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名もなきスペース...。1
 お打ち合わせをしていて、たまに「ここは何の部屋ですか?」「ここは?」とやっていて説明に困ることがあります。「溜まり」とか「ゆとり」とか、「ここで一息ついて...」などとしどろもどろで返答しているとお客様も何だか要領を得ない感じです。考えてみれば、いちいち間取り図に部屋名をつけていくと、私の場合、時々困ることがあります。一般的に○○LDKとやられると、そこに当てはまらない部分が多々あるからです。あえて余程のことでないと間仕切りを用いて仕切らないように考えていくと、気がつけば部屋とも何ともつかない部分も出てきます。その部分は時折暮らしのゆとりとなって、住まい手たちに「ここに座ってみて」とか「実はこの窓からいい風入るんです」などと語りかけることがあるんです。もちろん、無駄があってもいけないし限られた予算の中で豊かさを表していくのは大変ですが、そういう部分は案外暮らし始めてから効いてくる部分といえるかもしれません。問題は、お打ち合わせ中はご説明のしようがないその部分に、どう名前を付けるかで、あえなく却下などされて「ここ無駄ですよね」などとなると少々トホホな結果となります。笑。まあ、この辺りの間合いが互いにわかるようになるまでお打ち合わせを詰めていくことが大切なんですけどね。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 11:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
さて梅雨と夏がやってくる...。6
 この稿を書き進めていくうちにも、日々最高温度は更新して、いよいよ夏がくるなという感じである。夏の間に、室内で熱中症でお亡くなりになるお年寄りのお話がニュースになることがあるが、冬のお風呂矢トイレでのヒートショックとともに、悲惨な日本の住まいの現状を表す悲惨な事例と言わざるを得ません。
 かつて日本人は、気候風土をうまく生き抜く「知恵」を持っていました。よくよく調べていくと、単純な精神論ではなく、快適とは言いがたくとも暖をとったり涼を感じたりする知恵として、放射や気化熱をうまく使っていたことは自明のことなのです。それが近年、精神論ばかりが残って、知恵が物理の応用だということを忘れてしまっているのが方策を持たない住まい作りの実態だということが出来ます。新しい技術のようですが、実は素直に考えれば道理にかなった発想であるパッシブデザイン。各地でその応用が拡大することを祈ってやみません。かつてのお客様が、ひと梅雨をすぎて「今年は梅雨を忘れていた」と言われたのが忘れられません。
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| 住まいづくりのヒント | 09:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
さて梅雨と夏がやってくる...。5
 スカスカで熱の防御が出来ない性能の住まいで、いくら効率の良いエアコンを使い続けたところで、快適な室内にはならないし、エネルギーロスが膨大なことは既に述べました。ただ、ここに陥ったまま、動けない方が案外たくさんおられます。密閉イメージはいやだから、スカスカの家がいいんだ。空気が内外で行き来してその方がいいんだ。と言いながら、この季節になると閉め切ってエアコンをかけ続ける。効かない。快適にならない。自己矛盾です。この積み重ねだけでも、全体としてはどれほどのエネルギーロスがあるかと思えば深刻ですが、熱を基本的な物理現象だと考えれば、この辺りの自己矛盾は瞬時に氷解していくように思えます。考えてみれば、気候豊かで、打ち水や風鈴程度で涼を得ていた幸福な時間が、日本人には長過ぎたのかもしれません。我々は精神的なものは受け継ぎましたが、都市での生活では、あまりにも環境が違うことを知らなければならないのです。
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| 住まいづくり報告 | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
さて梅雨と夏がやってくる...。4
 これからおそらく例年のごとく、「観測史上初」という言葉が何度も踊り、「猛暑」という言葉が聞き飽きるくらい繰り返されます。異常気象とばかりも言っていられない最近ですが、住まいにおいても対応をしなければ、住まい手の健康被害は深刻なものがあります。家の中にいて熱中症で命を落とされるなどということが現実に起きているのです。特にお年寄りや子供さんなどはダメージも大きいのだと思います。そこまではいかないまでも、「これからの季節は暑くて2階には上がれない」というお話は良く聞きます。やはりこれも住まいの性能不足なのです。断熱・気密などと言うと密閉されて息苦しいという印象を持たれて反発される方もまだおられますが、そもそもそんな性能の住まいにどれほど強力なエアコンを設備したところで、効果は得にくく、なおかつエネルギーロスが膨大であることは自明だと思います。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 08:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
さて梅雨と夏がやってくる...。3
 福岡の梅雨も案外過酷な環境です。皮膚に絡み付くようなねっとりジメジメの空気が、体力を奪い取ってしまう感じで不快指数はピークに達します。こんな時期に自然通風をしたところで何が変わる訳ではありません。外皮性能の良い住まいは、一旦外部から室内環境を切り分けて、除湿や温度調整をして整えることが出来るメリットがあります。また、最近は真夏の日中に35℃を超える日もままあります。体温と変わらないところまで気温が上がるのですから、室内はそれなりにエネルギーを使って温度調整をする必要があります。ただ、出来うる限り小さなエネルギーでという方向性からすれば、外皮性能の向上は必須条件と言えるのです。「断熱」はなんだか寒い国の技術だと言う先入観がつきまといますが、暑い湿度の高いエリアでも有効な技術であることを普及しなければなりません。
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| 住まいづくりのヒント | 09:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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