なんだか殺伐としているのは、みなさんの日常のあらゆる加速度に対して、いわゆるGがストレスとしてずっとあるのではないか、そんな事を感じます。まずは時間に追われ、一日ルーティーンの繰り返しで自分を顧みる時間すらない。私のような自営業では、ふと立ち止まったり、その場に座り込んだりするという時間を取ることが出来るのですが、お務めの方はその大半を「自分の時計」ではない時間に費やしているのだから、大変だと思います。よく、私の日常を横目に見た方が私を見て、「よくそこまで動き回って疲れないなぁ」と感心されますが、要は自分裁量で誰でもない「自分の時間」だから疲れないと言う事なのかもしれません。私には、この流れが一番合っていて、誰にも真似できるものではないのだと思います。だからと言って、お務めの方がみな好き勝手に動いていては社会が成り立たないと思いますから、せめてご自分の住まいに帰宅されて就寝までの時間、あるいは朝起きて出勤までの時間をどれほどゆっくり、安心して過ごしていただくかが重要になってきます。そこすらGを感じるようではそれこそ何も感じないうちに一生が終わってしまいます。そう言う意味では、住まいが担う責任は大きいです。
情報ソースの大半が、おかみの都合の良いものばかりの垂れ流しで、あまり考察する暇もなくそれを浴びているとしたら、世の中は大変な事になります。昨日のトピックに、現政権の支持率が60%だと出ていました。私はこの目を疑いましたが、まず、ひとりひとりが自分を取り戻す事からなのかもしれないと思ったりします。
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