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優しさを取り戻すために...。2

 なんだか殺伐としているのは、みなさんの日常のあらゆる加速度に対して、いわゆるGがストレスとしてずっとあるのではないか、そんな事を感じます。まずは時間に追われ、一日ルーティーンの繰り返しで自分を顧みる時間すらない。私のような自営業では、ふと立ち止まったり、その場に座り込んだりするという時間を取ることが出来るのですが、お務めの方はその大半を「自分の時計」ではない時間に費やしているのだから、大変だと思います。よく、私の日常を横目に見た方が私を見て、「よくそこまで動き回って疲れないなぁ」と感心されますが、要は自分裁量で誰でもない「自分の時間」だから疲れないと言う事なのかもしれません。私には、この流れが一番合っていて、誰にも真似できるものではないのだと思います。だからと言って、お務めの方がみな好き勝手に動いていては社会が成り立たないと思いますから、せめてご自分の住まいに帰宅されて就寝までの時間、あるいは朝起きて出勤までの時間をどれほどゆっくり、安心して過ごしていただくかが重要になってきます。そこすらGを感じるようではそれこそ何も感じないうちに一生が終わってしまいます。そう言う意味では、住まいが担う責任は大きいです。

 情報ソースの大半が、おかみの都合の良いものばかりの垂れ流しで、あまり考察する暇もなくそれを浴びているとしたら、世の中は大変な事になります。昨日のトピックに、現政権の支持率が60%だと出ていました。私はこの目を疑いましたが、まず、ひとりひとりが自分を取り戻す事からなのかもしれないと思ったりします。

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| 住まいづくりのヒント | 11:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
優しさを取り戻すために...。1

 何だか世の中は、景気、景気、とお題目ばかりで、いっこうに明るい兆しが見えないばかりか、福島の原発は汚染を拡大するばかりで終息のめどが立たず、まったく正当性がない原発再稼動に、強引な沖縄の基地建設。何処かの宰相は外遊で国民の血税を惜しげもなく椀飯振る舞いし、国内の福祉は削るの傍若無人ぶり。これで気鬱にならずに、東京五輪を目指してがんばれがんばれでは、一体何を糧に頑張れと言うのでしょうか。いい加減、少しずつでも変えていかなければならない。そんな気がしてなりません。

 最近のニュースでは、弱者に対して残忍な犯罪がとても多く、見る度に胸を締め付けられるような想いになります。どうも今の日本人は端に目配せをしながら生きる余裕に欠けている。ここまで虐げられればそれも仕方ないのかもしれません。まずは国民のひとりひとりが、今の国の有り様に異を唱え、少しずつ態度と行動にしなければならないのですが、今はメディアがまったくその異常ぶりを代弁してくれないし、異を唱える事すら出来なくなる法案も次々に論議の見えないまま国会を通ろうとしています。意識の薄い人々は、まだまだ体制に翻弄されたまま、再び少しはおこぼれが回ってくる世の中になるのではと幻想に取り憑かれているのです。ここまで一気に悪化してしまった社会を元に戻すにはかなりの時間がかかると思われます。

 私は住まいづくりを通して、価値観を改めて、本当の意味で豊かに幸せに暮らすための設えのお手伝いをしたいと考え続けていますが、悪化、劣化した世の中にあって心豊かに暮らす為には知恵がいります。その、知恵をどう足していくかと言う事をずっと考えています。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 06:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 糸島市N邸 内付加断熱

 糸島市のN邸の工事が進んでいます。今回のN邸は、屋根・壁を工場生産のパネルで一気に張り上げると言う新工法で、組んでみて上棟の日のうちに屋根の防水が完了すると言う工期短縮の実証が得られました。その上で、パネルで施工している断熱を地域に応じた断熱性能を補足する意味で付加断熱を施しています。屋根パネルは、断熱材と通気層、そして野地板の形成がパネル一枚だけで済む構成になっていますが、その断熱材だけでは足りません。今年の猛暑でも実感したのは、負荷が暖房よりも冷房負荷で決まるようなエリアでは、日射の影響が多大な屋根断熱の強化が快適性に大きく影響してくると思われるのです。弊社は高断熱・高気密をはじめた二十数年前から、屋根断熱に比重をおいてきています。左上の写真は屋根面を見上げているのですが、屋根パネル構成をしている断熱材と構造上の垂木が見えています。本来木材は熱を通しにくい材料ですが、それでも垂木の部分が真っ赤に特化して見えています。要は屋根面の輻射熱を木部を通して室内に伝えていると言う状態です。この面に、さらに下から付加断熱をしたのが右の写真です。見えている木材は垂木ではなく、天井の下地ですから、垂木の部分もすべて断熱材でカバーされている状態で、ご覧の通り熱橋が殆どなくなりました。この夏の映像なので、すごく説得力があります。これからの夏の快適性が随分期待できると思われます。今回の工法では、屋根、壁ともに初めての断面構成なので駆体内の湿気の移動に関しては細かくシュミレーション計算をしてその安全性を検証しています。設計、シュミレーション、現実の施工と言う三連携で高性能を目指していきます。

