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【真夜中のつぶやき】 東京五輪音頭

 甲高い何処までも伸びる三波春夫の声で「♪オリンピックの顔と顔♪トトントトトント顔と顔〜♪」という曲を聴いたことがある。先の東京オリンピックは1964年だから、流石の髭もこの世には産み落とされていたが、さすがにはまだあまり記憶がない。後々何処かで聴いた訳だが、当時の高度成長期まっしぐらの底抜けな国民総意の明るさがよく曲に現れている。このあと、やはり三波春夫さんの「世界の国からこんにちは」で「こんにちは〜♪こんにちは〜♪」と大阪万博で世界と繋がる平和な日本が国民全体で謳歌されたのである。

 さて、話は変わって2020年のオリンピックの鑑賞チケットが本日公表されたという。話題になっていたのが開会式の一番高級なチケット。なんと30万円だそうである。聞き間違えかと思ってテレビ画面を見直した。やはり30万円。どうやら髭にはかすめもしないが、世の中はとんでもない好景気なのかもしれない。だとすれば致し方ないが、本当にそうか。各地で子供食堂の運動が広がりをみせたりお年寄りの年金は目減りしていると言うのに、本当に好景気か。隣国同士でぎくしゃくして、何だか刺々しい。商業オリンピックであることは、すでに百も承知だが、パフォーマンスだけでももう少し上手くやってほしい。国民総意で平和の祭典を喜ぶ空気感にはどうしても思えないと思ってしまうのは髭だけだろうか。色々と水を差すつもりは毛頭ないが、出来ればもっともっと、優しい世の中の流れになってほしいものだ。

 みんなが楽しい方がいい。みんなが明るい方がいい。出来れば日の当たらないところが、少しでも少ない方がいい。あの、底抜けに明るい三波春夫さんの歌が似合うような、そんな世の中になりたいものだと、30万円のシートの主を夢想しながら思ってしまった。

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| エッセイ | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
本気の断熱 !! 1

 この季節になると、例年「その年一番の寒波」という見出しが躍ります。寒い時期に「断熱」のお話しをすると身に染みて感じられるからなのでしょうが、逆に、「断熱は寒さ凌ぎ」というイメージも刷り込まれてしまいますから実は注意が必要です。「断熱」とは熱を遮断すると言うことですから、平たく言えば「内外の温度差を維持する」ということで、もっとわかりやすく言えば、冬、室内の熱が外に逃げないように、夏、室外の熱が入って来ないようにその部分でバリアすることを言います。熱の遮断と言う意味では、冬も夏も全く物理的には同じ性能なのですが、皆さんは「断熱」というと冬に厚着をするというイメージと重ねてしまいがちです。そうなると、それ程温度の下がらない地域では、それ程断熱はいらない。という論法が段々正当化されてしまうと言うことになります。国が定める省エネ基準でも、全国を8つの気候区分に分けて、その示す物差しも温暖地ほどゆるくなりますので、「それで良いのでは?」となってしまいますので、私たちからすると何だかなと思わないではいられません。

 はっきり言って、こういう物差しがとくに関西以西の住宅の快適性が、あるレベルでとまってしまっている障壁にすらなっていると言ったら、皆さんはどう思われますか?私はずっと、この事をお話ししつづけていますが、今でも案外わかっているようでわかられていない方が多いようです。暖かいエリアだから、「そこそこでいい」そこそこの部分の発想の根拠はまさにここなのです。この間違ったイメージにはいくつかのカラクリがあります。

今回は、「本気で断熱」というテーマで、この点をお話ししてみたいと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 08:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくりはサバイバル。5

 建物の規模をコンパクトにすることや、土地の確保に工夫をして、住まいづくりを実現可能にしていく方法についてお話ししています。最終手段として新築に限らず、既築の中古住宅のリノベも充分に思いの住まいづくりを実現させる方法だと考えます。最近は、見た目の仕上げを変えるだけではなく、構造補強をしたり、断熱強化などのエコリノベなど、実を伴ったリノベ提案も増えてきました。賢くリノベすれば、新築よりも安価に立地の良い場所で快適な暮らしが実現するかもしれません。私は木造に限らずとも、都心部の便の良いところで暮らすのであれば、マンションなどの性能アップのリノベを取り入れることで、目的が達成することも多々あると思っています。共同住宅の場合は、様々な条件が伴いますから一概には言えませんが、管理組合などが許容してくれれば、所有部分の中は一旦スケルトンにして、しっかりと気密・断熱した空間の中で、本来の快適性を実現することは十分可能です。 

