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誰に頼めばエコハウスになるかと言うこと。1

 年明けからのコロナ禍によって、私たちの暮らしは一変して、これまでの価値観も随分変わっていこうとしてます。アフターコロナという言葉になかなか現実味がおびてこない今、ウィズコロナなんて言う言葉まではじまって、私たちは少なからず何かしら不安の渦のなかで及び腰に呼吸して毎日を送っています。住宅業界もそんな中、悲喜交々で、かなり混乱していますが、こんな中でも住まい作りはそうそうやり直しが効くものではありません。一度建設すれば、どんな粗悪なものでも2.30年は存在し続けるものですし、多大な投資を伴いますから失敗はしたくないですよね。ただ、この後に及んでというか、こんな状況下でも案外、人の価値観というものは一旦固定化するとなかなかそこを超えられないもので、見聞きする住宅業界の状況からすれば「なんだかなあ」のお話も非常に多く聞くようになって来ました。

 思えば、エイプリールフールに始まったくだらない布マスク配布騒動があっても、もう市場にマスクはあるのに性懲りもなく第二弾でまだ配ると言われても、7割は家にいろ、会社には行くな、でも金は落とさなければならないから、旅行には行け、と言われても、「経済は大事だから○民党」という感覚は少なからずこの国のかなりの人々の中に根強くある感覚なのかもしれないと思ってしまいます。昨今の大手マスメディアを巻き込んだいわゆる○通方式のメディア戦略連動の政治のたまものなのでしょうが、ごく普通に考えれば矛盾だらけの世の中が近年まかり通っていると言わざるを得ない。転じて住宅業界の中を見回しても、此の期におよんでも、なお、大手ハウスメーカーのブランディングに乗っかって、創るのではなくついつい家を買ってしまう皆さんの感覚も今だ根強く存在するのです。

 今回は、ちょっとそんなことを取り上げてみたいと思います。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:17 | comments(0) | - |
宅内熱中症にご用心! 5

 エアコンの効かない部屋のエアコンは、「夏」極端に温度設定を下げなければ効いた実感がありません。だから必要以上の冷気が下に溜まってしまい、ご婦人などは寒いという感じになるのです。暑さと同じく、涼しいと感じるのも同じ刺激で、一瞬は良いもののそれも長くなればストレスとなってしまいます。「冬」も同じでどんどん熱が逃げていくから、必要以上に温度を上げて、フルパワーで稼働させ続けるものだから、気流感を感じてしまい、皮膚の過乾燥などで嫌いだということになります。要は嫌われるような使い方をしているわけで、エアコンにとってはいい迷惑です。本来ならぱ住まいの性能不足が生み出す不快感を一気に引き受けているのが、今のエアコンの現状と言っても良いかもしれません。

 では、気密・断熱性能を担保した高性能住宅ではエアコンがどのように使えるかというと、夏はより高い温度で、冬はより低い温度でも快適を得ることが可能になります。「快適」とは、夏涼しくて冬暖かいという表現で表されるものではありません。本来は、暑くも寒くもなくストレスを感じないと言う状態です。なるべくその状態に近づけてあげることこそが、本来の空調なのです。「キンキンに冷えて、エアコンが効いている部屋」と言う表現があるとするならば、それは数分で体を冷やす不快な空間ということになるのです。おわかりいただけたでしょうか。エアコンは持続的に室温キープをするために、そもそもの断熱性能を補う程度に使うべきものなのです。エアコンの台数よりも、まずは断熱と気密に投資していただきたいのです。

 すでにお住まいの今の空間では、電気代は仕方ないですが、躊躇わずにエアコンを使ってください。命の危険にさらされるくらいであれば、その方がマシというものです。そしてもし、もっと省エネに暮らしたいという思いから、住まいを改める機会が来たら、中途半端なものではなくて、省エネと快適が望めるレベルの性能を担保してください。

 今年も、はじめて夏を迎える弊社のお客様から、「梅雨を感じない」というような嬉しいお話を伺う季節になりました。これからいよいよ厳しい夏の本番となりますが、みなさんどうぞくれぐれも宅内熱中症には気を付けてご自愛ください。(おわり)

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| 住まいづくりのヒント | 07:08 | comments(0) | - |
宅内熱中症にご用心! 4

 エアコンという画期的な発明が手元にあるというのに、平安絵巻からいくらも進んでいない「意識」のために、その能力が有効に使われていないのが今の住まいの有様だとすると、そこを改善したいというのが私の思いです。わかりやすく言うと今の家は、エアコンが効きにくい家で、一番効率の悪いフル稼働ばかりをさせて、しかも人間にとって夏も冬も「不快な状況を作り出しながら使っている」と言えばいいすぎでしょうか。ただここを意識的に改善しないと、宅内で人が熱中症で死ぬなどと言う悪夢は終わらないし、皆さんに根強いエアコン嫌いもなかなかなくならないということになります。

 壁のない家で、エアコンを使うと言う事は、周辺環境全体を冷やしたり温めたりしようとしていると言うことです。それではまるで地球と戦ってる(笑)とは言えませんか?どんなに素晴らしい馬力を持つエアコンであっても、それは土台無理だと言うものです。

