2013.06.30 Sunday
ちっちゃくつくる。1
やはり、世に言うバブルの時代は私たちの仕事も随分違っていた。戸だての規模も40〜50坪は当たり前て、ゆとりがあれば少しでも大きくというのが常道だった。私も随分大きな住いを造らせていただいたが、一抹の後ろめたさがなくもない。当時はまだ若くて、クライアントも随分目上の方が多かったから、それほど持論を展開して説き伏せるスキルも持ち合わせていなかった故に、ご希望通りの住まいになっているとはいうものの、その後15年、20年と経ってみるとその大きさを持て余しているご家族も少なくないのである。3.11以降の日本は、如何に消費エネルギーを少なくして今の暮らしを維持出来るかということが一命題となってきた。そういう意味では住いはコンパクトな方向へ進んでいるのである。(つづく)
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