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立ち止まれば、道は開ける。1

 住まいづくりをしていて、時々思うのは、現代人はほんとうに日々忙しく動いていて、ゆっくり考えるいとまもないのではないかと言う事です。近年、この国でおまかせ家づくりがずっと主流になってしまったのもその為かもしれません。住まいは日々の暮らしの投影ですから、「何となくこんな感じ」と平均的な部分を繋げた根拠のないライフスタイルを受け入れて、そのままフィット感の足りない住まいに暮らすと言う事も少なくないのかもしれません。弊社をリオとずれるお客様は、そう言う意味では強者ばかりで、笑、そういう住まいづくりでは飽き足らない方が大半なのですが、それでも社会の思考停止傾向から抜け出してこられるのは大変な事のように思います。疑問を持たなければ、新聞テレビの垂れ流し情報は、あたかも「あなたの理想の暮らしはこれですね」と言わんばかりの宣伝攻勢をかけてきますし、モデルルームに行けばすでにそこには現物が建っていますから、その説得力には叶わないのです。

 ただ、ほんとうにそれで良いでしょうか。世の中にはそういう暮らしを20年で放棄して、ゴーストタウン化し始めている新興住宅街が五万とあります。老人ばかりになって真っ昼間、人っ子一人歩いていない街並は、結構なインパクトで将来のこの国を想像させます。これからどんな住まいづくりをすれば良いのかと言う一つの答えがそこにはあるように思うのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
活き活きと生きるための暮らしの研究 5

 どうやらいつもの尺でこのテーマを語るのは無謀のようです。まだまだ沢山お話ししたい事はありますが、人として生きている永遠のテーマとして、ことあるごとに続編を書こうかと思います。人として、この世に生まれ落ちた限りは、私たちは幸福であるべきだと思います。心と身体の双方がバランス良く活力に満ちるためには、どちらも健康であるべきです。そのためには常に前向きなポジティブな状態をキープしているテクニックがいるようにも思います。そのためには、あらゆる多様な価値観を許容する柔軟さが必要、戦後の日本は高度成長と発展と言う右肩上がりを後ろ笹えとして、ともすると拝金主義に走りすぎました。お上を見ても、経済優先。その価値観でしか語りません。あげくに国民からはとるだけとって、大手企業は内部留保、お上も福祉は切って既得権益のためにいいようにやっています。およそ貨幣価値だけでものを考えるとむしろネガティブにもなろうと言うものです。日野原先生の清々しさは、105才まで現役のお医者様として仕事をしていた事にあります。定年後の50年あまり無報酬でお仕事をされていた。まさに、「仕事」と「賃金労働」とは別物と言う感覚を身を以て全うされた所かもしれません。不出来な私たちは、時間を全て無報酬に費やすほどのゆとりがまだなく、日々暮らしに負われていますが、この「仕事」とは「事に仕える」という精神、対価を頂くと言う事とは一旦切り離して考えると言う社会奉仕の精神が大切かもしれません。かく言う私も、生涯の生業として住まいづくりをしていますが、拝金主義の価値観で悩み始めると商売としては成り立ちません。ひとたび関わった案件の収支は、時が経てみればば何とかそこを生き伸びれたと言うくらいのものです。ただ、他に何も出来ません。世の中の人が褒めてくださる、評価してくださる事の最たるものとして、私はこの生業を仕事としています。

 あらゆる人が好きな事を愉しくやっている事が幸福に繋がると思います。自由に、誰に強制される事もなく、そして少しでも社会貢献が叶えばポジティブになれると言うものです。自分探しの旅は、生きている限り続きます。言い換えれば、生きていると言う事はそういう面倒くさい事の連続です。愉しい事は、また、楽ではありません。そして、私たち人間は、映画やドラマのように「THE END」を持ちません。日々の羅列があるだけで、いつから始ったか、またいつ終わるか自身でコントロールも出来なければ、その瞬間を味わう事も出来ません。そんなものではないでしょうか。気の会う人達と手を取り合って、自分のスピードで、歩むのみなのかもしれません。微笑みをもって、一緒に歩きませんか?(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 06:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
活き活きと生きるための暮らしの研究 4

 日々のウォーキングでのシーンを例にとりましたが、老若男女あらゆる立場の人がひとりひとり、誰からもその存在を侵される事なく、愉しげに自分磨きをしている様は、まさに理想の暮らしの雛形のような気がしてなりません。人よりも余計に歩いたところで、人よりも早く歩いたところで誰も褒めてはくれません。逆にどんなにゆっくり歩みを進めても誰からもとがめられません。ただ、自分が愉しいから歩くのです。そして並走したりすれ違う人たちと時折微笑みをかわしあいながら、共通の事があれば言葉を掛け合い、ごく自然にコミュニケーションがとれていく。理想なのです。根源は、愉しいことを実行しているだけ。それだけです。

