CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2015 >>
SEO対策
解析
MOBILE
qrcode
ARCHIVES
CATEGORIES
やさしい時間...。1
 何だか今の日本人、ピリピリしてる。そんな事をよく思います。ひとの質問が待ちきれずに野次を飛ばす一国の幼稚な総理の姿を、まさか自分の人生で見るとは思ってもいませんでしたが、上から順にこうですから、下々の私たちの暮らしにも少なからず苛立ちのような安らがない空気感がまとわりつきます。
 良く「負の連鎖」という言葉を使いますが、昨今はまさにその連続ではないでしょうか。色々難しい事ばかりの世相ですが、ベースとして人の心の中がそんなもので占領されてしまっている状態では、いい知恵も出てこないと私などは思います。立ち止まり、時にはうずくまり、お茶でもし、気分を変えて、空を見上げて、深呼吸して、当たり前のそんな事ができなくなってしまっている。結構危なっかしい状態だと思うのです。70年間突っ走った日本人は、一見豊かになり、表面は先進国の仲間入りをしました。ただ、本当に心身ともに満たされた暮らしをしているかというとはなはだ疑問です。そもそも人間などというものは了見の狭いもので、そんなゆとりの無い状態では隣人に優しい言葉の一つもかけるゆとりなど生まれないもの。ピリピリギスギスは連鎖してつのるのだと思います。
 何かをきっかけとして、この連鎖を止めたいといつも思うのですが、自らの生業の中で、それをどう取り組んで行くかということが、大切だと思います。(つづく)
JUGEMテーマ:建築
◆読まれたらココをポチッとお願いします!→にほんブログ村 デザインブログへ ←ここですよ!
※あなたのPC・スマホからのワンクリックが励みです。笑
 ←ここも!ここも!
| 住まいづくりのヒント | 09:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口市T邸上棟!
 基礎工事までご紹介していた山口市のT邸がはれて上棟を迎えました。南東面に幹線道路を眼下に見る小高い住区の旗竿敷地に建つT邸は、ご夫婦と二人のお子さんの為の住まいです。住区のちょっと奥まった場所に建つのですが、南東の幹線道路が大きく視野を開放してくれている為に、南面のウッドバルコニーからはすかっと抜けた風景が半永久的に観れるという計画になっています。片流れ、一部吹き抜けの総2階というシンプルなプランは、ご夫妻と検討を重ねてご予算、パッシブデザインの要素を引き出せるようにと導かれたものです。さほど遠くない場所に仮住まいされているご家族は、毎朝保育園の送迎の度に現場の進捗度合いを見上げて楽しまれているそうです。しっかりとした軸組の構成はほぼ終わり、補強金物が取り付けられ、間もなく断熱気密工事が進められます。無事完成まで、私の現場通いがまた続きます。
JUGEMテーマ:建築 
◆読まれたらココをポチッとお願いします!→にほんブログ村 デザインブログへ ←ここですよ!
※あなたのPC・スマホからのワンクリックが励みです。笑
 ←ここも!ここも!
| 住まいづくり報告 | 07:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口市H邸の工事が進んでいます!
 山口市のH邸の工事が順調に進んでいます。外観は、薄塗り工法の左官下地の二重ボードばりまでが完了し、母屋とインナーガレージの間のスリットから入って行くエントランスの雰囲気が分かるようになってきました。いびつな敷地にはめ込むように、東西南北をしっかり意識した配置は、このファサードからは想像できない開放的なリビングとプライバシーが確保されたお庭を内包しています。先日は外装の色彩サンプルの作成打ち合わせ、主にキッチン回り、ダイニング回りの造作家具のお打ち合わせなどをご夫妻としてきました。化石に詳しく考古学などに造詣が深い子どもさんの為に、随所に化石がよく見つかる大理石を仕上げで使用する遊び心も着々と準備を進めています。これから徐々に内装仕上げが現実味を帯びてきて、現場は佳境に入って行きます。当初のご夫妻の想いよりは、これでも随分コンパクトにご提案してきたH邸ですが、やはり大きい。なかなかこんな工事に遭遇することは無い規模ですが、末永く大切に住んでいただけるように、丁寧に仕上げて行きます。
JUGEMテーマ:建築
◆読まれたらココをポチッとお願いします!→にほんブログ村 デザインブログへ ←ここですよ!
