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眉に唾してエコ・省エネ住宅...。4
 最近思うのは、社会のインフラとか、国の仕組みとか、政治やマクロな経済などと言う、かつては不同で我々にはどうしようもないと思っていた諸々の事が、はなはだ怪しい子供染みたものに見える時があるという事です。
 「エコ」だ「省エネ」だという言葉も、私たち一人一人の想いとは裏腹に、簡単に消費されてしまいそうで心配です。何かに迷えば、なるべくシンプルに、子どものように考えるのが得策だと私などはよく思います。省エネは、消費エネルギーをなるべく省くのですから、太陽光発電という再生エネルギーの創エネの前の段階です。シンプルなくらしと、温熱に高性能な住まいで実現します。「高性能」といえば、ハイテク技術や太陽光とイメージ先行でなってしまいますが、これもまた全くの別問題、高性能なのは、気密・断熱レベルであって、材料と工法の成果と暮らし方で得られるものなのです。
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| 住まいづくりのヒント | 11:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
眉に唾してエコ・省エネ住宅...。3
  太陽光電池パネルを豪勢にあげて、売電価格で光熱費を賄い、さらには住宅ローンの負担すら捻出してしまう夢のような住まいが、お財布に優しいエコ住宅だなどと宣伝しまくっているメーカーもありましたが、「エコ」だ「スマート」だという言葉がここでも手垢に塗れてしまい、それも昨今の売電価格の瓦解とともに詐欺まがいの商法に転落してしまいました。
 本当のエコは、消費エネルギーを少しでも減らす事、持続可能な仕組みを作る事にあります。ダダ漏れの器にどんなハイテク機材を投入したところで、ダダ漏れである事は変わらないのです。だれが、お気に入りの珈琲カップの底に穴があいているのに、そのカップを放置したまま高額な珈琲サーバーに投資する人がいるでしょうか。でも案外日本人は、そんな事ばかりしているのです。本当のエコ省エネは、既存の消費社会の中ではしばしばゆがめられて本質が見えなくなってしまっています。本当はもっと根源的であり、個人的な思いから始まるものだと思ったりします。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 08:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
眉に唾してエコ・省エネ住宅...。2
 子どもにも説明がつくように考えれば、どう考えても既成のインフラである巨大電力会社が、個々に再生エネルギーを創造する事を推奨するはずもなく、大量に養殖魚を売りさばいている魚屋が、天然魚を推奨しているかのようなもので、どうせ自分たちのテリトリーを侵すほどには成長するまいというスタンスで、エコなどとはほど遠い発想であることは自明なことなのです。現実に再生エネルギーの分野の成長著しい昨今では、売買電をはしごを外すように渋ってみたり、自由化を前に再生エネルギーの電力売買にも原子力の廃炉コストを負担させるという何とも理不尽なことをヌケヌケと政治で決めてしまうのですから、ようやく本性むき出しと言った感じです。どこか経済という刹那的な価値基準の中で、私たちは時々目くらましをあびて、エコだかエゴだか分からない世界へ引きずり込まれる危険もあります。そう言う意味では、既存の既得権益の構造の一旦である大企業や国にこの事を委ねきってしまう事自体が、そもそも無理のある事なのかもしれません。変えたくない人々と変えるのは容易ではないのです。
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| 住まいづくりのヒント | 06:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
眉に唾してエコ・省エネ住宅...。1
   改正省エネもいよいよ実行段階に入って、住宅業界は「エコ・省エネ」のかけ声もさらに声高になってきました。これをチャンスにと力が入るのも分からないではありません。決して悪い事ではないのですが、一時的な興奮状態の中では、かなり怪しい紛い物も多く含まれて、消費者の皆さんはそれを用心深く選択していかなければならないという現実があります。悲しい事ですが、巨大マスメディアはしばしば大切なキーワードを無頓着に消費させて、手垢に塗れた大切な言葉はやがて旬を終えると廃れてしまうという現実は、長年淡々と取り組んでいる私たちには口惜しいものがあります。近年問題になっている電力会社の売買電の拒絶は、大量の電池パネルを屋根に乗せて売電価格で住宅ローンを相殺する、あざとい手法の問題点を露呈させました。実はそんなものエコでも省エネでも何でもなかったのです。ただの普通の家に社会の仕組みの中での一過性の経済メリットを付加設備しただけの住まいで、こうなってみると、原子力あり、余剰電力あり、大電力会社の仕組みありのエコ・省エネなどそもそもおかしいという事に気付かされます。JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 09:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
(社)パッシブハウスジャパン九州支部第2回勉強会「福岡パッシブハウス見学会」
 去る2月20日、PHJ(パッシブハウスジャパン)九州支部では年間の勉強会の第2回として「福岡パッシブハウス」の見学会と3年間に渡る実測データの報告会を行いました。「福岡パッシブハウス」は【図解エコハウス】竹内政義・森みわ共著(X-Knowledre刊)でも紹介されている森代表と弊社の共同設計のパッシブハウスで、国内認定3棟目のパッシブハウスです。当日は予定を上回り、30人あまりが現地を訪れました。中にはお問い合わせを頂き、インドネシアからの留学生の方もおられました。オーナーご夫妻もお迎えしてくださる中、続々と見学者が押し寄せ、いささか怯みましたが、その中のお一人が「今暖房は...?」との質問に「今日は暖かいから朝から入っていません」とのオーナーのさりげない一言。皆さんその一言に一斉に二度見状態が感動的でした。当日はたまたま快晴のあたたかな日でしたが、それでも無暖房は感動ものです。ひとしきり、熱交換型換気システムやドイツ製の木製気密サッシなどを見ていただいて、場所を座学の会場に移しました。福岡パッシブハウスは、折しもあの3.11の前日に起工式を迎えたドラマチックな逸話を沢山持つパッシブハウスです。私と森代表は当日このパッシブハウスのプレカット工場の視察で宮崎を訪れていて津波のサイレンに避難しました。幸い何もありませんでしたが、そのご材料供給が滞ったり大変でした。敷地は城南区の古い住宅街の中あり、既に建て込んでしまっている土地の中で。パッシブデザインとしての窓の向きや、開放的な内部空間の構成はなかなか難しい案件だったのです。後々のパッシブハウスでは開放的な吹き抜けを大きく作り上下温度差の解消などを見込んでいますが、それも厳しい部分が多々ありました。調査結果は2階にLDKがある事、上下階の吹き抜けが小さい事などを良く表していて、高性能な住まいならではのこの後の課題や、工夫点などの発見もありました。マグイゾベール長屋さんの解説、コンスタンさんのデータ報告の後に、私も建設当時の事を思い出しながら少しお話をさせていただきました。プロ集団の勉強会らしく、かなり細かな質疑も飛び交い、充実した勉強会となりました。3年前に、既に福岡に認定パッシブハウスがあるという事で、九州のお仲間は心強く思ってくださったと思います。勉強会の後は、博多の夜です。参加者の皆さんと楽しい歓談の時間を持ちました。皆さんやはり刺激になったようで、今後九州支部としてもっと頻度を上げて勉強会をしたいという意見も聞かれました。支部リーダーとして、出来る限りお応えして行きたいと思います。皆さんの熱気が暖房装置となるくらいの性能の住まいが、案外寒いこの九州でも、もっともっと普及して行く事が望まれます。ご協力いただきました関係者の皆様には、心から御礼を申し上げます。これから九州支部も本格始動です。
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| 住まいづくりのヒント | 08:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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