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2017秋のSiZEエコハウスイベント「糸島の終の住処」OB見学会開催

来る11月12日日曜日に、昨年11月に完成した「糸島の終の住処」のOB見学会を開催します。住み始められて1年。実際にご夫妻が暮らされている空間にちょっとお邪魔しての貴重なチャンスです。限定5組の完全予約制。昨年来、ご夫妻は夏は最上のエアコン、冬は2階のエアコン1台で常に快適温度をキープして、光熱費も驚くほど小額に暮らされました。シミュレーションの結果よりも断然良い結果です。今後太陽光パネルによる創電機能を付加すれば、完全に収支はプラスに転じるエコハウスです。実際に見てみないと分からない部分も多いかと思いますので、こんな機会をつくっていただきました。詳しくは右のバナーから弊社ホームページへとんでください。ご予約お待ち申し上げております。

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| 住まいづくりのヒント | 07:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
消費増税と住まいづくりを考える。1

 さて、好景気だと言いながら国民の大半はその実感が伴わないこの社会にあって、「住まい」を創りたいと言う衝動は、益々大変になってくる気配が否めません。このうえ消費税を10%まで上げると言うのですから髭などに言わせれば、正気の沙汰とも思えない状況です。そもそも、一生懸命よりよい住まいを長持ちさせるように建てたいと、日々研鑽している私たちにしてみれば、住まいづくりのコストの一割もの消費税を国にみかじめられる事には憤懣やるかたない方も少なくないと思います。これは問答無用の建設予算の一割減を意味します。それに第一気に入らないのは、「消費」税と言う名の税をかけられる事。「住まい」はそもそもそう簡単に消費するものであってはならないのです。確かに様々な税制優遇補助制度などはありますが、国民にしてみればその実感がなかなか味わえない。限りある予算から、端的に一割減のコストは本当に身を切る思いなのです。省エネが叫ばれ、国力も右肩上がりではなくなってきている「今」を考えれば、もう少し地に足のついた住まいづくりをして、末代の人々に受け継ぎたいと思うほうがまともな発想。状況はそれに逆境している感じがしてしまいます。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
りフォームでもリノベでもない、レトロフィット!! 5

 最近良く思うのは、この国は何だか大切にするべきものをやすやすと消費して、さしてこだわる必要もない事の方に価値観が流れてしまっている、そんな気がします。およそ「建築」などという巨大な人工物を、作っては壊しするのを色々な意味でロスだと言わないで何だと言うのでしょうか。海外旅行などして伝統的な街並を目にすると、こぞって街並が奇麗だと憧れを語りますが、あれはやはりその街の人々の日々の努力の賜物なのです。私たちは、日々の消費に忙しくて、そう言う努力を怠ってきたのではないでしょうか。リフォーム・リノベと言う言葉は、なんとなくベースの古いものを少し蔑ろにしてしまう感じがしてしまうのは私の思い込みかもしれませんが、言葉すらも消費してしまい手垢まみれにしてしまう近年のこの国の風潮からかも知れません。レトロフィットは、まず古いものに帯する畏敬の念があり、そこに先進技術を加える事で、古きものが活き活きと延命し、現役として存在し続けるための設えなのです。べたべたと表層を張り替えたり、安易にカバーするのではなく、構造や設備や性能が向上し、耐性が増すような発想です。何となく先細りの延命ではなくて、新たな価値を付加して再生する事が大切なのだと思います。これからは、巷にレトロフィットの素材が溢れます。見向き魅しなくなった老朽化したマンションやゴーストタウンになったニュータウンの戸建て住宅。街ごとその必要性があるものもごろごろと出てくる時代になると思います。そういう意味では宝の山。技量を磨きつつ、私もレトロフィットに積極的に取り組んでいきたいと思います。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 06:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
リフォームでもリノベでもない、レトロフィット!! 4

 一旦創りだした建物を、何百年も使い続けるヨーロッパでは、その時代のライフスタイルに合わせて、刻々とレトロフィットを繰り返していく事が当り前のようです。日本の場合は、そもそもそんな長持ちを想定していませんから、スクラップアンドビルドの繰り返しで、良くしても表層を更新してリフォームと言う形を取るだけで、それが無垢の木から新建材などに置き換えられていく訳ですから、社会的な資産と言う視点からはほど遠い世界となってしまうのです。戦後の70年、日本はこれを繰り返し、社会資産となるような蓄積をしてきていない事は今後のこの国にとっても大変心配な事です。ドイツは戦争で瓦解したレンガをひとつひとつ元通りに積み直したと言われるほどに、それ以前からの社会資産をしっかりと蓄えて今に至ります。建築に携わる仕事をしていて、こんな事を言うのも変ですが、建築などと言う恐ろしく環境に負荷を与え、エネルギーを浪費する行為を、そうやすやすとやってはいけないと思うのです。それをあえてやる限りは、よほどの理由がなければならない。創り直さなくて良いものであれば、あるものを治して使う。レトロフィットです。まだまだそういう気運は高まりませんが、新築を建てるのならば良いものを建て続け、ストックを創り、されを治し治し使うと言う循環をいち早くはじめなければならないと思っています。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
リフォームでもリノベでもない、レトロフィット!! 3

 仕上げ上の古くなった部分をはぎ取って、単にその部分を新しいものに更新するリフォームは、ある意味、スクラップアンドビルドの新築と同じで、余り素性がよい方法とは言い難い。その価値はやはり新品よりも下がるし、かえって安っぽい素材に更新されたりしたら目も当てられないと言うのが現状ではないでしょうか。ぜひ、機能を付加する、価値を足すレトロフィットを進めていけたらと思います。特に、温熱性能については、その基礎的な知識がない方には扱えません。断熱にしても気密にしても、変なディテールで施工を進めると、結露のリスクを負ってしまい、建物自体の劣化を進めてしまう原因にもなりかねません。その辺りのメカニズムが分かったプロの計画のもと、施工を実践していくことが肝心です。ブラックボックスの表層だけのリフォームよりも、施工する事で性能がどれだけ上がるかと言うシミュレーションをした上で、その付加価値に対して相応に投資をするコスト管理していく事だと思います。ヨーロッパの洗練されたレトロフィットの事例は、決してその場限りではありません。日本のリフォームが、どこか陳腐に見えてしまうのは、本当に一過性で表層的だからなのだと思います。何百年も使われ続けてきた建築を、これからまた何百年も使うために、レトロフィットすると言うのですから、その考慮すべき時間スパンが根本的に違うのです。日本も見習わなければなりません。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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