2015.11.30 Monday
アツカシサムカ...。2
おそらくは、例えば酔っぱらって一晩屋外にして凍死するほどの寒い日はこの福岡ではそう無いと思われますが、体感的に「寒い」というリアルな感覚は、これからの季節では日常を支配している感覚だと言うことは出来ると思います。福岡も一冬に何度かは雪が積もりますし、南九州の鹿児島でも雪が降る寒い日はあると言うと関東以東の方は信じられないと言うお顔をされます。しかし、「九州は暖かい」というのは東京から見たいつの頃からか固定されたイメージに過ぎないのです。かつて私が勉強に伺っていた北海道では、住まいにエアコンをあらかじめ設備すると言う事が殆どありませんでした。冬の暖は薪ストーブなどで取りますが、夏は自然通風でしのげて梅雨も無い、そんな感じでした。地球温暖化の影響か、最近では北海道でも都市部は冷房がいると聞きます。ただ、圧倒的に冬対策が主体ですが、ここ福岡では冬も寒いと感じるのに夏対策も徹底しなければ命取りです。気象庁発表でも36℃などと言う気温はざらですし、体感的には40℃を超えているだろうと言う猛暑日も少なくありません。つまり、真冬日も無くはない福岡は、実に40℃と言う温度巾の中で快適領域をキープしなければならないエリアだと言う事です。例えば、北の方で-10℃から30℃までの40℃巾のエリアがあるとすれば、快適領域をキープすると言う意味では、福岡と変わらないと言う事になるのです。しかも梅雨の湿度は尋常ではないために不快きわまりない。案外福岡は過酷な環境だと言う事が出来るのだと想います。(つづく)
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