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人のご縁は不思議なもので...。2
 考えてみれば、今、私が何だか忙しくさせていただいているお仕事のほとんどは、何らかの部分で以前お仕事をさせていただいたお客様とのご縁からです。何の基盤もないところで、いきなり開所した当時は、仕事はどうしたら来るんだろうとほおづえついて電話の前で半年待ったものでした。見るに見かねて知人から、下請けの仕事をいただいたり、その仕事のご縁で仕事をしたりと徐々に何とか食べれるようになったものです。今なら絶対にそんないい加減な独立はしないのですが、若さというものは向こう見ずなものです。笑。
 先日仕上がった住まいは、もう十何年もご親戚の住まいのメンテナンス相談を受けていたご縁だし、来春開所予定の障がい児のための「放課後等デイサービスセンター」の計画は、15年前に建てさせていただいた住まいが新聞取材を受けた事がご縁になります。当時も無垢の木を使い、少しでも温熱的に住まい手に優しい住まいを普及させたいとお受けした取材でしたが、福岡中の有名どころの建築家先生総嘗めの特集記事の中で、私の号が印象的だったと言っていただいてのオファーでした。時代が少しずつ追いかけてきて、今は当たり前になってきましたが、当時私は奇人変人の部類だったかもしれません。笑。おかげさまを思えば、奇人変人でも変わらないという事は大切かもしれません。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 09:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
人のご縁は不思議なもので...。1
 人のご縁と言うものは不思議なもので、20年以上もこんな事をしていると、様々な人のご縁が縦横無尽に行き交って、バイパス回路をつくり面白い事が多々あります。その度に、いろいろな方にご支援をいただいて自分があるなあと思ったりします。
 先日も20年近く前に福岡の郊外でお仕事をさせていただいたお客様から、久しぶりにご連絡がありました。こういうご連絡のときは私が生み出したものの不具合かなにかと一瞬ドキッとするのですが、ご夫妻はお仕事の都合で現在は鹿児島に赴任中、内容はその赴任先にて私の仕事を見つけたというものでした。確かにお客様と同じ頃、鹿児島にて2棟ほど建てさせていただいていて、市内のベッドタウンにたたずむその住まいを散歩の途中で発見、絶対にそうだなどとご夫妻で言い合いながらご連絡をされたのだと思います。外観や窓に特徴があるからということ。懐かしむようなメールはありがたいものでした。「悪い事は出来ませんねー」とメールを返し、旧交を温める機会をいただきました。この二組のクライアントは縁もゆかりもない方達ですが、私という存在がそれをシンクロさせている。そこに髭がある限り、何らかの痕跡が残っていく事は仕方ないのですが、やはり責任の重たい仕事だなと思った瞬間でした。
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| 住まいづくりのヒント | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まい空間の光と影...。6
  すべてを白日の下に晒すという近年のこの国の風潮は、蛍光灯文化に象徴されるのですが、その事によって失ってきた感性も多いのではないかと思ったりします。例えば、目のためにとこうこうと明るい蛍光灯の下でする読書は目のためには良いもののある意味無味乾燥に思えて、薄暗い深夜の空間で柔らかく灯ったスタンドの明かりの下で小説に没頭する方が極上の味わいがあったりするところが人間の情緒に訴える部分だったりします。薄暗いところに少し怖さを感じた子どもの頃の感覚を取り戻さないと、現代人は傍若無人、あまりにもふてぶてしいようにも思えてしまうのは私だけでしょうか。安らぐ場所は、薄暗い場所にホッとともる明かりです。ギラギラとした太陽の下に出来る小さな木陰です。明暗というか、メリハリというか、住まい空間にもそれぞれの役割によって、光と影の部分をバランスよく持つ事が大切だと思います。
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| 住まいづくりのヒント | 09:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まい空間の光と影...。5
 そもそもが、壁のない住まいに住み、壁に窓をうがつという事に慣れていない日本人が、窓の扱いが不得手なことは仕方ない事かもしれません。また多雨な気候にあって、深く軒をのばしたときに覆い被さるような屋根形状は、住まい空間の中に明暗をつくりました。軒先は日差しが差し込み明るいのだけど、奥に行くほど暗くなる。明暗です。「晴れと褻(け)」という言葉がありますが、晴れがましい公的な部分と内面的な私的な部分を感性で使い分ける文化はこういう部分からくるのかもしれません。住まいの中にもたくさんの明暗があり、昔は薄暗いトイレや、納戸などは子どもには少し薄気味悪く怖い空間でした。蛍光灯文化はそういう部分を完全になくしてしまいました。便利なようで、実はそれと同時に、日本人の繊細な感性や文化すらも、色あせさせてしまったような気さえします。太陽光の取り入れ方も、そういう意味では時間を感じるメリハリが必要だし、照明に関しても夜は漆黒の闇が基準であり、その上で灯る明かりであるということを再認識するべきだと思います。くつろぎ、明日への鋭気を養うための住まいとは、そう言うものだと思ったりします。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 11:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まい空間の光と影...。4
 蛍光灯で24時間なんだかただ明るいという空間は、私たちの体内時計に少なからず悪影響を及ぼすのではないかという事が想像されます。私などは、夜中のコンビニのまぶしさは、何よりも不快な空間なのですが、戦後の日本の住まいの中にもこういう傾向は大きかったように思います。明るさが、生活レベルのような価値観がどこかにあったのかもしれません。20年くらい前は、私が照明計画をするとよく「暗い」とご指摘を受ける事が多かったのですが、最近はずいぶん認識も変わって、そう言われる事も少なくなったように思います。白々と明るいという事が良い事ではないという感覚が、海外旅行なども気軽にできるようになった世代くらいから浸透してきているのかもしれません。必要な明るさというものはありますが、面で白々と明るい事は、必ずしも快適なものではないのです。「しらける」という言葉がありますが、まさに高度成長期の蛍光灯文化の日本はこの言葉に突き進むプロセスだったように思います。結果、本来「闇」の部分であるべきものまですべてを白々とあらわにして、ぎくしゃくした一億総しらけ社会になってしまいました。少し、抑揚をつけた望ましい明るさにしていくべきだと思います。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 08:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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