建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
ドイツ視察2016-2【UNILUX社視察〜ダルムシュタッド】
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     フランクフルト空港から車で数時間、ひたすらアウトバーンを激走してUNILUX社をたずねました。チャネルオリジナルの皆さんのお計らいで、現地マネージャージェンスさんのご案内。ジェンスさん自ら運転するフォルクスワーゲンのワゴン車は、速度無制限のアウトバーンを激走し、私たちは時折(笑)四肢をこわばらせながら車窓の美しい風景を愉しんでいました。工場内部の写真を撮影してお見せ出来ないのが残念ですが、ジェンスさんは大変気さくな方で、工場を丁寧に隅々まで見学させてくださいました。現在さらに生産効率を上げるためのラインの一部やり直しをされているそうですが、ガラスの供給から、樹脂、樹脂アルミクラッド、木製、木製アルミクラッドの全てのラインが休まずに窓を作り続けていると言った感じで、高性能である事が当たり前のかの国でこれだけの窓が作られて、使われている事に感動し羨ましく思いました。続々と出荷を待っているサッシの中に
    は我々が普段見た事もないような巨大なヘーベシーベ等も沢山出荷を待っていて、まだその賭場口に立たされている我々よりも、何ステップも先を確実に進んでいるかの国の窓事情をまざまざと見せつけられました。出荷しているものは標準でトリプルガラスのウォームエッジ、それがドンドン巨大化していっていると言う感じ、樹脂にしろ木製にしろ耐候性を上げるためにアルミクラッドとしているものが多いです。またすでにチャネルオリジナルを通して出荷輸入されているサッシのメンテ向けに
    専用の治具を使ってのメンテナンス方法などをレクチャーしてもらいました。取り付けから、メンテナンスまでをセットとして、こういうものが当たり前に日本でも使えるようになれば良いと思います。生産ラインのいたるところに製品のクオリティーチェックをする責任者の方がおられて、各部署に厳しいチェックの指示が飛びます。機能的な生産ラインの中で、最終的には人の目や手触りなどを詳細にチェックする仕組みに好感が持てました。ショールームにてランチをごちそうになり、意見交換などさせていただいたあとに、私たちは今度はドライバーをお若いシュルツさんに交代していただき、ダルムシュタッドに向かいました。途中、ご紹介いただいていた住宅展示場に立ち寄り、こちらでの住宅事情にも触れました。新築の住宅がかの国でも高嶺の花のようで、日本もこれから総量が激減し(数的にはすでに飽和していると言う意味に置いて)より質の高いものが求められていくのだと思います。私たちは、シュルツさんに「シューマッハ」というあだ名を付けました。寡黙な好青年ですが、ハンドルを持った瞬間に以外にも男前な運転をしてくださいます。我々をダルムシュタッドに送られたあとにまた会社に戻られる事を考えると本日中に何百キロ走るのだろうと思うと、心は急ぎ足になって当然です。アウトバーン、しっかり体験させていただきました(笑)。さて、いよいよパッシブハウス研究所があり、ファイスト博士のパッシブハウス第一号が存在するダルムシュタッドに足を踏み入れました。駅前のホテルにチェックインし、チャネルの皆さんとお別れしました。旅の冒頭を安心なものにしてくださって感謝です。JUGEMテーマ:建築
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    | 歴史・文化・旅 | 10:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
    ドイツ視察2016-1
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       今年のPHI(パッシブハウス研究所)の国際カンファレンスは、「20周年でダルムシュタッド」というお話は、昨年のライプチッヒのカンファレンスで伺って、それ以来、脳裏から離れないまま一年が過ぎました。研究所の本拠地であり、パッシブハウス誕生の地を踏んでみたいと言う願望は日に日に増すばかりで、先年渡航のPHJのメンバーは事あるごとにそのお話をしていました。折しも熊本の大地震で福岡も何だか落ちつかない中、ためらいはありましたが、やはりその想いは消す事が出来ず19日の夜中にフランクフルトに向けて飛び立ちました。先年のライプチヒのメンバー4人のうち、ご都合がどうしてもつかなかった事務局長をのぞく3人、一歩国外に出れば赤子も同然の決死の珍道中の始まりです。