 「対価がなければ働かない」「見返りのない投資はしない」「ギブアンドテイク」という感覚がはびこる社会にあって、私たちは愉しむと言う事を随分置き去りにしてきました。自分がどんな時に活き活きとしているか考えてみてください。やはり自分で愉しいと思える事をしているときだと思います。人はひとりひとり千差万別、その数だけ様々な「愉しい事」があるのです。真面目な人には「そんな甘いことで暮らしていけるか」と言われるかもしれませんが、半世紀以上生きてみて分かるのは、社会の荒波を憂うことと、「愉しむ」ということは全く別のレイヤーで、厳しい中、必死で生きる中でも愉しむと言う事は出来るし、眉間にしわ寄せ悲壮感漂わせ必死に進む事だけが正しいとも言えない気がします。もっと言えば、大真面目に愉しまなくてはいけないのだと思います。ともすると、日々の雑多な事で時間が埋められ、感じることも考えることも私たちは少しさぼりがちではないでしょうか。「つまらない」と嘆く若者が多いと言いますが、そのスタートは大いなる自己肯定しかないと思ったりします。無二の自分をどう愉しむか、そこがスタートなのだと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
活き活きと生きるための暮らしの研究 3

 近年、私は時間が作れるときは市内の一週2kmの大濠公園でのウォーキングを愉しんでいます。海外旅行の時につくづく思うのは脚力で、観たいものがそこにあるのに、脚力がないのでついて行けないなどということになっては大変です。体力温存と気分転換に水面に沿って自分のスピードでひたすら歩くのは最適なのです。また、歩くと言う事は脳にも良いと何かに書いてありました。これから健忘著しい世代に備えての予防でもあります。ぼっとしているようで脳がフル回転しているこのウォーキングを私は「ひとり作戦会議」と名付けています。さて、ウォーキングそのもののことはさておき、「人間は希望がなければ生きていけない」と言う日野原先生の言葉にもあるように、私たちはどうやって幸福を感じて生きていけば良いのかと考える時に、ウォーキングのシーンを思い浮かべます。一周2Kmのコースは、木々に恵まれ水面沿いに、車の騒音などで誰からも邪魔されません。各々好きなスピードで歩いたり、時折立ち止まったり、あるいは全力疾走で駆け抜ける方もおられます。老若男女、様々な方が様々なスタイルで歩いたり走ったり。時には車いすの方も上腕を鍛えるために走っておられる。ジョガーの中には伴奏者とリボンで手を結びながら走っておられる視覚に障がいを持つ方も走っておられる。私はこの光景が心地よくて仕方ないのです。それぞれ自分のスタイルで、誰に強制される事もなく、自分磨きを愉しんでおられる。健康管理も自分を大切に思わなければ始りません。時折、沿道に咲く花や、連れているペットのことで偶然目が合い、微笑しあってどちらからともなく声を掛け合う事もあります。そこには、とても理想的な社会の構図があるように思ったりするのです。

 活き活きと生きるためには、まずは自分が愉しめなければなりません。また暮らしの中で自分が主人公である事は当然、そして無理なく周囲ととれるコミュニケーションこそが幸福の源ではないでしょうか。汗をかきながら、そのスタンスが色んな場所で実現しないかと、よく考えます。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
活き活きと生きるための暮らしの研究 2

 世の中は、ミスリードの政治が続いています。時の首相はことあるごとにお金を外遊でばらまいていますが、内閣では国民の年金支給を75才にすることを検討しているそうです。まさに死ぬまで現役で働けと、国民を奴隷扱いです。自ら望んで現役世代として活き活きと暮らす事と、お上にそれを強制される事とは全くの別問題です。こんな政治だから早く引退して世捨て人になりたいと思う人も多いのです。国の試算は、現役世代が激減して行くこれからをかなりネガティブにとらえているようですが、であれば福祉を切って国民にその負担を求めるのではなく、身の丈にあった国に変わって行くことをポジティブに準備して行く事の方が現実的ではないかと思います。政治とはそういう道しるべだと思うのですが、見栄を張って諸外国にばらまいたり、資源もないこの国が大国と国力で競う事がひとりひとりの幸福に繋がるのか、甚だ疑わしい。全てが拝金主義の一元的な価値観に毒されているきらいがあります。敗戦の焼け野原からここまでこの国が進んできたのは、したり顔で偉そうにしている政治家たちのお陰などでは微塵もなく、希望をもって実際に汗してきた国民ひとりひとりの努力だと言う事をもっと実感として感じるべきかもしれません。オリンピックも万博も、やるなら政治家や大企業の既得権益ではなく、国民が主人公です。でなければ辞めるべきです。

 日野原先生は、「人は希望がなければ生きていけない」と言われていました。まさにその通りだと思います。国力があっても、お金があっても、希望が見えない世の中にならないために、色々な立場の人たちが知恵を絞って行かなければならないと思います。(つづく)JUGEMテーマ:建築

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| 住まいづくりのヒント | 07:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
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