し出している。職人さんといえば、○○ホームからすれば孫請けひ孫請けは当たり前で、来月は○○ホームの仕事をしているかどうかも分からないという状態である。「○○ホームはテレビで有名人をテレビCMで起用しているくらいの会社だから、間違いないでしょ」という発想は全くの思考の停止である。しかしその思考停止の住まい手が案外多いのである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 07:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり...悲しい現実。4
 これから2020年までは、省エネ基準も改正されたもののいわゆる4等級ですら具体的に義務化されることはない。一見省エネ貢献をするかのように見える住宅販売のチラシ広告も、実は非常に眉唾なものが出回り始めている現実を、私などは深刻に感じてしまう。これからの10年でドイツなどは更なる省エネ化に国を挙げて突き進み、脱原発の堅持を実現していくのである。 国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」が発表した日本の報道の自由を示すランキングが、前年の22位から53位に急落した。3.11以降、日本の巨大マスメディアの迷走ぶりは余りにも電力会社優位で我々素人が見ても目に余るものがある。節操のない巨大メディアと販売重視で眉唾な宣伝広告を打つ住宅会社。虚ばかりで実が見えない社会で、本当に良いことをするというのは大変難しいことかもしれない。大きな力に埋もれてしまいそうだが、しかし、私たちは「個人」という意識で正しい選択を促していかなければならない。個人という意識では、福島を無視して原発を推進したり、過大な省エネ広告で販路を広げようなどという馬鹿げた発想は産まれない。何よりも私たちが作っているのは、個人の住まい手の快適な暮らしを守る「住まい」なのであるから。
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| 住まいづくりのヒント | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
東京出張...。5
 余談だが、住宅の見学のあとの帰りの電車で「素通りはないでしょ」という事で例のスカイツーリー下で途中下車。ただ、土曜日あることをすっかり忘れていたが、まあ人の多い事。ごった返す人、人、人。日本人、こんな事してて大丈夫か?などと心でつぶやきながら皆さんとそらまちを散策した。勿論整理券のために何時間も並んで、今度はのぼるために夕方まで暇をつぶすなどという事はする筈もなく、下から見上げるだけの私たち。真下から見上げると何となくその詳細のディテールが気になってしまう。「構造美」を全面に勝負するべきものとしてはクローズアップすると随所に私的におや?と思う部分も少なくなかった。日本人の美意識は、俯瞰で見るとそれなりに、クローズアップすると「実は凄いんです」という感覚の研ぎすまされたものをイメージするが、どことなく私にはそう言うものがなく圧倒的なスケールの迫力はあるが、どことなく大味な感じが否めなかった。いずれにしても余り高い所が得意でない私は生涯のぼることはないかもしれない。笑。ふと、日本人そのもののそう言う意識が、アメリカンナイズされて、少しずつ変化しつつあるのかもしれないなどと思ったりする。でも思い返し、そう言う細やかさこそ、日本人の良いところである。私のやるべき事は後者だなと妙に納得するのだった。
 食事をとり、帰る頃には青空が見えてきた。清々しい青空の色には、スカイツリーは映えて見える。今回の東京は私にまたたくさんの元気とこれからのヒントを与えてくれるものだった。強行軍でいささか疲れ気味ではあるが、妙に前のめりな自分である。
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| 住まいづくりのヒント | 11:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
東京出張...。4
 深夜まで続いた懇親会の翌日は、「図解エコハウス」でも紹介された軽井沢パッシブハウスの見学会の予定が組まれていたが、急遽それが中止になり、葛飾区で松尾理事が設計監修をしたセイズさんの高性能住宅の見学会となった。松尾理事から細かな説明があり、狭小の変形土地に随所に工夫をこらした住宅で、パッシブ基準をにらみながらも、予算や諸条件と格闘しながら、少しでも高性能をといつも戦っている我々には大変参考になった。この住宅は、南面の日射取得を難しい条件の中から確保しながら、冬は床下エアコンを深夜電力帯に稼動して暖房としている。夏は最上部にあるエアコンで冷房する。二重サッシとして昼間部に遮光ブラインドを配置したり、コーナーの小さな吹き抜けで上下の空気を通わせたりと細やかなテクニックが秀逸だった。熱心な皆さんの質問とともに瞬く間に時間は過ぎていく。軽井沢はいずれまたという事で、今回の所定の予定はこの見学会にて終了した。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
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