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大晦日。来年もよい年にしましょうね!

 いよいよ押し迫って大晦日。皆さん新年を迎える準備はお済みですか?一夜飾りは良くないと弊社も昨日バタバタと片付けをしてお鏡としめ縄を飾りました。今年のしめ縄はオリジナル。夏の豪雨で甚大な被害を受けた敬愛して止まない井上酒造の百合さんの酒米の苗の余りを少し頂いて事務所プランターで育て、実った稲穂を使いました。あの豪雨にも堪えたお米達の言わば兄弟のお米です。縁起がイイ事この上ない。

 思えば今年も色々ありました。清水寺の館長さんが書く今年の一文字は「北」だったそうです。ネットでは「嘘」じゃないのかと皮肉る人も多かったのですが、私もそちらに一票です。狼少年と裸の王様のミックスのような時の首相は、自分に都合のよい事ばかりで長期政権を維持していますが、もういい加減に庶民は気付いた方がいい。この国は、嘘で固められてねじ曲がってしまっている節がある。与えられた情報だけではなくて、そこから読み解く知恵が必要な時代なのだと思います。

 住まいづくりにおいても、空前のエコハウスブームは喜ばしい事です。ただ、ブームに関係なくひたむきにやってきた者からすれば、これも「嘘」がだいぶ混じってきている。これまでの「ただ漏れハウス」を「ちょっと漏れなくなったハウス」にして、公然とエコハウスだと言ったり、ただのただ漏れハウスにサイボーグのようにメカメカに高額設備をくっつけてエコハウスなどと宣伝しているものがあまりにも多すぎる。本来「エコハウス」は、もっと地味で当り前のものです。一年を通した調査で、一定の計点を越えた性能の住まいは、一般の人の感覚を裏切らず、快適で省エネ、維持費も極端に少ない事が分かりました。非力ではありますが、年があけても更にこの結果を多くひろめて、皆さんの住環境の改善に努めたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

 皆様、良いお年をお迎えくださいね。

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| 住まいづくりのヒント | 09:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
歳末に住まいづくりを想う。5

 今回は、少し重たい書き出しをしてしまいました。ただ、師走を迎え私の想いは今、少なからずこういう感覚の比重がかなりをしめています。住まいづくりを長年生業としている者のひとりとして、どうしても核ミサイルが飛んでくるからコンクリートの塊のシェルターをつくりましょうとは言えない。もっと根源的に、私たちを守るものは何かと考えた時に、一個人の自由と、創造力を守るためのシェルターとしての住まいをもっと構築しなければならないと思わないではいられないのです。「電気がないと困るでしょ。だから原発は必要です。」世界の潮流からしたらこれは真っ赤な嘘です。「隣国が攻めてくるから、こちらも身を削って武器を買いだめしなければ安全は確保できません。」そうでしょうか。「今そこそこ幸せですよね。日本国民は平和と自由を謳歌している。」一歩外に出ると、あながちそうとはすでに言えません。ここまで真理とかけ離れた感覚で、世の中が歪み始めると、非常に危ないと言わなければならないのです。先の敗戦を経験した世代の方達は、口々に戦前に似ていると仰られます。歴史に照らしても、国民の無関心と創造力り欠如こそが、暗黒の時代の後を死をしてしまうのは自明なのです。技術的には、巨大エネルギー会社から電気を買い続けなければ暮らせない訳ではありません。工夫をすれば、オフグリッドも視野に入ってきました。知恵を使い、情報を自分自身の手でかき集め、自ら判断し、俯瞰で眺めれば、いかに今のこの国の出来事が大きく歪んでいるかが分かります。自分が何をしたって、どうせ変わらないと言う感覚から、何となく異論を発信しにくい時代になり、やがてそれが非難される時代がやってくる。そうならないために、私たちは覚醒するべきです。お仕着せのもの、ことから再考するための住まいとは、どんな住まいかと考えると、住まい手固有のフィット感で、優しくて、安心できて、原理が分かっていて、本当に快適で、持続可能で、元氣が湧いてくる住まいでなければならないと思いめぐらしています。何よりも、誰かに与えられる者ではなく、自分で構築する住まいでなければならないと。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 08:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
歳末に住まいづくりを想う。4