※あなたのPC・スマホからのワンクリックが励みです。笑
 ←ここも!ここも!
| 住まいづくり報告 | 07:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
小さな豊かさ....。5
 さて、この稿の最後です。日本の住まいの価値観を「量」よりも「質」に転換して行くべきだという事を書きました。要は、戦後日本は戦勝国アメリカの「何でもビッグサイズ、大量消費社会」に心酔しきってそうあろうと盲目的に突っ走ってきました。そうする事が心地よい事だと信じきって。ただ、それ以前の価値観を全てかなぐり捨てた結果、いびつな感覚に陥ってしまって、違和感ばかりが目立ってきたのも事実です。まるでサイズの合わない洋服を、マネキンが着ているとかっこ良いからと真似て着てはいるもののどうもしっくり来ない。そんな感じ。
 以前私はお客様に結構辛辣に、「リビングのテレビの大きさは、そのご家族の文化レベルと反比例する」などと生意気に吠えていた事がありました。あの頃からすれば、既にテレビというメディアが自ら瓦解してその魅力もあせきって、垂れ流しの下らないソースを見るものではなくて、映像モニターとして見たい映画やライブを鑑賞する機械になりつつあります。そう言う意味ではより大きくても良いのかもしれません。以下は私の妄想の世界ですが、これから日本の住まいは、小さい方がよりクール(カッコイイ)という時代にならないかなと思います。「御殿のような大邸宅」がステイタスの時代から、「ねえねえ、あのひとのあの家、20坪台前半だって。どんな工夫をしているのだろう。知的でカッコイイ!!」と言われるようなそんな価値観が広がれば良いと思います。思考停止の日常からの脱却の暁には、日本の「家」は小さくなります。貴方も沢山沢山考えて、クールで省エネな住まいを建てようとは思いませんか?
JUGEMテーマ:建築
◆読まれたらココをポチッとお願いします!→にほんブログ村 デザインブログへ ←ここですよ!
※あなたのPC・スマホからのワンクリックが励みです。笑
 ←ここも!ここも!
| 住まいづくりのヒント | 06:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
小さな豊かさ....。4
 戦後の日本の住まいは、どこか豊かさを求めながらも曲解されて、住まい手の本当の満足感を置き去りにして来た感があります。少し、食の世界にも通じるかもしれません。カウチソフアーでジャンクフードをお腹いっぱい食べるという満たし方は、満腹ではあるけれども本当に豊かなのかという事です。日本には腹八分目という言葉がありますが、私などは寄る年並に量で満たすよりは「美味しいものを少しだけ...」といった方が、身も心も満たされる気がするようになりました。欧米でも反省に基づきマクロビやスローフードが盛んなように、最近は意識の高い人ほど量よりその質が問われます。住まいもそろそろ同じような方針転換が必要ではないでしょうか。見た目と有り余るほどの量だけのこれでもかという「食」から、足りる量の良質なものへの転換です。住まいも水ぶくれした希薄な空間を一旦絞り、その質をあげていく時期に来ています。戦後、華やかなアメリカを夢見て、アメリカ以上にアメリカナイズされた日本人の物量大量消費の満たす暮らしから、足りることの心地よさへの転換です。
 思えば昨今の様々なきな臭い物事の根源には、この「絶対量で満たす」という短絡的な思考パターンがあるのかもしれません。満たす為には、危なかろうが何だろうが原子力は必要で、満たす為には経済が最優先で、満たす為には戦争も辞さない。全て満たす為です。足りる事を考えれば、必要無いものばかりです。「量より質」その為には知恵が必要です。
JUGEMテーマ:建築
◆読まれたらココをポチッとお願いします!→にほんブログ村 デザインブログへ ←ここですよ!
※あなたのPC・スマホからのワンクリックが励みです。笑
 ←ここも!ここも!
| 住まいづくりのヒント | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
| 1/7PAGES | >>