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住まいの技術 開ける・閉じる 1

 列島を縦断する台風の猛威が続いています。今年ばかりはもうたまらないと思っている方も少なくないと思います。こんな日は、じっと戸締まりを良くしてあらゆるものを後回し、身の安全を確保して「籠る」しかないのですが、さて、皆さんは籠れていますか?

 外の物音が直接宅内にも響き渡り、すきま風も音を立てピューピュー言っている。屋根の雨音は鳴り止まず、窓ガラスが揺さぶられてガタガタ、そんな感じではないでしょうか。実は、日本の住まいは、古来より余りにも開放的に作られていて、閉じると言う事に関しては非常に苦手な作りである事は皆さんにも何となくわかると思います。いくら見掛けは閉じてみても、外のものがどんどん伝わって来て、不安が納まらないという住まいが本当に多いのです。いやいや、サッシも閉めた、戸締まりもした、雨戸も閉めた、と言われるかもしれませんが、厳密に閉じているかと言われれば、はなはだ怪しい状態なのです。開放型の住まいづくりを悪いとは思いません。季節の良い時(近年めっきり少なく感じますが)もありますから、そう言う時は屋外と一体になれる開放感が欲しいものです。そう言う時は「目一杯開放」できて、こんな時は「しっかり閉じれる」住まいが本当は理想だと思うのです。今回はそんなお話から。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 17:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
台風24号の列島縦断!!

 もう勘弁してほしい。そう思われている方も多いと思います。また台風ですね。この自然の猛威に対して、私たちはなす術もなくただ過ぎ去るのを待つしかないのですが、今年は本当に多いですね。ましてや、何となく、「今年は...」と言い切ってしまって良いのかと不安にすらなってしまうのは私だけでしょうか。当地福岡は、近年台風のルートが以前よりも東側を東に旋回するようになって、防風の被害はめっきり少なくなりました。以前は薩摩半島川に上陸し、不知火海に抜け、長崎辺りから旋回して日本海に抜けるというルートが多かったために、福岡直撃も日常的だったのですが、そのルートがずっと東に振れました。大隅半島川から宮崎にぬけて、四国から近畿に向けて北上するルートが随分多くなりました。

 今年は、という言葉を使えば簡単に今年の事としてスルーできますが、この気象傾向は少しずつ激化するのではないかという別の視点もいるように思うのです。そう言う意味では住まいづくりも変わってくる。これまで以上に防風対策、豪雨対策が必要と言うものです。耳の方では25号も発生しているとか、台風銀座という古い言葉がありますが、これからは今まで被害が少なかったエリアでも、確実に対策を進めていかなければならないと思います。

 予断ですが、数日前に27になる娘の誕生日を迎えました。彼女が産まれた日はまさしく台風接近の嵐の日で、交通手段が心配だからと前日の入院を余儀なくされ、大学病院の産科の待ち合いに私も詰めた事を覚えています。台風も毎年の年中行事ではありますが、気候変動も加味しながら、今後の住まいづくりを考えていきたいと思います。皆様くれぐれも、ご安全に。

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| 社会・事件 | 10:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
PHJ九州支部「建てもの燃費ナビ勉強会」