 私たちの身を守るための「シェルター」として住まいを考える時に、それは来るべき核の脅威などと言う絶対にあってはならない状態などよりも、すでに始っている個人の創造力の欠落と拭えない得も言われぬ閉塞感から身を守るべきものである事の方が、先のような気がしてなりません。ミサイルが来たら身を屈めろなどというお上の暴言に、まずは疑問が持てる事が大切です。「あなたの暮らしは、こういうのが理想ではないですか?」と、一見理想的なシーンを見せつけられてその気になってしまうような事が、あまりに多すぎるような気がしてなりません。すべてお仕着せで、準備されたものに慣れすぎてしまっている。これまでの漏エネ住宅に高額設備をセット売りして「省エネ住宅」とラベルを張り替えたようなナンチャッテ省エネもこういう事の延長線上にあるように思います。私は完成見学会を行う時に、よくご来場してくださるお客様に、「これはあくまでもこの住まいを欲した住まい手のための空間で、今回は疑似体験として観ていただきますが、ここにあなた本来の理想がある訳ではありません」とご説明します。つまり、あなたにとっての理想は、これからつくるしかないのです。

 「こんなものを着て、こんなものを食べて、こういう住まいに住んだら、如何ですか?」とお為ごかしなのですが、世の中のこういうお仕着せが、すべて真実であなたに本当に有益であればそれに越した事はないのですが、全体主義はしばしば個人を蔑ろにし、全体のためには枝葉末節の犠牲はいた仕方なしと言うところが産まれるのでおそろしいのです。衣・食・住すべての世界が、何となくキナ臭い。今こそ覚醒し、個人の選択をしっかりしていくべきときではないでしょうか。住まいはそのためのシェルターであるべきだと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 08:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
歳末に住まいづくりを想う。3

 考えなければ楽ですし、何となくそれでうまく行っていると聴かされれば考えるのを辞めてしまうのは人の常です。ただ、今うまくいっていると聴かされる景気も、実感を伴わなければ絵に描いた餅です。日に日に重税感が増し、社会福祉はみるみる切られている政治は、規制緩和どころか、個人の自由な空気感に制約を課しつつあるような気がしてなりません。「北からミサイルが飛んでくるから、全員で我慢して武器を買わなければ…」という発想は、まさに思考停止。かつての戦前の暗黒時代に酷似しています。少し考えれば分かるのですが、そんな事が始って、国土が戦火に包まれれば、武器を持っても私たち個人などと言うものは一瞬にして、両国とも日常をなくしてしまうのです。そして国家と言う形のないものの堅持のために、一個人は蔑ろにされるのです。

 住まいは、より個人的であるものは言うまでもありません。私は日頃、その人にとってのフィット感を一番大切にして住まいづくりをしています。量産住宅には出来ない事が私の仕事だと思っているからです。個人用の核シェルターをつくろうなどと決して言わないのは、そんなものが必要な世の中では駄目だと心底思うからです。

 住まいは、その人にとってある意味身を守るシェルターであると言う事は否定しません。それは、破滅的な核から身をまもるものではなく、そんな危険が迫らないための、思考停止から身を守るシェルターであるべきだと最近つくづく思うのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
歳末に住まいづくりを想う。2

 冒頭で暗い話題ばかりを綴りましたが、この事はどうしても避けては通れない認識だと思っていただける方が少しでも多いと嬉しいです。まさか、政府寄りのメディアが盛んに報じる、オリンピックと万博で日本はかつての高度成長期のような右肩上がりの社会を取り戻すと思っている方も少ないのではないかと思います。原発事故がすでに忘れ去られて良いほどに、状況が改善していると思っている人も少ないと思います。希望的見解として「そうあればよいなぁ」とは誰しも思いもしますが、それは根拠に乏しい現実逃避。逆に政府や政府寄りのメディアはそう言う感情をうまく操っていると言わなければならないかもしれません。

 しきりに隣国の核ミサイルの脅威をあおり、全体主義の正当性を印象づけるのも、その延長線上にあります。ここで、私たちはひとりひとり考えた方がよいのです。本気で国民を守るという政府が、「Jアラートを鳴らしていざとなれば物陰に身を屈めろ」と言うかということを。もうひとつの隣国の韓国の地下鉄の深度は、北の核に備えてシェルターとなるべくかなりの深さがあるそうです。備蓄や、当面地下で生活が可能な設備も完備していると言います。それを私がはじめて伺ったのはもう40年近く前の学生時代です。我々の世代に盛んに行われた平和教育の教材として、原爆投下による被害の描写を生存者証言などで見聞きすれば、今政府がやっている事がいかに脈絡がない茶番かと言うことは分かります。そんなことが再び起これば、誰も助かりません。

 では建築屋として、個人で核シェルターをつくろうなどと言う事を私はここで論じたいのではありません。こんな時代だからこそ、私たちは個人をしっかり取り戻すべきなのだと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 06:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
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