   使わなくて、夏をしのげれば良いですが、兼好法師が「夏を旨とすべし」と言った夏とは格段に厳しい現代の「夏」なのです。外部と明確に区別して、必要最小限の自分たちの空間だけ、小さいエネルギーで適正な温度に整えると言う事の方が、謙虚な暮らしだとは思いませんか? 古来からの四季をたのしむ環境共生の概念が強いあまり、なんとなくエアコンを使うと言うことがそれに反した印象を持つのも、すでに平安絵巻の「意識」なのです。確かに普及し始めた頃のエアコン(当時はクーラーでしたね)は「贅沢品」というー印象が強く、客間に一台据え付けられていて、普段お父さんがいないときは決してONしないような代物だったと思います。電気代がかかるからと、お客様がくるときだけ室温を下げるという「贅沢なおもてなし」に使う利器だったわけです。そんなスタートだから、常時運転などというと血相を欠いて反論する方達が今だにいらっしゃるのでしょう。体温より高い空気のなかでは、エアコンは使わざるを得ません。であるならば、できるだけ小さなエネルギーで凌げる方法を徹底して工夫することこそ、地球に優しいということなのです。この根本を切り替えなければ先に進まないのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:14 | comments(0) | - |
宅内熱中症にご用心! 3

 かつてのこの国の住まいの有りようは、全開放型で、室内にいても屋外と同じだったと書きました。そういう家で、冬はわずかに点としての暖を取り、寒さを凌いで暮らしていたのがかつての私たちのライフスタイルです。理由はいくつかありますが、住まいの設えとして、夏の暑さ蒸れ対策と冬の防寒とを天稟にかけると、当時は採暖(私たちは暖房と区別します)といい、あくまでポイント的に火を焚いて少し暖をとるという冬のための方法があるのみで、夏は開放と自然通風以外の積極的な方法がなかった。つまりは「室温をわずかでも上げる方法は持っていたけれど下げる方法はもち得なかつた」ということをまず理解したいと思います。その上で、戦後の80年、この国の住まいは計らずも、無意識なうちに、どんどん閉鎖的になっていき、今があります。オイルショックによる暖房エネルギーコストの増大はそれに拍車をかけました。冬のしのぎ方を改善するべく、全開放型の住まいの室内は少しずつ閉鎖的になってきて、そんな家に住みながら皆さんは意識だけが根強く残り、夏のために「開放開放」と言い続けているのです。

 この自己矛盾の産物として、私たちは今、冬の暖房効率もイマイチ、夏は熱がなかなか逃げていかない非常に中途半端な状態の住まいで持て余し気味に暮らしています。夏と冬で足の引っ張り合いをする、そんなところでしょうか。そのために、冬のヒートショックがおこり、夏の熱中症が起こっています。そろそろ改善したいのですが、冒頭から述べている現状と根強い意識を変えていく必要があります。

 四季を通じて、冬の採暖しか温度コントロールができなかった時代から、意識を大きく変えていきましょう。かつての家になかったものが「エアコン」です。これは室内の空気の温度をあげたり、さげたりできる利器です。ただ、今の使われ方のほとんどが、間違っています。そもそもの使われ方が非常に効率が悪い。私たち自身の意識が変わっていないからです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:13 | comments(0) | - |
宅内熱中症にご用心! 2

 少し冷静に考えてみると、家の中にいて、夏場に室温が上がり続けて、その中で人が熱中症になるという、私たち業界の人間にとって不名誉な事実がしばしば起こるのは、急激な気候変動と住まいの設えの意識のギャップにあるということが言えるかもしれません。

 そもそもこの国の古来の住まいの室内空間は、「室内」と呼ぶにはあまりにも開放された、「ほぼ屋外と同じ」ような作りのものでした。わかりやすいように大雑把に言えば、屋根を支える柱と、湿気から逃れるために地面から持ち上げた床で構成されたもので、「壁」というものがほとんどなかった状態が原点なわけです。あとは襖障子の類で適当に仕切ってプライバシーを確保すると言った感じです。イメージしやすいのは屏風絵などに描かれていた平安時代の絵巻物がその特徴をよく表現していて、俯瞰で見るとその貴族の屋敷は、展開する部屋の羅列が地図を見るように一望できます。この感覚が原点だとすると、私に言わせればかつての家は、屋外とほぼ同じで熱がたまる要素がほとんどなかったということができます。徒然草の吉田兼好法師の言葉を引用せずとも、「夏を旨」として、住まいは建てられ続けたわけです。「ほらみろ。だから言わんこっちゃない」とセンチメンタルなご意見をのべられるのは軽々です。この圧倒的に夏に有利な作りとなっていた日本の住まいの、その感覚だけが未だ頭の中に残っていて、そのことが「正義」だと考える方もまだまだ根強いわけです。そして、その意識と裏腹に、住まいはどんどん閉鎖的になって、戦後アメリカとの折衷工法である今の軸在来工法で床下が中途半端なものとなり、合板、ビニールクロス、アルミサッシで平安絵巻とは全く違った室内環境が生まれているのに、意識だけは根強く変わっていないというのが現状なのです。「だから昔にもどせ」「窓を開けろ」というのは本当に乱暴で軽々です。なぜならば夏の気候が圧倒的にかつての日本とは変わってしまっていることと、それでは「冬」に寒くてたまらず、今のライフスタイルには合わないということが解決しないからです。そんな家では、きっと冬のヒートショックが待ち構えています。この辺りを整理して、頭を切り替えないとなかなか改善していかないのです。(つづく)

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| 住まいづくりのヒント | 07:06 | comments(0) | - |
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