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住まいづくり報告 山口F邸 14 脱衣コーナー

 これも弊社の定番ですが、浴室の手前のどのお宅にもある脱衣室ですが、ここに洗面カウンターをもってくる間取りがまだ多いですね。例えば来客がお食事の前に手を洗わせてほしいと言われた時に、脱衣室の洗面では洗濯機の横でプライベートな部分と近接してしまうという問題があります。そこでいつも洗面カウンターは外に追い出して、別途洗面コーナーとして構築します。そして洗濯機の横には、たっぷりと脱衣棚を設けるようにしています。タオルの替えや下着くらいは、この棚に銘々に置いておく暮らしが始ります。棚の下は、ある程度オープンにすかしておいて、脱衣籠やパケツなどが収納できるようになっています。入浴と着替え、洗濯をする場所は、徹底してご家族のプライベートな空間だと言う考え方に基づく設えです。限られたスペースで憂いなく、なるべくのびのびと暮らすためには、そう言う配慮が大切だと思ったりします。そういう意味では定番過ぎて、何処の写真かわからないくらいですが...。

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| 住まいづくり報告 | 16:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
断熱は、冬に効くのか夏に効くのか。5

 今までのご説明で、冬をメインに「断熱」が語られる世界は、生命維持のためのギリギリの世界でのお話しだと理解できます。生きるか死ぬかのお話しでは、「九州ではそこまでいらない」というお話しもまんざら嘘でもありません。要は、我慢の世界です。ただ、世の中の傾向は、皮肉な事にもっと「省エネ」を進めて行かなければならないと、ジリジリと性能アップをしている状況。やがて自ずとそうなるとは思うのですが、私には何となくこのプロセスが焦れったいのです。実感として、もう少し躊躇なく性能アップをしていくと、夏も冬も効く、「快適性」を語る世界が見えてきます。この夏の厳しさは、まさに「断熱」は夏も冬も私たちの「快適性」を担保する住まいには必須のテクニックだと言う事を教えてくれました。そして、中途半端なものから出てくる「断熱すると冬はいいが、夏は蒸れる」という誤解を一気に解く鍵がそこにはあるのです。勿論性能バランスや、配置、開口部の考え方など、設計の技量が大きく影響してきますから、一概に外皮性能の数値だけで語るには限界があります。ただ、圧倒的に断熱を語る割にはその性能が温暖地では足りない。夏の快適性を語る上では足りないのです。

 もしかするとこんなとこを九州で25年もやっている私だから実感できる事かもしれませんが、この事を皆さんにも知って欲しいのです。夏も冬も効く計点をしっかり越える事で、より快適で、省エネな住まいの実現を増やして行きたいと思います。枝道にそれる事なく、ベースをしっかり押さえる事こそが、長持ちするエコハウスの構築には大切です。普遍的なものからバランスよくコストをかけて行く事こそが重要で、まさにその第一は、断熱・気密性能なのです。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口F邸 13 光のボイド

 洗面コーナーの前に立って、ふっと見上げるとこの光のボイドの光源が見えてきます。向こう正面は外物置であるために、ストレートに窓は取れませんでしたが、その分全面に鏡を配置して、上部にハイサイドに抜いて、その光を降ろして来ているのです。白い壁をつたい、乱反射しながら優しい光となって降りて来ています。やはり、自然光が降りて来ている豊かさは、人口の照明器具だけとは全然違います。朝を感じたい場所だからこその設えです。このボイドはほんとうに僅かな面積をくり抜いているのですが、いくつかの場所に自然光を伝え、限られたスペースにちょっとした豊かさを伝えています。直接の朝日はありませんが、この場所から、ご一家の朝が始まります。

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| 住まいづくりのヒント | 10:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
断熱は、冬に効くのか夏に効くのか。4

 もうひとつの理由は、住まいの熱性能の仕組みとして、同じ断熱性能の外皮に対して、夏の方が不利に働くという部分があります。室内では、生活廃熱として、家電や照明器具の出す熱エネルギーが温度をプラスします。そして人間自身も発熱していますから、これもプラスになります。この二つの要素だけとっても、同じ外皮性能であれば、冬は室内で暖めてくれるので暖房エネルギー負荷を下げる方に貢献しますし、真逆に夏はこのプラスが冷房負荷を上げる方向に作用して不利になってしまうのです。つまり、同じ断熱材の外皮性能でも、冬よりも夏の方が性能が感じられにくいということをふまえれば、何となく「冬目線」が優先して語られる理由がここにも伺えます。

 実は今年の夏は大変厳しい暑さでしたね。弊社ではここ数年、標準とする断熱性能をワンランクアップさせました。結果として、夏褒められる事が多くなりました。夏、辛くないのです。つまり、断熱性能はまず寒さに効き、更にアップさせると夏の暑さにも効きだすという事が言えるかもしれません。かつて、高断熱高気密住宅が南下して九州に来た頃、「冬は暖かくてよいが夏は熱が溜まって暑い」というクレームが見受けられました。寒冷地とは違う風土で、開口率や断熱の力点、配置計画の仕方も北国からそのままもって来たものでは対応できない部分が多分にあったかとは思いますが、今から思えば性能の中途半端さが、夏の断熱性能を引き出すまでに至ってなかったという可能性もなくはないと思ったりするのです。(つづく)

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| - | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくり報告 山口F邸 12 洗面コーナー

 F邸の中でも、配置上、一番苦労したのは洗面コーナーです。ご覧の通り、自分が映り込むような状態でしか撮影がままならないミニマムなヴォリウムなのですが、現実的にご使用になると、そこまで狭く感じない工夫は設えました。実は配置上、壁の向こう側には外物置のスペースがあって、窓が取れない場所なのです。前面鏡の洗面コーナーとしましたが、ちょっと上を見上げてください。ここにも光のボイドを取りました。上から降りて来る自然光が、例えば朝を感じる事に貢献しています。限られたスペースの中で、取捨選択して行く中で産まれた工夫でした。左側に並ぶドアは、脱衣スペースとトイレになります。

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| 住まいづくりのヒント | 11:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
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