 昨日は、滋賀から夏見燃費ナビアドバイザーをお迎えして、九州支部として「燃費ナビ勉強会」を開催しました。折しも台風接近時期と重なり、前日までのご予約が止むなくキャンセルになる方もおられて、人数的にはそれほど集まりませんでしたが、その分密度の濃い勉強会となりました。ソフト「建てもの燃費ナビ」は、ドイツパッシブハウス研究所が開発したPHPPという解析ソフトをエンジンとして、CAD入力をしたデータを数値化し建物の熱性能をはじき出すというもの。設計段階で光熱費まで予想できるという大変優れたソフトです。思えば7年前の福岡パッシブハウスの完成の時にこのソフトが誕生し、パッケージに福岡パッシブハウスのパースが描かれていたのが何となく眩しかった。今回はビギナーの方も交えて初心に戻り、CAD入力に始り、解析のひと通りのフローをおさらいした上で応用編としての結果シートの分析の仕方から解析後の性能アップの方法なども解説してもらいました。また、リリースされた日本語版PHPPのお話しや、8月にソウルで行われたアジアカンファレンスなどのお話しは皆さんにも刺激的だったかもしれません。確かにこの5.6年で、近隣国は国家プロジェクト的に建築のパッシブ化を押し進めている。国内にいるとなかなかわかりませんが、日本は徐々に遅れをとり始めています。一戸一戸の住宅を少しでも高性能にしていく事は遅々としてそう言う事が進まない状況には速効的ではないかもしれません。ただ、少しでもそうやって普及を進めていかなければならないのは、近隣国に比べてもエネルギー自給率が極めて少ないこの国故の必須の課題だからだと思うのです。民間だけで、と言うのにも限度がありますが、きっと近隣諸国からも圧力がかかってくる。それを追い風にして頑張ろうと言うお話しになりました。勉強会のあとは毎回ふけていく中州の灯とともにおおいに盛り上がるのですが、今回ばかりはそうはいきません。台風の影響も考慮しての早々の解散となりました。この楽しみは、来年3月の全国大会に取っておきます。そうです。いつもは東京で開催される、PHJ全国大会が、来年3月20日に福岡へやってきます。現在九州支部も現地で鎌倉本部と連携しながら準備を進めております。皆様是非楽しみに、来春は福岡でお会いしましょう。企画設計段階で、建物の性能がわかり、燃費を橋せく時代が始まっています。一般の方は、くれぐれも場当たりのものを掴まれませんように。参加した皆様、本当におつかれ様でした。

(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) |
暑さ寒さも彼岸まで…から? 5

 「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、その暑さ寒さが終ってしばらくは穏やかな季節が訪れて、次の展開へ臨む準備をする季節があって春夏秋冬「四季」といいますが、近年はその四季の春と秋がぐっと縮まり、暑さが過ぎたらすぐ寒さ、寒さが過ぎたらすぐ暑さという風に、非常に過激な季節の展開が早いように感じます。そのうち彼岸までの言葉の末尾が、「彼岸から」となって、判で押したようにカレンダーのお彼岸から真逆に暑さや寒さがやってくるようになるのではないかという心配すら湧いてしまいそうです。スカスカな外と同じような住まいだから、「四季を感じられる」という論法は昔からありますが、それはもはややせ我慢を大きく通り越して、命に関わる危険な感覚だと言わなければなりません。むしろ、四季と言うより過激な夏冬をもろに感じてしまい、身体への負荷は最大値に達して、健康に悪い事この上ない。むしろ落ちついて四季を感じたければ、ゆったりと五感に迫ってくる高性能さが必要だと言う事が言えるようになって来ているのです。

 高性能と、「高」を使うとどうも特別なものという印象がついてしまいます。ただ、本当は、私たちが快適に暮らすための、当然の性能なのです。染ませ異能を担保する事は、四季を楽しむ事、暦を大切に暮らす日本人のライフスタイルと矛盾を来しません。まずは本当の快適な暮らしを知ってみる事だと思います。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
暑さ寒さも彼岸まで…から? 4

 室内の、暑い寒いで季節を感じずとも、四季は豊かに私たちの目の前に季節を展開してくれます。日本人が、情緒の部分でそれを感じるのは衣食住にまつわるあらゆる要素であり、室内の温度が安定している事くらいで、その要素が薄っぺらくなるような代物では私はないと想います。逆に、守られた温度で見る窓越しの景色は、春は春、秋は秋の風物を取り込んでくれます。以前、台風の時期に海岸沿いの絶壁に刺さるように建てた高性能住宅のリビングから、右左に激しく揺さぶられる木々と大時化の白波が立った海を見た事がありました。室内はすこぶる静かで、安定した環境ですから、窓から見えるその風景は、まるでパノラマの映像のようで不思議な感じがしました。嵐の恐怖とは、音なんだとオーナーと語ったものです。そのように、安定した私たちを守ってくれる空間は、むしろ私たちの感性を研ぎすまし、微に入り細に入り変化をより多く感じるようになるのかもしれません。真っ白い雪の白さを窓越しに何時まででも見つめているゆとりを作りますし、木々の緑も、青空も、視覚に訴えるものは皆。

 今年の夏のような気候に対して、少ないエネルギーで快適に暮らせると言う事こそ、住まいの役割だと想いますし、皮肉な事に、性能に乏しい住まいほど、エアコンをフル運転していたかと思うとすぐに暖房を考えなければならないような事態になっています。高性能住宅はその変化に一度オブラードが掛るために、ゆっくりと変化していくのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
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