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快適な暮らしのためには、手段を選ばない...。2

 政情不安の中で、何十年もの住宅ローンを抱える事は実は不安ではないでしょうか。これまでであれば、10年後も20年後も自分のポジションは変わらずに、ごく普通の暮らしが出来たと想像できたこの国ですが、近年のまやかしばかり偏重ばかりの政治では、その安定感は瓦解の一途と言わざるを得ません。少なくとも、一個人のライフプランのボーダーラインを、自らしっかりと見定めて、決して無理をしない事が肝要だと思います。これから世の中は人口減少と高齢化が加速するというのに、福岡市内などは地価が高騰しているのは、私は理解に苦しみます。やがて、本来の状態に戻る反動があるとすると、高い土地を今無理して買う事ほど割に合わない事はないのではないでしょぅか。また供給過多である筈のマンションが、筍のように未だ建ち続けているのも異様です。いたるところで工事がなされ、折り込み広告は以前以上に増えています。何処かのお友達優先内閣が連呼する「経済発動」を真に受けて、あるいは不安材料は認めずに、考えたくないから希望的見解で妄信して突き進んでいるような気がしてならないのです。もう一度、冷静に考えて、この国は景気が上向きに動いているのでしょうか。土地価格が高騰する理由がどこにあるのでしょうか。オリンピックや万博が始まれば、バラ色になるのでしょうか。もちろん、景気は気のものと言いますから、否定的な事ばかり言っては行けないのかもしれません。ただ、あまりにも実情と期待値が遊離していくのは、波状した時の被害が大きいと思うのです。そんなノリで、あったかく、優しい住まいづくりが出来るとも思えないのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
快適な暮らしのためには、手段を選ばない...。1

 最近のニュースは、上から下まで、この国は一体どうなっているのかと首を傾げたくなるような話題ばかりです。「忖度(そんたく)」という普段使いもしない言葉を使って、何となく誤摩化されてはいますが、国のトップの顔色をのぞきながら、政治家や官僚がうごめくお友達優遇のおかしな国の現状は、庶民の私たちには何とも腑に落ちない状況と言えます。

 庶民にとっては日に日に息苦しい現状ですが、こういう時こそ思考停止とあきらめが一番避けなければならない事だと思いますが、私などはそのためにも、庶民はしたたかに生きていかなければならないと思ったりするのです。歴史にみても、この国の庶民は、腐敗した政治の最中にもしたたかに文化を謳歌して生き抜いてきました。それが次世代に繋がるエネルギーであり、今こそ私たちは虎視眈々と日々を過ごすべきだと思うのです。私たちはプロとして、住まいづくりの分野で、その礎を築いていく一次よとならなければならないと思いますが、税負担は日に日に上がり、物価高騰、収入も上昇しない中でそれを実現するには、かなり厳しい課題が山積みと言えると思います。そう言う意味では、これまでと同じ手法ではなかなか難しい、頭を柔らかくして取り組まなければならないと思うのです。こんな時代だからこそ、あったかく、やさしい住まいを提案したいといつも思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
暖かみのあるひと・しごとそして住まいへ。5

 住まいづくりは、創った後の事を考えると途方もない時間に耐えうるものでなければならないと思います。昨今の貨幣価値と言う一つの物差しは、その住まいを計るには、あまりに短絡的で、荒っぽい物差しのような気がしてしまいます。室温を性能で保つという事もさることながら、暖かみのある人間関係で、じっくりと住まいづくりをしていくと言う事も、とても大切だとよく思い返します。近頃の、何に付けてもコンビニエンスに安近短の社会では、なお一層そう思うのです。性能、耐久性、安全性をいくら担保したところで、そこに住まい手の愛着がなければ意味がありません。愛着が持てない住まいでは、いくら安全でも、いくら高耐久でも、いくら省エネでも、チャンスがあればまた取り壊し、新たに創りたいと渇望する筈です。それでは、長年使われるべき住まいとしては成功とは言えないのではないでしょうか。何十年も経つお客様から、最近よくお声がけを板焚きます。愛着のある住まいのメンテナンスやレトロフィットのお訪ねですが、これほど嬉しい事はありません。「量より質」という言葉が言われ始めて久しいですが、最近とみにこの言葉を実感します。私はお客様に、よく「私は沢山ある特殊解の一つ」だと言います。相性と言う者は必ずあるからです。まずそこが合わなければ始りません。温度のある、暖かみのある人間関係を、住まいづくりに関わる様々な人と構築しながら、同時に住まいを構築していくと言う事が、私の仕事だとよく思います。

