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それでも2015年が間もなくすぎていく...。3
 さて、大晦日となりました。何とも沈痛なお持ちで凝視しなければならなかった一年ももう暮れようとしています。考えてみれば、この国はそもそも「ものづくり」をする人々のパワーで発展を遂げてきました。近年の政治の暴走は、それがいつしかすり替えられて、金銭をこねくり回す輩に主導が移ったからではないかと思ったりします。想像力からは差別や偏見や戦争は起こりません。逆に想像力の欠如こそがその原因だと言えなくもない。今こそものづくり屋が、その部分を補っていかなければならないと思うのです。国民は皆沈黙し、あきらめ、「このまま」がさほど変わらずに続くのならと言う感覚に支配されています。しかし、それは実は恐ろしい事で、国民は自らが立っている地面からズルズルと動いているから気付かないだけで、本当は恐ろしい方向へ加速している。その事を共有しなければなりません。
 思えば今年は、建築以外の世相をかなりの割合で語りました。デモにも参加しました。次の年こそは、今年の過ちを是正する年にしたいです。来年は審判の選挙、ここで間違っては大変な事です。これから現政権はしばし爪を隠し、国民に媚を売り続けます。爪はテーブルの下で確実に研がれているのです。その事を忘れてはいけません。国民はもっとしたたかに、政治を自分たちのために誘導しなくてはなりません。そのための気付きの年にしたいですね。
 皆様、髭の戯言におつき合いくださり、今年もありがとうございました。どうか、良いお年をお迎えください。今年もありがとうございました。
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| - | 08:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
それでも2015年が間もなくすぎていく...。2
 住まいづくりと言う仕事を生業としている自分が、確信を持って無駄無くここまでの軌跡を描いてきたと言えば嘘になりますが、それでも人間の暮らしに密接したこの仕事を選択し、自らの生業とした事にはつくづく今となっては幸福だなと言う事しか思いません。
 ただ近年のこの世に中では、その重責はさらに重く、暴走する政治の中で一個人のよりどころとなりうる住まいの構築は非力な私にはなかなか難しい。もちろんそんな事おかまいなしの住宅産業は経済浮揚の基幹産業などとおだてあけられ、単なる箱を作り続けている現状からすれば、少しでも良いものを提供できる体制になるべく日々精進しかないと思ったりします。
この一年を振り返っても、私たちの身の回りは息苦しくなるばっかりです。いわゆる世界の近代建築の父と言われる巨匠達の生きた時代もまた、社会動乱と戦争に翻弄された人生だった事は自明で、コルヒュジェしかり、ミースしかり、アアルトもそうでした。彼らは度々その活動を戦争により寸断され、時には亡命も余儀なくされたのです。若い頃、人間の創造的な活動と対極にあるのが戦争だということを私は彼らの人生から学びました。今こそ私たちはその危機感の中にあります。何を大げさな...と言われそうですが、この実感こそが今必要な事だと思ったりします。
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| 社会・事件 | 08:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
それでも2015年が間もなくすぎていく...。1
 相も変わらず髭は先日までの遠方遠征を終えて、事務所で残務のさばきをしております。おそらくは、このまま年越しに流れていくのでしょう。さて今年もあと3日、今年は歴史に残る戦争法案の強行採決と言う暴挙をリアルに経験し、世の矛盾をまざまざと垣間みる年になりました。福島の傷跡は未だ癒える事が無いと言うのに、原発は各地で再稼動の方に舵が切られ、ついに川内は動き出す。何もかもが本当に信じられない事ばかりです。例えば、政治が庶民の事を裏切るのは古今東西ありがちな実情なのですが、それでもこれまでの大人な社会では表面だけでも繕う事が無力な庶民に対する配慮だったと思います。しかし、近年の政治は臆面も無い。本当に厚顔無恥と言う言葉は彼らのためにあるのではないかと思うくらい、自分の利害のためならば、辻褄が合わなかろうが関係ないと言った態度です。その上時の首相は、報道や言論の自由に対して執拗に圧力をかけて、今では無味乾燥で真実が見えてこない世の中になってしまいました。国民の無関心が彼らを傲慢にし、どこまでも脱力でたいした抵抗は無いと高をくくっているかのようです。日々の仕事をしながら、私はそんな現状にやるせない想いの多い一年だったと思います。(つづく)
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| 社会・事件 | 09:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいに宿るもの...。5
 「何とも言えない、居心地がいい」「雰囲気が好き、この空気感」などという表現は、曖昧模糊としてよくわからない部分もあります。ただ、そう言う表現だからこそ、伝えうる事もあるのかもしれません。実は私などは、そう言う部分を非常に大切だと思う方で、実を言うとそう評価される事を望みながら日々のことをやっているのかもしれません。定量化できる様々な部分を整理した上で、結局のところ住まいに残るのは、住まい手がそこに暮らし、時を刻みながら宿していくものだと思ったりします。私たちはその器をつくることを生業にしていますが、器の中で、住まい手の帰巣本能をくすぐり続けていくようなものが、しっかりと宿り、時が経つほどに魅力を増していくような、そんな住まいを創りたいと思います。邪魔にならず、しっかり住まい手を支え、そして、よりその暮らしか良い方向に向かっていく、そんな器を創れたらなと思います。
 近年の世の中を見れば、とかく一個人をおざなりにして、全体主義のゆがめられた現状が一個人を押しつぶしてしまいそうな危機感を感じてしまいます。せめてただいまと、自分の住まいへ戻った時には、そういう圧制から開放される心地の住まいを創りたいものです。年の瀬もいよいよ押し迫って参りましたが、ゆく年を思い、そんな事ばかりを考えています。
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| 住まいづくりのヒント | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいに宿るもの...。4
 古来日本には、住まいに精霊が宿ると言われてきました。北国の座敷童子(ざしきわらし)などはその典型と言えるかもしれません。深夜時々家人にちょっかいをかけて悪戯するのですが、その姿を見た人には幸運が訪れ、座敷童子が家は繁盛すると言われています。名前は違っても、四国や沖縄まで各地に同様の伝承があるところをみると日本全体にある古くからある伝承なのかもしれません。色々な想いを込めて、作り手によって柱一本、梁一本をくみ上げていくのですから、そこに何かが宿ると考えた方がむしろ自然なのかもしれません。擬人化はしないまでも、私は座敷童のようなものが宿るような質の住まいを創れたらと思ったりします。それはやすやすと金銭で売買されるようなものではなくて、作り手のそして何よりも住まい手の想いが日々刻々と刻まれていくような住まいだと思います。時間経過とともに風合いがまして、ふるくなるほどに付加価値が上がっていくような住まいが、現代の厳しい条件の中で構築できるのかと言うところが課題だと思ったりします。住まい手とともに、住まい手にとって固有の「座敷童子」を探す旅が住まいづくりかもしれません。
(つづく)JUGEMテーマ:建築
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| 住まいづくりのヒント | 09:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
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