 いずれにしてもこのサバイバルな時代。お国は庶民の夢に協力してくれようとしているようには思えず、補助金や税制優遇をちらつかせながらも結局は10%の消費税を断行しようとしています。省エネ基準は世界のスタンダードから周回遅れで義務基準すら決めきれず先送りにしてごく中途半端な住まいづくりを許容したままです。こんな荒れた海原に一人舟を漕ぎ出すのは、沢山の危険が伴うサバイバルな挑戦です。私などはそんな今に業界人の一人として、すこしでもわかりやすい水先案内人でいられたらと思います。私に限りません。そう言う立場の方は全国におられますから、是非、そう言う方と巡り会って住まいづくりを愉しんで頂きたいと思います。最後に、こんなサバイバルな時代でも、住まいづくりは愉しいものです。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
【真夜中のつぶやき】嵐と日常

 世の中は、「嵐」ロスだそうだ。アイドルグループの突然の2020年活動休止発表にショックを受けている方達が多いという。テレビはずっとそのことばかり、それだけ国中の関心事と言うことなのだろう。嵐のことはさておいても、最近とみに思うのは、「2020年」という年が余りにも大きく取り上げられすぎて、オリンピックも然りだが、良くも悪くも何だか世の中がその瞬間にがらりと変わってしまうかのような印象操作がされていないか、いささか心配になってしまう。現実の今の閉塞感を誤摩化すために「もうちょっとの我慢です。さぁ2020年がやってきますから」とお為ごかしに言われているようでならないのである。確信を持って言うが、2020年が来たからといって、きっと何が変わる訳でもない。今日の続きがあるだけだ。今の閉塞感は、改善がなされない限り神頼みしても変わらない。現実逃避のお題目として、2020年が語られるのは2020年が少し可哀想というものだ。人は飽きっぽいから、何も変わらなかったらプロパガンダしている連中の責任などすぐに忘れて「結局何も変わらなかった」と2020年に恨み節を、宣うのである。人間は、生まれ落ちてこと切れるまで、ダラダラと生き続ける。基本、何の脈絡があるわけでもない。一番大切にしなければならないのは、ちょっと先の当てにならない空想ではなく、足元の「刻々」と言えば格好良く聞こえるが、ダラダラと目盛りもなく流れつづけている日常こそを、大切にしなければならないのではないだろうか。ド派手なオリンピックより国民ひとりひとりの健康、いよいよ現実離れしたままの株価よりも嘘のない国民ひとりひとりの豊かさだ。

 今の風潮に振り回されると、どうもオーバーアクションのパフォーマンスに圧倒されて実がみえて来ない。髭は何も変わらない2020年以降の為にも、ダラダラと刻まれる今を丁寧に見つめるとしよう。

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| エッセイ | 22:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
住まいづくりはサバイバル。4

 厳しい環境下での住まいづくりにおいて、規模を再考して近年よりもコンパクトに考えることは、予算においても省エネにおいても有効だというお話しをしました。ここでの注意点は、決して坪単価で比較しないと言うことです。規模が小さくなるほどに、坪単価は見掛け上高額になり不利にみえてしまいます。なぜなら、水回りや設備部分は、30坪でも50坪でもそれほど変わらず、負担予算の大きい部分は建物の大小に関わらず掛かる為に、見掛け上そうみえます。予算はあくまで建設総額で検討するべきなのです。

 また、冒頭で土地価格の高騰のお話しをしました。近年では建物まで含めると途方もないコストになって、ローンが組めずに住まいづくりを諦めてしまう方も少なくありません。土地は「不動産」の代表格ですが、住宅敷地だけはどんなにお金をかけても、その土地の上にマイホームを建てて暮らしている限りは、住まい手にとって別の価値を産みません。良く、価値が下がらないとか言われますが、別に居を構えて売却しなければ価値を生まないのですから、地面にお金を埋めるのと一緒、あるとすればローンを組む時の担保価値くらいでしょうか。つまり、お金をかけても見返りが薄い部分なのです。無理して土地を買って、その上に日々の暮らしを我慢する安普請のスカスカ住宅を建てるなどと言うのは、何より愚の骨頂なのです。勿論土地は持ち運べませんから、妥協の出来ない立地と言うのはあるかもしれませんが、全体予算の中でバランスを書く投資は避けた方が良いと思います。弊社にたどり着かれる前に、土地取得をされて後戻りできないパターンもこれまでありました。土地の御購入に関しては住まいの建設までしっかりとふまえた予算配分をお奨めします。お客様の中には、立地は譲れないからと、旗竿地や異形の土地を探される賢い方もおられます。難しい狭小地に住まいを創り上げていくのもまた私たちの仕事です。一見格安な土地も個性と言えなくはありません。そこを工夫して唯一無二の住まいづくりもあり得ますから、そう言う時は事前にご相談頂くのが良いと思います。また、土地を買わなくては建てられないという訳でもありません。例えば、50年定期借地出来る土地があれば、借地も有効な方法なのです。レアなケースですが、チャンスは巡る可能性はゼロではありません。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
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