2014.09.30 Tuesday
東北出張にて...。2
西方アトリエ、臥竜山の家と、大変有意義な見学会を体験させていただいた私たちは、能代市中心部にある旧料亭「金勇(かねゆう)」に場所を移しての意見交換会となりました。この「金勇」は、秋田杉という銘木を豊富に生産した土地柄、大きな商いをした旦那集の会員制の料亭だった場所で、現在は国の指定文化財として公開されている施設だそうです。先人の匠たちが技を競った痕跡が至る所にちりばめられている名建築と言えるかもしれません。現在のかたちに整ったのは昭和12年という事ですが、銘木も潤沢にあった時代の仕事として、今再現したくても出来ないものなだけに建築の世界の端くれにいる者としては限りないあこがれを感じるものでした。普段は許可されていないそうですが、新住協秋田支部の粋な計らいで、この場所での懇親会となります。大広間に座布団で着席と、暖かい雰囲気の中、西方先生、先生の施工を司っている池田社長、そして私たちPHJの森代表、松尾理事が登壇され、まずは将来展望等をそれぞれ語られました。その後は聴衆も交えてのフリートーク、質問が上がると誰かが答えるという和やかな意見交換会となりました。西方先生曰く、「秋田の人は懇親会でお酒が入るとよく喋る」とお座敷を変えての
懇親会では、地元のおいしいお料理に舌鼓を打ちながら、大いに盛り上がりました。先生の予言通り、笑、澄み切った本当においしい地酒の助けもあり、新住協秋田支部の皆様、PHJの有志がそこここで名刺交換か始まり、まずは一献とお酌をし合う愉しい時間でした。同じ志を持つ者同士、普段のテリトリーでも重なる部分は多く、思わぬところで同じ知人の話しが出たり、と愉しいものでした。少しずつでも垣根を越えて、情報交換をし、レベルアップを図りたいという皆さんの意思がとても素直に感じられる良い空気感の会となりました。
懇親会の後、各団体混在して能代の夜に繰り出す方達も大勢いたようです。私たちは、翌日の紫波町で行われる「省エネ建築診断士セミナー」の準備に、岩手県紫波町まで3時間の車を飛ばしました。(つづく)
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