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| 住まいづくりのヒント | 07:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
暖かみのあるひと・しごとそして住まいへ。4

 価値観と言うものは人それぞれで、物差しの目盛りもまちまちですから、何が良い悪いと一律に言い切るのはとても難しい事です。例えば、住まいも「不動産価値」と言う物差しで語れば一律に比べられますが、それがある特定の住まい手の価値観に見合うかと言うとそうとも言い切れないところに難しさがあります。私たちが依頼を受けて、まず住まいづくりにおいて考えなければならないのは、この、住まい手の価値観で継続して魅力を発揮できるかと言う事に他なりません。住まいの性能は、良くて文句を言う人はいませんから、一律に良ければ良い方が良いと思います。そのために、私たちは日々研鑽していかなければならないし、住まいの耐久性も万全であればあるほど良いに決まっています。ただ、それだけではいけない。そんな事をつくづく思います。住まい手の温度を共有できる人間関係は大切ですし、住まい手に愛着のない住まいはやがてぞんざいに扱われ、性能も耐久性も本来の実力を発揮される事なくスクラップアンドビルドされてしまう。そんな気がして止まないのです。私はお仕事の依頼を頂いてからかなり長い時間をかけてこの間合いを探る作業を重ねます。そこに温度が共有できれば、後々の事がスムーズに行く。逆にその辺りをおろそかに見切り発車をすると、なかなかゴールにたどり着けないと言う事も少なくありません。また、建て終わって、住まい手がそこに住んでから始る新たなご縁も、そこから時を重ねていきます。家守りの仕事として、15年、20年とお付き合いが続くのも、最初の間合いがしっかり見えているからなのかもしれません。

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| 住まいづくりのヒント | 07:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
暖かみのあるひと・しごとそして住まいへ。3

 最近、長年お付き合いのあるお客様からのオファーで、かつて新築させていただいた住まいのメンテナンスやレトロフィットのお話を沢山頂くようになっています。私はこの仕事を「家守り」と命名して積極的に関わる事にしています。考えてみれば、「住宅産業」と言われるものは、いかに原価を抑え、余り好きな言葉ではありませんが「手離れ」を一刻も早くしてリスクヘッジすると言う何ともお客様不在の構造が根強くあるような気がしてなりません。もちろん、私ひとりで出来る事など、そういう産業界のシステマチックなメンテナンスに勝てる訳はないのですが、それでも私にお声掛かりがあると言う事は、ものづくりをした者として住まいとともにお認めいただいている証拠と嬉しい限りなのです。再三ベースの仕事ではないので、業務の比率が余り増えると自分の首を絞めてしまいますが、それでも一定比率この「家守り」があると言う事は、自戒も込めてすこぶる精神衛生上は良い事だと言えます。ご自分の住まいを愛おしく思い、継続して使ってくださり、さらに手を入れてでも継続したいと愛着をもってくださっていると言う事、また、その処方を再び私に依頼してくださるのですから、もしかすると私の志事の向かう理想型なのかもしれないのです。私たちが何を求めて住まいづくりをしているのかと問われれば、この「愛着」を持って、住み続けていただける住まいを創るということに他ならないのです。

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| 住まいづくりのヒント | 10:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
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