カンファレンスではPHJ森代表とも合流し、ファイスト博士、アジア担当のカウフマンさんとも再会です。さていかがなります事か。羽田国際線ターミナルに滋賀、松山、福岡から集合した3人は、まずはターミナルで一献。さあ寝るぞと夜中に機内へと乗り込み、11時間半のフライトで早朝のフランクフルト空港に到着。当日はチャネルオリジナルのご案内で、UNILUX社(木製・樹脂の大手窓メーカー)の工場視察に伺いました。空港から爆走するワーゲンの大きなワゴンに身を任せて、新幹線並みにどんどん後ろ向きに行き過ぎていく車窓の風景は、必ずと言って良いほどに高い塔屋を持つチャペルとそれを取り巻くような家々の集落、ぶどう畑などののどかな田園風景と時折並んでいる大きな風力発電のプロペラ、雲一つない澄み切った空に、「あーまたドイツに来たー」という感慨とともに、時折、福岡は揺れていないか、馬鹿げた政治は暴走を進めていないかということが脳裏をよぎる時間でした。旅の始まりです。
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      | 歴史・文化・旅 | 11:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
      原点への旅 番外編 札幌
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         東京の会議を終え、そのまま北海道に飛びました。いくつかの所用をこなすためのものですが、もう20年以上も前の事、私の現在の仕事の根幹はこの地に萌芽したと言う事が出来ます。不思議な巡り合わせが重なって、札幌出身の建築家M氏と知り合い、北国の家づくりを学びその技術を九州に移植すべく、しばしばこのルートを往復し、事あるごとにこの地のお仲間に助けて頂いた日々です。このたびも訪札をお知らせすると、お忙しい最中集まっていただいて宴となりましたが、20年前と変わらぬ空気感がすぐさま再現されるから不思議です。住まいづくりを肴に平気でお酒が飲めるお仲間達というものもちょっと外から覗けばかなり異様な集団なのかもしれませんが、私はこの空気感の中で育てていただき、鍛えていただき、また優しく応援し続けていただいたのです。今、所属団体のお世話役などの出事もふえましたが、何と言っても私の住まいづくりの原点は彼の地のこの方達との出会いに他なりません。当時右も左も分からず、向こう見ずにも北の大地に降り立ち、この方達に自分の疑問をぶつけまくった。この方達はどこまでもオープンに、「九州でお前が本気でやるなら」と工法の手ほどきから入手しにくい材料の調達まで快く助けてくださいました。今、私が非力ながらお世話役などしているのも、この方達への恩返しという気持ちが根底にあるのかもしれません。
         人生において、私する部分などはごくごくわずかで、本来は大きな時間軸のなかで、先人達に薫陶を受け、またあとに続くものにそのバトンを渡していく事が本道だとつくづく思ったりします。お恥ずかしながらつたない私の仕事を見に来てくださったり、様々な交流があるのも若い日にこの地で頂いた萌芽がはじまり、今更ながら感謝の気持ちを噛み締める至福の時間でした。発展途上で志はまだ半ば....雪の札幌で心新たにして帰福したいと思います。
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        | 歴史・文化・旅 | 07:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
        原点への旅 5 東福寺 その三
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           今から思えば、三十数年前に私の建築屋人生をこの京都からスタートさせることができた事は、その後の時間を思えばどれほど豊かな事だったかと感謝しかありません。私はよくいうのですが、お給料を頂きながら京都、奈良というふんだんに点在する教材を見て回ることが出来た御陰で、普通に学校を出て建築の仕事につかれた方とはまたすこし違った視点を持つことが出来たかもしれません。スクラップアンドビルドが常道であるこの国にあって、まさに京都は全く違った時間が流れる場所です。古今のものが混在し、スパイラルに今も変化し続けていく古都を肌で感じる事が出来たのは本当に感謝です。あの頃もう少しどん欲にしていればという後悔の年が無いといえば嘘になりますが、いえばきりがありません。青二才の自分なりに必至だった事は確かなので及第点としたいと思います。また、京都は喫茶の習慣がまだまだ残っていて、いわゆるシアトル系ではなく昔ながらの喫茶店スタイルが点在しています。「建築」「珈琲」「Jazz」「木造」「伝統」「歴史」色々なキーワードをつぶやいていくと、私の原点の多くは、この場所に今も息づいているような気がしてきました。ゆとりのある観光旅行ではないので、半日ほど駆け足で周り帰福しましたが、思いの残る小旅行となりました。  JUGEMテーマ:京都
