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居場所の構築...。1
 毎日のように様々なお客様とどんな住まいをご所望かという話しをしていて、ぶれないために私が常に頭のどこかに置き続けている事は、その住まい手がどんなくらしをしたいかという事です。人間に取って「幸福」とはある水準の確保という意味では均一ですが、それ以上の事になると全て個々に個性的だと言えます。全てを効率的に無駄なく、加速するように時間を過ごす事にこだわられる方もいらっしゃれば、時として減速し、ゆっくりとそこに立ち止まり、噛み締め味わうように時を過ごしたいという方もおられます。いずれも正解で、ご本人にとってしっくりときていれば、そうなるような空間づくりをして行く事になります。ただ、家族という複数人数でそれに個体差があれば、ここもバランスを考えていかなければならないし、そのニュアンスをプランの中に織り込んで行くために、何度もお打ち合わせを繰り返して行くという事になります。器に人間が合わせるということは、既成の建て売りなどにはある事ですが、少なくとも私たちにオーダーを頂く住まい手の皆さんにはもっとフィット感を味わってほしいというものです。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 09:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口市H邸着工
 山口市内で新しいプロジェクトが始まりました。昨年来計画を温めて準備をしていたH邸は、ご夫妻と二人の男の子のための住まいです。周囲は建て込んだ住宅街の小高い旗竿型の大きな敷地に方位を意識した配置で、前面に2台分のインナーガレージ付きの瀟洒な邸宅です。各室の窓から切り取られる庭の見え方をかなり意識的に演出する予定になっています。今回は山口案件で初となる木製サッシが採用できました。大きなヘーベシーベがリビングに2台入ります。山口のM工務店とのお仕事もここ数年で二桁の大台に乗ってきました。いつも感心する基礎屋さんは、弊社の図面の角度通りに基礎底版の目留めのクラッシャーランを整形して防湿シートをピンと張りと余念かありません。これから引き続き往復4時間の現場通いが続きます。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくり報告 | 08:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
語らない断熱...。6
 さて、最終稿です。語らないはずの断熱を随分語りました。要するに単純明快に理解すれば、その必要性は明らかであり、四季を通じて様々な外気温が存在するこの国において、人間が快適に暮らす住まいには、その変化を和らげる、あるいはその変化に揺さぶられない室温をキープできる断熱性能が必要だという事なのです。暑い寒いという、快適気温を軸にしたプラスマイナスは温度差という意味では条件に替わりはありません。つまり、暑くても寒くても断熱性能は有効に働くのです。「九州は温暖地=断熱性能はそこそこ出よい」という論法は全く成り立ちません。問題は、快適な室内気温と想定される外気温の温度差の巾によって断熱性能を想定するべきなのです。温度差をキープできれば、冷暖房による消費エネルギーを減らす事が可能になります。夏はこれに窓からの日射遮蔽、冬は日射取得などを考慮します。この配慮でさらに小さくなる、地域の気候風土に準じてこういうことを配慮して行く設計手法をパッシブデザインといいます。私たちは、既にこの手法を持っています。
 特に何も語らずに、快適な住まいの室内環境を整えるための必須条件として、住まい手には特にはなにも語らずに、相応の断熱はしていきたいと思うのです。当然の事として、語るべくもない時代がくる事を切に望みます。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 02:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
語らない断熱...。5
 人間は言葉の刷り込みに大きな影響を受けます。関東以西では、断熱と言えば冬にダウンジャケットを着込むようなイメージがつきまとい、暖かいエリアだからそこまではいらないという話しになってしまう。国の基準ですらそう言う感覚でエリア分けしているから惑わされるのです。本当はん現に取って快適領域の温度をキープするための断熱ですから、冬はもちろん保温するし、夏は保冷をするテクニックだと言えば分かりやすいかもしれません。例えば北海道は冬の保温の貢献度が確かに大きいかもしれませんが、温暖地に行くほど夏の保冷の貢献もしてくれる。総じて冷暖房負荷が減るという話しなのです。「でも夏にダウンは着込まないだろう」と言われるかもしれませんが、住まいの場合ここがオーバーヒートという懸念です。確かに、内部発熱を逃がす機能がなければオーバーヒートします。20年以上前の高断熱高気密住宅の中で、北方仕様のものをそのまま持ち込んできた温暖地の住宅は確かに日射遮蔽や換気が稚拙でオーバーヒートしました。しかしそれは、断熱を手加減して解決するお話ではないのです。薄着をすれば夏はしのげるというのであれば、それはそれで良いのですが、少なからずエアコンを使い人工的に温度を作らなければしのげない夏には、やはり断熱が必要なのです。この辺りが整理できてくると、自然に「断熱」の必要性が理解できてきます。(つづく)
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| - | 08:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
語らない断熱...。4
 素直に考えれば、寒い冬の日に風呂から上がりぶるっと来たら、裸のまま突然ストーブにくべる薪とマッチを探したり、エアコンのリモコンを探そうとする人がいるはずもなく、普通に考えればまずは濡れた身体を拭き、何かを着込むのが模範解答なのではないでしょうか。ここに、お手軽さやコスパを四の五の言う隙間はなく、誰でもそうすると思うのですが、こと住まいとなると何やらより複雑に考えがちで、ハリボテの紙の器にハイテク機器をベタベタくっつけるような事が頻繁に行われていたりします。何よりも先に、身体の水気をぬぐい去り、衣服を重ね着する本能的な行動と同じように、内外の温度差から身を守るために断熱をする。その感覚が必要です。温暖地では断熱を「厚着」ととらえる向きがあって、寒さ対策だと理解してしまうとそのさじ加減が中途半端なものになってしまいます。正確には、断熱は内外の温度差をキープするという意味では暑さも寒さにも有効です。夏、厚着をすれば暑くなるのは、自らの身体で発熱し内側の温度を上げているエネルギーを逃がす術がないからで、これと断熱は別次元の話しなのです。感覚的に分かれば、断熱を拒む理由はなくなり、語らずとも住まいづくりには必須のこととなってくるのです。(つづく)
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| 住まいづくりのヒント | 08:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
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