2013.02.28 Thursday
街並について...。6
魅力を感じる外国の街並には、教会と広場があり、通りに面して緑地と各戸のファサードがそれぞれ個性的な表情ながらもなにがしかの統一した法則の見え方で続いている。突出したこれでもかの見え方をするものはなく、時間という濾過が残したもので形成されている。
そこにあるものは何かと考えれば、そこにあるものは、地域の個性をもった「文化」ではないだろうか。きっとインスタントな哲学のない土木開発で映えられない空気感がそこにあるのではないかと思うのである。日本では、各地のニュータウンがもう「ニュー」ではなく、居住者の高齢化と建物の老朽化に残念な街並に変わり果てている場所が少なくない。代替わりをして次の世代が住めば良いが、それも叶わず転売も難しいという感じの住まいたちに、これからどう言う手法をもって対応して行くかというところが、これからの街並のためのひとつの道筋かもしれない。
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