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          | 歴史・文化・旅 | 08:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
          原点への旅 4 東福寺 その二
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             東福寺の開山堂の掃き清められた白砂は、見事に掃き目を市松に規則正しく、その広大な広さからも、作務の中で、修行僧が無心に帚を使っていたのであろう事は想像されます。白砂と、わずかに立つ帚目だけで、これほどのモダンな景色を創りだせるとは本当に感動ですが、私は禅寺のそういう足し算ではなく、引き算で美しさを表現していく世界がとても好きです。現代は、ともすると、過度に盛って盛ってという足し算をしていくものの方が豊かだと言う価値観が巾を利かしているのかもしれません。しかし、実は一見素っ気ないこういう設えの方がひとたび視点を落とし始めると奥深い世界を感じることが出来て見ていて飽きない感じがします。見ている側の心が鏡写しに、その時々で違って言えるのも面白い。どれほどの時間、毎日毎日この開山堂をお守りしている僧達が、この帚目を淡々と整え続けているのかと思うと、宇宙すら意識する感じさえします。無駄無く事足りていて、もう加える事も減らす事も必要なく奥深く美しい世界がそこにあるとすれば、私たちの仕事にも十分に通用するお話だと思ったりします。どこまでも見飽きることなく視線を預けて、佇んでいる事が出来る世界です。 JUGEMテーマ:京都
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            | 歴史・文化・旅 | 07:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
            原点への旅 3 東福寺
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               伏見稲荷の次に立ち寄ったのは、一駅隣りの東福寺。京都で紅葉と言うとこの場所の写真が掲載されますが、今年は暖冬で不調だったかもしれません。臨済宗東福寺派の大本山で、私の父方の郷里の菩提寺の筋の本山にあたります。禅宗様の建物は質実剛健、私はその凛とした姿が好きですが、京都の中でも私の大好きな場所の一つです。この日は快晴の空に黒々と逞しい伽藍が映え、幸運にも普段見られない三門の上層の特別公開がなされていて、何度と訪れている場所なのですが、初めてその上層を見る事が出来ました。国宝の三門の上層には、釈迦如来と16羅漢が納められていて、中は極彩色に極楽浄土の世界が広がっていました。人々は浄土の下をくぐり、参禅したのです。感動でした。いつもの見学コースは、金堂から回り込み、方丈に上がり、昭和の名庭園士、重森三玲作になるモダンな庭をゆっくりと見るのが常でした。枯山水の前では何時間も腰を下ろしもの思いにふけった事もありました。回遊して次々と展開していく庭は静かなれどドラマチックです。最後は、通天橋を渡り開山堂へ。実は昔、この廻廊の拝観料の番をしていたおばさんに、大きなお札しかなくて拝観をお願いしたところ、おつりが無くて「あなたが忘れなければ良い。いずれまた」と手でイケイケと合図して通してくださった事がありました。観光客など他には無い静けさの中の出来事でしたが、私にはそのおばさんも禅の達人に思え、言葉を深く噛み締めたものでした。禅のことなど語るほどの知識もありませんが、自分磨きに静かに座るその空気感が好きです。つたない人生の中でいくつか私には原点となる場所がありますが、この東福寺伽藍もまたその一つなのです。
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              | 歴史・文化・旅 | 05:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
              原点への旅 2 伏見稲荷大社
