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住まいづくり報告 周南市M邸 無事終了 2
 まず、坪数をミニマルにするためには、むやみに空間を切り刻まないということがポイントになります。一般的な住宅では、玄関ホール・廊・リビングとそれぞれにドアを設けて、暖房が効くようにと細かく仕切る事をしてしまいます。外皮性能が良い住まいでは、それと全く逆に、出来るだけ仕切らない方が屋内の温度を一定に保つにも都合が良いので開放的な空間構成が可能になるのである。勿論、プライバシーは守らなければならないので、全てをワンヴォリウムにする訳には行きません。人間の起居動作のパターンを利用して、視線を切る工夫を実践してその辺りの昨日を担保します。AVボードの向こう側に玄関がありますが、ドアを開け、たった位置からは、室内の限定したものしか見えないように工夫しています。ダイニングやキッチン、といれ、洗面コーナーへのアクセスなどは全て死角で処理しています。
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| 住まいづくり報告 | 11:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 周南市M邸 見学会無事終了
 去る28日(日)、山口県周南市のM邸の見学会が無事終了いたしました。いつものごとく、これから住まいづくりに取り組まれる方、既に私と住まいづくりを終えられた方、入り乱れての和やかでいい雰囲気の見学会でした。今回のM邸は平屋建て、一部ロフト付きの延べ坪25坪の住まいです。ご夫妻とまだ小さい子供さんの4人家族ですが、長い時間を住まいの時間スパンと考えて、やがてはご夫婦二人の終の住処になっていくと言うコンセプトの元に、出来るだけ対咲く豊かなヴェリウムにしようというお話でプランが進みました。見学者の方たちも、「えーこれで25坪?」「充分広い」と驚かれていました。勿論、視覚的にむやみに区切らない事や、視線の逃げ口とも言うべき演出は私なりにしていますが、やはりクライアントのぶれない合理的な発想がこの坪数を実現させたと言えるかもしれません。私が入れる珈琲で住まい談義が続きました。
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| 住まいづくり報告 | 09:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
GWの住まい探し考...。3
 スマートハウスとは、直訳すれば「賢い家」と言う事で、基本的にはエコでも省エネでもなんでもない。要は使っているエネルギーが指標化される事で、住人が賢く省エネに暮らすためのツールだよということである。付けたら省エネでもなんでもないが、そう言えば売れないら、何となくイメージ戦略的にはエコそのもののように喧伝される。太陽光パネルも、創エネのアイテムであり、厳格に言えば再生可能エネルギーを取得する道具である。省エネが先で、創エネは順番的にはそのあとだが、遮二無二全部を一緒にして売らんかなの営業トークも良くみかけられるようである。問題は電池パネルをあげて数字の辻褄合わせをして、省エネ性能がおろそかにされる弊害である。予算がないならパネルよりも先に断熱材であり、窓のスペックなのである。こんなことを語っても、営業マンは成績に繋がらないから、絶対に言わないのである。昨今とみにこの手の傾向が多く見られるのは嘆かわしい。しかも若き営業マンは良いことだと思って自信満々で罪の意識もなく売りまくる。上司の罪とは言えないだろうか。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 08:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
GWの住まい探し考...。2
 最近は、猫も杓子もエコ・省エネである。スマートだゼロエネだとその話題性がないと住まいが売れないのか、まあ凄まじいオンパレードである。20年来そう言う住まいづくりをして、どちらかというとお先棒を担いできたことも否めない私たちとしては、若干気がかりである。真実のみを喧伝する分においては問題ないのであるが、それが度を超えると罪である。先日も弊社へご相談のお客様がこんな事を言った。「○○ホームの営業マンが、うちの住まいは世界レベルで性能では日本一だと言ってました...」それはないわとスペックを見てみても、確かに他社よりは優位だが、世界レベルにはほど遠い。「とにかく自信満々で」とお客様の弁。おそらく営業マンが悪いのではない。そういう指導かなされているのである。ましてや彼らの世界は住宅ビルダーの世界が全て。個人の設計事務所がこつこつとパッシブ基準の住まいを創っているなどという事ははなからないのである。問題は、そのことのみを聞かされるお客様である。情報がそこで終わってしまえば、お客様は生涯世界レベルを知らないことになってしまう。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 06:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
GWの住まい探し考...。1
 いよいよGWが始まった。各地の各地の行楽地はこれからしばらくごった返すのではないだろうか。私の場合はというと、ゴールデンウィークとはならず、どうやら例年以上に増してGanbaranakereba WorkのGWになって通り過ぎてしまいそうである。行楽地でないにしても、やはりにぎわうのがビルダーのモデルルームが居並ぶ「住宅展示場」という奴だ。私はもうずっと以前、どんなものかと家族を連れていかにも一般ピープルと言う「擬態」をしたつもりで、様子伺いをしに行ったことがあるが、顔といい物腰といい板につきすぎて「擬態」が意味をなさず、「あのー、ご同業の方ですよね」と門前払いをくらいそれ以来伺った事がない。冗談のようなほんとうのお話である。その時の印象だが、ぱりっとスーツを着た営業マンや制服でにこやかに落ち矢田氏をするお姉さん、この時期イベントを開催している道々には露天などもあってちょっとしたおまつり騒ぎである。「夢のマイホーム」という言葉には似つかわしく、いかにも底にはバラ色の新生活が転がっているようだが、ふと考えると底には私たちのような立場の者は一切介在していない。いや、門前払いである。笑。底で繰り広げられる住まい談義がいかなるものか考えてみたい。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 08:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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