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「住まい」ができること...。5
 一度建ちあがってしまえば無言な住まいが、住まい手に語ることは限りない。そのための準備を私たちは何かに取り付かれたように行う。住まいが実際に使われ始めるといなくなる私たちだからこそ、「それでよいか。本当に良いか。」と自問自答しているのである。
 様々な手法があるから、もっとライトなアプローチがあるかもしれない。しかし、どうしても私はこうなってしまう。住まいは無言だけれども、多弁である。またグラビアのワンシーンのように様になった瞬間だけではなく、限りなく羅列する住まい手の日常をともにする。自ずと住まい手に与える影響は大きいのである。例えばとるに足らない、意味のない時間を一番長く過ごすのが住まいとすれば、まさに住まい手との共生具合は他に類を見ないのである。住まいは住まい手と一心同体、そういうものを構築するという意味では、住まいづくりはあらゆる「if」を考察しながら、よりベターを選択して行くということなのかもしれない。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 07:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
「住まい」ができること...。4
 暮らしの器として、住まいができる事は少なくない。そのためには、我々のような立場の者が、住まい手に肉薄してその暮らしを細かく分析して一端咀嚼した上で再構築して行く必要があるのである。こちらの一方的な押しつけでも行けないし、また住まい手独自の主張だけではよい化学反応は起こらないのである。「こんな風になるとは思わなかったけど、きっとこれ」と言われるような住まいづくりをしたいのである。そうすれば住まい手は、それまでの暮らしよりもよりもフィット感のある住まいに守られ、活力にあふれ、素敵な時間を重ねて行く事が出来る。固定概念から開放し、少しだけ変化を取り入れながら、より良い暮らしを提案したい、そう思うのである。
 一言で書けば簡単であるが、これがなかなか難しい。そう簡単にそんな領域に達する事は難しい。住まい手と我々のマッチングと、熟考の果ての結果である。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 07:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
「住まい」ができること...。3
 いわゆる、注文住宅という住まい手の要望を100%満たすために聞き書きをしてそれを忠実に羅列するような手法は、まだビルダーさんの仕事である。我々が関わる必然性は、その奥にある潜在意識の中のニーズや、もっと長い時間スパンの中で住まい手が知らず知らずのうちに望んでいる事を引き出す作業こそが大変重要だと思ったりするのである。住まい手がそこを全て把握出来て、プロデュースすることが出来るのであれば、ご自身で手腕を振る事が一番望ましい。ごく稀に、プランが難航している最中に「言うように作ってくれればいいんだ」的な台詞が住まい手から出る時があるが、その時は完全なるミスマッチング、前進の前に共通意識の再確認の必要性が出てくる。この辺りが非常に難しい。逆に言えば、この辺りが旨く行き始めれば、面白いように物事が進んでくるのである。住まい空間のフィット感と、飽きのこない空間、何となくしっくりくる感覚の根源である。(つづく)JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 09:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
「住まい」ができること...。2
 お仕着せの、万人向けの空間を提供するならいざ知らず、いわゆる完全なオートクチュールとして住まい手の数だけある特殊解を摸索する作業は用意ではないが、その分難解な方程式を解いて行く作業はやりがいもあり、何よりお客様のフィット感が違ってくる。私に対しての最大級の褒め言葉は、「こんな風になるとは思わなかったが、結果的にこうなってみるとこれが一番しっくり来る。」というものであり、常にそこを目標としている。つまり、住まい手の想像の範疇を超えて、顕在、潜在的な両方のニーズにしっかりと応えているという事だから、一番望ましい形なのである。
 ともすると、カスタムオーダーとは住まい手に対するイエスマンとしてご要望を聞き書きしてすべてを満たすという事に終始してしまいそうだが、私の場合それは少し違うと思っている。長い時間スパンで考えた場合、それでは足りない事が多い。それは住まい手自身でも理解出来ていないからである。住まい手の要望の具現化であれば、私たちのような立場の人間は必要ない。忠実なビルダーが存在すれば良いのである。いわゆる注文住宅という奴だ。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 06:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
「住まい」ができること...。
 立て続けに上棟が続き、現場をかけずり回る日々だったが、一転、お待たせしているお客様の案件のプランニングに引きこもりパターンに入っている。こうなると、就寝は勿論、飲み食いもどちらかと言えば億劫になり、そのご家族の一挙一動を思い起こしながら思考する事に集中をしたく、電話やメールも負担である。ただ、動き続けている現場の要件も飛び込んでくるので完全にこもるわけにはいかないが、それでも多弁な外向型から一気に内向的になってくるのは確かである。
 とんでもないこの両極端な日々を行ったり来たりしながら、もう何十年も仕事をしてきているが、一体何がしたいかと言えば、「住まい」と言う器造りの中で、そこに住む「時間」の暖かさであったり、豊かさであったりを事前に埋め込んで行く作業だと言うことが出来るのかもしれないのである。リビングがここで、キッチンがこっちでと、間取りを決めて行く等という作業はそのごくごく一部なのである。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 08:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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