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ああ、花粉症。3

 花粉症もそうですが、福岡は大陸にも近く、PM2.5や黄砂の影響も多い地域と言えます。そちらからの風の時期になると、ダークカラーの車はいつも細かな粒子が付着して無惨な汚れとなります。そしてこれがベットリとしていてなかなか拭い取れない。車磨きも日課の私には、忌まわしい季節です。考えてみれば、そう言うものをいつも吸い込んで呼吸しているのですから、異物が身体に入って抵抗しようとしている自分を有り難く思わなければならないのですが、くしゃみの連続に肋骨でも折れやしないかと思うような状態に素直にそうも思えず、苦しい日々は続きます。最近では、住まいづくりでも、単純なフィルターだけではなくて、セントラル換気システムの前段階で、空気清浄機を搭載したいと希望される方も増えてきました。空気も水もタダという感覚の、自然に恵まれたこの国は、どうやら刻々と汚染の一途をたどっているようです。隣国の光化学スモッグはひどいものですが、日本もあながち対岸の火事だと安心してもいられません。住宅レベルの空気清浄機の導入が必須になりつつあるのかもしれません。余りよいお話ではありませんが、技術的には熱同様、気密・断熱・計画換気の性能が担保されれば、それ程困難な技術ではなくなっている事を申し述べておきたいと思います。性能のある住まいでは、快適が担保されているのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
ああ、花粉症。2

 私自身の実感として、発病は20代のバイクに乗っていた頃でした。まだ排ガス規制も今程、厳しくなかったのかもしれませんが、交差点で路線バスの後についた時には黒煙の中にあり、日々それを吸っていたのが原因ではなかろうかと疑ったものでした。空気の澄んだ郡部の森林地帯で爆発的に花粉症が多いと言う訳でもないようです。花粉症と名前はついているけれども、あらゆるアレルゲンが体内で飽和状態となって、抗体反応がひとたび出始めてしまえば、堰を切ったように少量の刺激でも反応が出てしまうのがアレルギーと言うもの。以来30年以上持ち続けるこの季節の病は、毎年私の清々しい春を奪い去っています。症状を抑える薬以外にも体質改善や漢方など色々な緩和策があるそうですが、住まいづくりをしている私に言わせれば、住まいは衣服に続いて「第3の皮膚」と言われる訳で、その住まいの段階でシャツトアウトできれば、少なからず住まいの中ではフリーで過ごせる。いわゆる暴露時間を少しでも減らす事で、症状を緩和させる効果はあるようです。高気密高断熱で、しっかりと換気システムが有効に働いている住まいに住まいはじめた沢山の方から、その年の花粉症が随分楽になったと言うお話は伺うものです。フィルターを通して吸気する室内環境は、屋外よりはアレルゲンが格段に少ないと言う事は言えるようです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 06:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
ああ、花粉症。1

 清々しい春の青空と、満開の桜の季節となり、何もなくても気分爽快…と言いたいのですが、そうはいかない方も多いのではないでしょうか。かく言う私も20代の頃から花粉症を発病し、青空とは裏腹に、まるでモヤのかかったような世界を漂って30年余りとなります。IGE抗体反応と言うそうですが、身体に異物が入って生命に危険が及ぼさないように、この異物を過剰反応を示している事が花粉症のメカニズムなのだそうです。まあ、言わば自分の身体を守る為に、鼻水が止まらなかったりくしゃみが連発したりするのですからあながち否定も出来ませんが、兎に角仕事にならないくらい苦しい症状が続いて、ギリギリまで我慢するのですが、やはり薬に頼らざるを得ない状況になります。今年も今がピークですでに薬を飲んでいますが、何とかならないものかといつも思います。

 日本全国で、杉や桧の花粉がただただ悪者のようにいわれますが、果たしてそうなのか。そのわりには森林の多い郡部よりも都心の方が苦しんでいる方が多いような気もするのですが、専門ではないので何ともいえません。長年の住まいづくりで少し見えている事がありますが、今回はそんなお話です。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
「断熱はいいけど気密はね」の不幸。5

 気密性能の重要性として、有効な換気計画の為という要素も忘れてはなりません。出口と入り口が決まらない至る所に穴の開いている住まいでは、換気は風まかせ、思うようにはいきません。「スカスカの家だから、換気は出来ている」という乱暴な発言は冗談にもなりませんが、見かけの換気量は5回/1hとか10回/hとかとんでもない量なるとしても、この数字が示すものは、外皮際の空気が何回も出入りするショートサーキットで、室内の空気がまんべんなく変わっている数値ではないと言う事を理解する必要があります。

 色々と書いてきましたが、断熱と気密はセットであると言う事がおわかり頂けたでしょうか。断熱は、そこにどんなものがどれくらい入っているか目視でチェックできます。ただ、気密性能は気密試験を行う以外実証数値を知る事は出来ません。カタログスペックとてし、示されても、現地検査がなされなければ意味がないのです。しかも、この国はその検査の義務はありませんから、ここが問題なのです。

 今のところ、業界の良心か、消費者のチェックに頼るしかない部分ですから、気密性能はしっかりチェックをする事をお奨めします。

 高性能になればなるほど、住まいはデリケートなものになる傾向があり、基本のき的な部分をきちんと押さえないと、性能や耐久性に支障が出てくる可能性があります。長年同じ事をやっている者の老婆心ではありますが、いかに先進技術が進んでも、基本的な者は変わらない事をお伝えしたいと思いました。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
「断熱はいいけど気密はね」の不幸。4

 気密と断熱はセットだと言うことが、お分かりでしょうか。断熱性能の担保と、結露リスクを回避する為には、気密性能が必要と言う事なのです。結露は温度差が生じている場所で怒ります。グラスの外側の水滴は、ビールが漏れているわけではなくて、空気より極端に冷やされたグラスの表面との温度差に、空気に含まれている水蒸気が水滴として結露していると言う事です。建物の壁などの中でも、何処かに欠損が生じていて、隙間や穴があいていると、室温のすぐ間際まで「温度差」が近づいてきて、そうすることで露点温度に達すれば結露が起こると言う事になります。衛生上の事もありますが、濡れると言う事は木造住宅の致命的な劣化を即しますし、この湿気を何より好むのがシロアリなのです。゜劣化対策と言う意味でも結露は避けるべき事ですから、気密性能は必須と言う事になります。窓ガラスが結露しているのはまだまだ当り前に見る現象ですが、あれが壁の中で起これば、拭う訳にも行きません。寒冷地よりも、関西以西の温暖地は断熱に対する経験値も不足で、「断熱はいいけど気密はね」という方がまだまだおられます。蓋をしてしまって起こる現象ですから、最大限の注意が必要です。ここまで書いて、「壁が適度に呼吸する」という表現のニュアンスも変わったのではないでしょうか。さらに、気密性能のない住まいは、穴のあいたストロー、もっといえば、人の肺に穴があいている状態です。ストローで飲み物を口に含む時に、途中に穴が開いていたら、どうなるでしょうか。これが、換気システムの破綻を産むのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
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