花粉症もそうですが、福岡は大陸にも近く、PM2.5や黄砂の影響も多い地域と言えます。そちらからの風の時期になると、ダークカラーの車はいつも細かな粒子が付着して無惨な汚れとなります。そしてこれがベットリとしていてなかなか拭い取れない。車磨きも日課の私には、忌まわしい季節です。考えてみれば、そう言うものをいつも吸い込んで呼吸しているのですから、異物が身体に入って抵抗しようとしている自分を有り難く思わなければならないのですが、くしゃみの連続に肋骨でも折れやしないかと思うような状態に素直にそうも思えず、苦しい日々は続きます。最近では、住まいづくりでも、単純なフィルターだけではなくて、セントラル換気システムの前段階で、空気清浄機を搭載したいと希望される方も増えてきました。空気も水もタダという感覚の、自然に恵まれたこの国は、どうやら刻々と汚染の一途をたどっているようです。隣国の光化学スモッグはひどいものですが、日本もあながち対岸の火事だと安心してもいられません。住宅レベルの空気清浄機の導入が必須になりつつあるのかもしれません。余りよいお話ではありませんが、技術的には熱同様、気密・断熱・計画換気の性能が担保されれば、それ程困難な技術ではなくなっている事を申し述べておきたいと思います。性能のある住まいでは、快適が担保されているのです。(つづく)
JUGEMテーマ:建築
◆↓読まれたらココをポチッとお願いします!