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                 前日のJAZZバーでは、お店を守っておられる二代目ママさんにお目にかかれなかった事が心残りでしたがしっかりあの空間にはお礼を述べてきたので新天地での御繁盛を祈念して私の思い出は懐に納める事が出来ました。翌日は、朝から雲一つない晴天で、プチ旅の二カ所目は伏見稲荷大社に寄りました。近頃PHJのメンバーさんが訪れるFBの写真にたまらなくなり、私が京都に就職したばかりの頃に会社で担当したのがこの大社の本殿の丹(に)塗り(塗装替え)の工事でした。本殿のそばに仮設の仮殿を立て、ご神体を移して工事に入ります。職人は泊まりがけで潔斎して白装束で工事に入るという古式ゆかしき伝統に則った仕事でした。もちろん私は設計部の小僧ですから、社務所と会社の伝令をしたり、役所に書類を出しにいったり、文化財や、風致関係の部署には随分鍛えられました。また当時の宮司さんには、夜中に誰にも見られずにご神体を移すの見たいか?と言われて真に受けて「はい」と答えると「そんなん見せられる訳ないやん」とニヤリとからかわれたことを覚えています。何れにしても、30年あまり前の事とはいえ、時間の流れが今より気が遠くなるほどにゆったりとした桃源郷のような場所でした。今ではすっかりここも様変わりして、外国の方の観光客の方が日本人より多いのではないかと思うほどに、異国の言葉が飛び交いごった返す観光スポットになっています。昔はこれほどに人がいたかなあと思ったり。記憶と言うものは関心の薄いところにはどこまでも曖昧なものです。神前でこれまでの自分の経緯をご報告し、お守りいただいた感謝の想いを込めて参拝させていただきました。稲荷と言えば、お狐様というイメージがつきまといますが、実はここにお祀りされている稲荷神社の御祭神の字迦之御魂大神は、古来からこの地を治める山科の豪族が信奉した豊穣の神で、白髪白鬚の稲の穂を担いだ老人の姿だと何かの本で読んだ気がします。全国の稲荷社も同じで、お狐様はその使いだそうです。実に数十年ぶりの訪問、いちいちが懐かしい時間でした。(つづく) JUGEMテーマ:京都
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                | 歴史・文化・旅 | 07:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
                原点への旅 1 JAZZBAR「ブルーノート」
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                   一昨年のツアーでお伺いしたドイツの建築物理の研究所フラウンフォーファー研究所IBPのお二人と西方先生が講師のセミナーがあると言うので大阪に行った夜、私は宿をこのために京都に取りました。その夜、向かったのは京都では最古とも言われるジャズバー「ブルーノート」学校を出て京都の社寺建築専門の会社に就職して、設計部の小僧をしていた頃に通ったお店です。会社の先輩にジャズが好きならと教えていただいて、随分大人の振りをして通ったものです。ボトルをキープするお金はなく、給料出たてのちょっと余裕のある時に、カウンターの端のピンク電話の前で、良く好きなジャズを聴いていた場所です。聞けばこの二月末でこの場所での店を閉じる事になったとか。先月所用で京都入りし久しぶりに伺って懐かしく思ったのに、それでは余りにも切ないと今回も顔を出したのです。今は亡き初代ママに、最初に声をかけていただいたのは「兄ちゃん、何かかけようか?何が良い?」というもの。変なリクエストして駄目だしされないかヒヤヒヤものでしたが、とある曲をつぶやくと「兄ちゃんわかってるなあ。良いよねこれ」とかけてくださったのです。知らない土地での仕事始め、色々な重圧に折れそうなときも何度もあったころ、このカウンターに遠慮がちに座り、早く大人になりたいと思ったものでした。カウンターに描かれた鍵盤は34年前と変わらず、忙中の私の原点返りのプチ旅の始まりは、この老舗のバーでした。(つづく)
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                  | 歴史・文化・旅 | 07:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  京都・黒部・金沢の旅路 3
