2014.02.28 Friday
九州での高性能住宅をつくるということ。3
いつの時代も、時流に乗ったと器用に擬態していき何でも商売のネタにしてしまう方たちのことは、それはそれで尊敬するが、こと住まいづくりに関しては、一旦建ってしまえばその住まいの時間スパンが長いだけに危惧の念を抱かないではいられない。哲学がないものの動きには、あっという間に亜流が存在し、その悪評が世の中を跋扈してあたかも本流であるかのような振る舞いをし始める。結局またしても住まいの質など上がらないままに時が過ぎて不良在庫が溜まるだけと言った感じてではやるせない。
明らかに、20年前よりは高性能住宅への理解と期待度は増し、私たちに取っては仕事がし易い時代になったが、この上っ滑りの部分で、被害に会う消費者が出なければ良いと願うばかりである。住まいは扱われる時間が長い。だから、時流に流され消費される対象で語るにはタブーである。九州という決して快適ではないが、死ぬほどではない気候は、省エネやエコで適当にごまかし、お茶を濁す事は比較的用意かもしれない。だからこそ、だからこそである。(つづく)
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