住まいとは、日常の暮らしをかたちにすると言う事だと思います。現代人は生涯の9割以上を屋内で過ごすと言われています。そのベースとしての住まいですから、それぞれの住まい手の暮らしが、微に入り細に入り個性豊かであるように、本来住まいもそう言うものの-4
がフィット感があるように思うのです。二次元としての間取りに、高さを加えた三次元立体の住まいですが、私は住まいを考える時に、もう一次元、時間軸をしっかりと考慮した住まいでなければならないと思うのです。結婚して、子供さんが出来て、「そろそろマイホームでも」という感覚を余り疑問ももたずに具現化すると、どうしてもMAXヴォリウムの住まいになってしまいます。後々減築を余儀なくされるパターンですが、住まいは平均して、もっと小さな空間でも良いかもしれないと最近つくづく思うのです。夫婦単位から、子供が増え、やがて夫婦の親が頼り同居し、そこがピークとなり、子供が巣立ち、お年寄りが先に逝くと夫婦は再び二人きりに戻ります。最近ではライフスタイルも多様化して、お一人暮らしも非常に増えているともうかがいます。住まいは規模ではなく、安定した性能とそれに裏付けられた快適性、そして飽きの来ない設えと肉迫したフィット感だと長年の仕事からつくづく思います。この事をふまえると、エコハウスへと確実に導かれていくのです。くらしをかたちにしていく住まいづくりをしませんか?(おわり)
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