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髭が住まいを語る...。2
 お客様と向き合う時、住まい手がどんな住まいを望んでいるかということよりも、案外住まい手が「どんな暮らしをしたいのか」という視点でお話を進めていく方が焦点がずれてこない。なぜならば住まい手は、自分にとって一番良い住まいというものがどんなものであるかということが想像できていないことがあるからである。住まい手のキャパの範疇でその答えを導きだすと、よく見る郊外の総合住宅展示場の域を超えないで、安直な答えを導きだしてしまうかもしれない。であれば、髭に住まいなど頼まれないのである。どんな暮らしをしたいかがわからないと言われれば、それは私の仕事の域を超える。もしかすると、導きだすために一緒に飲んだり語ったり、遊んだり、はたまた学んだりしなければならないのかもしれないのだが、本来それは個々、個人の問題である。ただ、私は住まいづくりを生業として25年以上経ち、最近ではそんなことすら住まいづくりには重要だと思えてきたりする。暮らしに心情がにじみ出ているような方の住まいはわかりやすく、それが見えない方の住まいはなかなかまとまらない。日々、私の迷走は続くのである。
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| 住まいづくりのヒント | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
髭が住まいを語る...。1
 「住めば都」という言葉がある。どんな住まいでも、住み慣れれば、自然となじみ、そこが自分にとっての都になるということである。日本人の適応能力と元来の慎ましやかさは、良い特徴として取り上げられてしかるべきだ。ただ、作り手としては、そこに決して甘えてはいけないなと思ったりする。おおよそ的外れな住まいづくりをしても、住まい手の寛容な適応能力で住みこなしてくれるとしたら、こんなにも申し訳ないことはないからである。そこに、作り手のわがままな御都合主義があったり、自己顕示のエゴが見え隠れしたらいけないなと思ったりするのである。オープンハウスに私が手がけた住まいのパネルと模型が並ぶ。二つとして、似かよったものがないのは、いつも向かう住まい手がそれぞれ違うからだ。眺め、お客様と語りながら自分をよく戒めるのである。
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| 住まいづくりのヒント | 08:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 東区H邸完成間近
 かねてより工事を進めておりましたH邸が完成に近づいています。上下ツートンの外装もほぼ仕上がり、内部でも仕上げ工事が急ピッチで進められています。かつて私たちが九州で高性能住宅を始めた頃のクライアントの甥御さんご家族で、高断熱の暖かさや、輻射暖房の快適性を熟知しているご家族だけに、私たちも気が抜けません。考えてみると、当時は内外部左官仕上げが当たり前で、樹脂サッシの普及がなかったころは今以上に木製サッシを使っていました。時流とはいえ、今はずいぶん端折っている感じが否めません。今回は妥協をせず、細繊維高性能グラスウールで軸間断熱、ザバーンで内ばりで気密をとりました。C値は0.189、想定Q値は1.3程度です。福岡パッシブハウスを一緒に作り上げた職人さんたちのおかげで、かつてではなし得なかった性能をご提供できそうです。今回は、旧知の北海道の木製サッシメーカーからアルミグラッドの高性能サッシを取り寄せ、ヒートポンプボイラーによる輻射暖房を実現します。こうなると、我々も俄然やる気が出る仕様になります。なんとか普及タイプでこれを実現できる方法論を構築したいものです。内部では、左官仕上げが着々と進んでいます。材料、職人さんが完全に枯渇してパニック状態の業界では、すべてがユニット化して現地では組み込むだけの住まいづくりが横行しています。そんな中で、あえてこういう仕事は苦難続きですが、やはり仕上がってくると全然違う。こういう仕事を当たり前にしていきたいものです。
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| 住まいづくりのヒント | 09:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 太宰府M邸 ボイド
 子供スペースの北面には、東側の矩形の窓から淡い朝日が入るボイドがあります。この下は玄関ホール。訪問者が誰か玄関に現れると、ここから下が見下ろせるというしつらえです。ほんの少しの筒状の空間なのですが、毎朝、玄関ホールを淡い明かりで満たしてくれるし、2階の空間から階下の空気感を何となく共有することができます。階段ホールやリビングの吹き抜けと対になって、上下階の空気を平均化してくれます。一見無駄と言えば無駄なのですが、こういう空間の効果こそが、住まいを豊かなものにするか、つまらないものにするかの境目だったりするのです。第一、玄関で物音がすると、いの一番に反応してこの手すり壁にぶら下がる子供たちが見えるようです。右手の朝日が入るはめ殺しの窓は、外側も玄関ポーチの深い庇の内側にあるので、頻繁にお掃除をしなくても汚れない場所に取り付けてあります。昼間は全天光を、夜はブラケットの明かりを上下階で共有し、音と空気を循環させる小さな贅沢になりました。
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| 住まいづくりのヒント | 09:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 太宰府M邸 子供スペース
 2階に上がり、書架のある廊下を進むと、大きな空間が子供スペースです。二人の子供さんはまだ小さいので、しばらくは2段ベッドと遊び場スペースくらいでもよいのかもしれません。やがて二人分に家具などで仕切って使えるように窓やコンセント、照明器具の位置などを配置しています。そして子供がやがて巣立てば、またこの状態に戻ればよいのです。ご夫婦の趣味のスペースとしてでも、第2リビングとしてでも使えるかもしれません。とにかく住まいは、息長く、家族の成長や変遷に追随して、いつまでも使われ続けなければなりません。そういう意味では、柔軟性は重要です。格子窓の向こうはリビングにつながる吹き抜け、お母さんが、「ご飯よ」と声をかけます。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくり報告 | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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