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| 住まいづくり報告 | 08:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
エコ・省エネは流行りでするもんじゃねえ...。5

 少し乱暴なタイトルでお話をしてきました。何事も「流行」というものは、とかく飽き症の人々に散々かき混ぜられたうえに、あとはパッサリと切り捨てられ、忘れ去られるきらいがあります。要は、「流行」にされたとたんに「賞味期限」が出来てしまう訳です。長年住まいの省エネ化に携わってきた者のひとりとして、昨今のエコ・省エネの危うさをこのタイトルのように思いました。本来、私たちが生きていくための消費エネルギー(環境負荷と言ってもよいでしょう)を少しでも減らしていくという試みは、私たちがこれからも持続可能な社会を構築していくために、常に考えていかなければならない基本的なものです。決して「流行」で語ってはいけません。盛り上がりは良い事ですが、この点は紙一重なのでよくよく監視しなければならないのです。ましてや今は国を挙げて景気至上主義が蔓延し、右から左まで貨幣換算の価値のみが「価値」だといわんばかりの歪められた社会。「エコ・省エネ」も、気がつけばいつの間にか「エゴ・増マネ」にすり替わり、エコでも何でもないメカメカエゴ住宅が跋扈する時代、問題なのはそれを住まい手が知らないでエコだと思っている事かもしれません。まずは消費エネルギーを極力抑えていく事、これこそが本道です。

 2014年に日本語版も出版された好著「ファクター5」では継続可能な社会のために、私たちは社会のエネルギー効率を5倍、言い換えれば消費を1/5に抑えていく必要があると説いています。またそれは不可能でない可能な世界だとビジョンが示されている。どう見ても、今のこの国の政治がその路線上にあるとは思えませんが、実務をしている私たちはやはり真摯に、淡々とこのミッションを実行していかなければならないのだと思うのです。何度も言いますが、決して流行やあだ花のような商売のためにではなく....。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 11:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
エコ・省エネは流行りでするもんじゃねえ...。4

 本来も最低基準を設ければ、全体の底上げが叶って、本来住まい手がリスク回避して、安心して住まいづくりが出来るという流れにならなければならないのですが、再三申し上げているように、今回義務基準になろうとしている基準は、まだまだ足りない、エコには遠い最低の基準なので、その事をよく理解しないとかえって逆効果になる可能性を含んでいます。全体が自由競争を則し、より高性能へ進めば一番いいのですが、業界がその意識にブレーキをかけ、性能を少しずつ小出しにしていくようでは本末転倒なのです。しばしば産業界と言うものはそのように動きます。パッシブハウス基準について触れましたが、1棟目のファイスト博士自らが今もお住まいのパッシブハウスがこの世に産まれて以来、万人の暮らしに等しく快適でエコな住まいの研究は今も日進月歩で進んでいます。その性能は今の日本の住まいの性能とは遥かほど遠いレベルですが、少しでもここに近づけていくことがまずは必要だと思うのです。「日本は...」とか「アジアでは...」というお話が始る気持ちはよくわかりますが、詳細な部分はあるとして、総じてその論議には、基準となる性能をそこまで高めていく事のブレーキになる説得力を私は感じる事が出来ないのです。一旦作ってしまえば、高効率で小さなエネルギーで、しかも快適に暮らす事が出来る基準とは、そう言うものだと思います。そして、大多数の方が、まだ経験したものではないから、なかなか進まないのだと思います。しかし、触れたり知った者から、進まなければならないのだと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 09:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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