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                     金沢に一泊した我々は、翌朝、加賀前田家百万石の城下町の武家屋敷などが残る長町の建物保存群を散策して歩きました。残念ながら雨脚は強まるばかり。お陰で人出はそれほどではなかったものの、結構な雨脚の中を朝から人数分の傘調達に奔走する一日の始まりとなりました。お天気がよければと口惜しい気もするのですが、雨もまた情緒だと思えばそれもよしです。大藩である事、立地的にも北前船の恩恵を受ける事などから、屋敷の規模は大きく建築的にも見応えのあるものでした。またどの屋敷もお庭が秀逸で、巨石や池、滝や遠景に朝鮮灯籠などを配した起伏に富み、森や渓谷を見事に表現したダイナミックなものでした。雪の季節に備えて、土塀を守る薦掛け(こもがけ)と呼ばれる藁のすだれのようなものが町中を統一感で引き締めて、それは良い景色でした。京都とはまたひと味違った古都探索はとても楽しいものでした。お昼はお仲間のご案内で、地元の方も関係者以外知らなそうな港沿いの船員厚生食堂なるディープなお店で食事となりました。土砂降りの中でも店の外まではみ出るほどに人が並ぶ人気店で、何気ないお刺身定食¥1000-がとんでもなく美味しいお得感満載のランチでした。午後から京都に向けて帰路を走り始め、夕刻には京都に帰還。近頃飲み仲間のTちゃんがたまたま京都出張で京都から帰りとの連絡あり。ならばと新幹線を乗り合わせ、車内缶ビールと相成りました。戻った博多駅はもうイルミネーションでクリスマスムードいっぱい。現実に引き戻されれば、年が越せるか?と自分に問いかけながら、帰路を急ぐ旅のおわりでした。想いもかけぬ良い充電が出来ました。このまま年の瀬を駆け抜けることといたします。(おわり)
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                    | 歴史・文化・旅 | 07:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    京都・黒部・金沢の旅路 1
                    0
                       いくつかの所用が上手い具合に絡み合い2泊3日の出張の初日は、およそ7,8年ぶりの京都が叶いました。今後の仕事の可能性をたぐるために歴史的景観の中に埋め込まれているパターンランゲージを脳裏に焼き付けるべく、南禅寺から永観堂禅林寺界隈を散策しました。今年は不調と聞いていましたが、見事な紅葉の燃えるような紅色にしみじみ日本人である事の喜びを覚えます。京都は社会人になり初めて仕事を始めた言わば私の青春の地です。その空気を吸うだけでも何だか白髪髭も青二才の頃を思い出し元気になります。かつては西本願寺、醍醐寺、智積院、伏見稲荷大社などの御用達の古刹を、初任給で買った原チャリで走り回りながら、いわゆる設計部の小僧をしていました。伝統建築専門の会社の設計部社員としてのスタートをこの地で切れたのは私には幸運だったのかもしれません。当時の休日と言えば、京都奈良の古刹周りで今でもそのゆったりと流れていた時間はしっかりと覚えています。この日は現在のお仲間達が「都入り」の私を歓迎してくださり、一席和やかな酒席をご一緒し、締めは京都でも老舗の私の若かりし頃の思い出のJAZZBAR「ブルーノート」に寄せてもらいました。残念ながらママさんはご不在でしたが、昔のままの店には感動。8年ほど前に伺った時には今のママさんと初代ママさん(既にお亡くなりになられている)のお話で盛り上がったものです。1962年創業、今回改めて気付いたのですが、この店は私が生まれた年からこの世に存在していたのです。そして私は30年ほど前にここに通っていたのです。帰福して知ったのですが、なんとこのお店、残念ながら年明けの2月に奈良に移転が決まっているとか。宮大工の会社の先輩にご紹介いただいて、大人のJAZZの世界に憧れてことあるごとに伺っていたお店だけに、知って本当に悲しくなってしまいました。移転までには必ずもう一度、あのカウンターの席を暖めにいきたいと思います。日本の伝統建築とモダンなJAZZは今でも私の血管の中を経巡っています。三十数年の時間を瞬時に行き交う興奮連続の夜はあっという間にふけで、私は翌朝黒部へと走るのです。(つづく)
                      JUGEMテーマ:京都
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                      | 歴史・文化・旅 | 07:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
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