建築YA「髭」のCOLUMN

福岡を中心に住まいづくりをする建築YAのコラム
北国でのお仕事 2
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     最初にお話を頂いた時には、正直少しためらいもありました。私は常日頃、住まいづくりは地産地消だと思っているからです。地域の気候風土に精通した人が携わるべきだと思います。わざわざ北海道と九州という距離を越えてする仕事かと自問自答しました。もちろん、札幌にも優れた設計をされる方も沢山おられるし、それでも今回お話を有り難くお受けしたのは、まず建てたいと思っていただいているT氏が先年、会社の研修旅行で福岡に来られて、私の仕事を観てくださっている事が大きかったと思います。その上でのご依頼ですから、その経緯が私の背中を押しました。そして、本来であれば厳格な設計監理をしなければならないのですが、遠隔地ではなかなか難しい住まいづくりも、気心の知れたPHJのお仲間でもあり、トップレベルの高性能な住まいづくりをすでに地域で実践されているビルダーであることも、私の安心要因のひとつです。何よりも、私は「高性能住宅」を、はじめは北海道の諸先輩から教えていただきました。言わば、ルーツはこちらにあるのです。当時、皆さん快くオープンに様々なノウハウを公開してくださり、九州で頑張れと励ましてくださいました。そういう意味では、浅からぬご縁を感じています。(つづく)

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    | 住まいづくり報告 | 08:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
    北国でのお仕事 1
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       先日、札幌に出張しました。かねてからご依頼があったT邸のプレゼンを行うためです。お相手は、近年のパッシブハウスジャパンでのお仲間、棟晶株式会社様です。彼社はこのところ立て続けに弊会の松尾理事、秋田の西方先生とのコラボモデルを発表され、超高性能住宅を札幌を中心に展開している屈指のビルダーさんです。今回は、昨年の1月に会社の研修旅行で九州に来られて、社員全員で弊社の仕事を観ていただいたご縁で、その中のお一人の社員の方のお住まいを提案させていただく事になったのです。クライアントとなるT氏と、斉藤常務との打ち合わせが続きます。前述のお二人と並んでコラボモデルなどと言えば大変おこがましいのですが、実は私は北海道とのご縁は浅からぬものがあります。25年も前に当時は九州ではまだまだ殆どなかった高気密高断熱住宅の手法に魅せられて、足しげく当地に通ったものでした。「本気でやるなら協力は惜しまない」と、沢山の諸先輩にご指導を受け、また暖かい励ましの言葉を頂きながら九州で格闘してきました。今もその人脈は、私の住まいづくりを大きく支えています。まさか後々、北海道でお仕事をするなんて...という感慨深いものがあります。先月敷地を拝見し、同時にT氏からのヒアリングをし、弊社独自のアンケート調査の後も、何度もメールでのやり取りをさせてもらいました。 遠隔地でのお仕事でまとまるかと言う不安はありましたが、ファーストプランは概ね良い反応を頂きました。(つづく)

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      | 住まいづくり報告 | 06:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
      住まいづくり報告 福津市U邸地鎮祭
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         昨日は福津市のU邸の地鎮祭でした。晴男の髭には珍しく雨となりましたが、昔から「雨降って地固まる」と言います。縁起がよいと関係者皆でこれからの工事の安全を祈願致しました。実にお客様と構想を練りに練って一年余り。春の竣工に向けてその構想が実現します。大屋根構造のU邸は、ゆとりのある敷地を緑化しながら、方位に素直に真南に向けたリビングを中心とした4人ご家族のためのこだわりの詰まった住まいになります。性能的には土間下基礎外断熱、壁・屋根は弊社開発のPJパネルを採用。木製高性能サッシと樹脂トリプルサッシを併用し、Ua値0.3の高性能住宅となります。バッテリーの普及を視野に、オフグリッドも可能なように、最大に電池パネルを搭載する予定にもなっていますので今後またその辺りも少しずつ発表していきたいと思います。

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        | 住まいづくり報告 | 10:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
        やさしい住まいにできること。2
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           さて、法改正で最低限の性能が定まる功罪について少し書きました。全く歯が立たない漏エネ住宅は建たなくなりますが、逆にそのボーダーラインに寄り添うように低空飛行を試みる輩が現れないとも限らないのです。「基準クリア」と書けばよいもののような印象を与えてしまいますが、お世辞にもエコハウス等と言うものではありません。これからの住まいは、ここまで技術革新が進んできているのだから、もっとやさしい住まいにしなければなりません。とかくストレスが多い世の中です。一旦「ただいま」と玄関から宅内に入れば、ほっと安らげる住まいにしたいのです。もちろん、家族の有り様やくらし方が大きくその要素を占めますが、器としての住まいが、それをしっかり下支えしたいと思っています。第一には、空間の隅々までが、ストレスのない温度である事(これは欧米では当たり前の事なのですが、日本ではまだまだその認識に乏しいです)ですが、それを実現するためには、断熱気密性能が今の住まいよりも格段によくなければなりません。改正の義務基準では、私の感覚では全館冷暖房が、かろうじて可能になり始めるレベル。ただ、それでは膨大なエネルギーがかかります。また、その上で、住まい手のランニングコストも抑えられる省エネ性能がなければ意味がない。義務基準では、まだまだランニングコストがかかりすぎるのです。「高断熱・高気密住宅にしたのに冷暖房のコストが増えた」と言うお話はこれまでもあります。それは、それまで局所だけの冷暖房で暮らしていた方が、全館冷暖房の暮らしに目覚めたためです。今までよりまかなう空間が膨大に増えたためで、性能が良くても、トータルのコストはかかってしまうと言う皮肉な結果なのです。快適な全館冷暖房を省エネに行うためには、義務基準よりも数段上の性能が必要になってきます。(つづく)

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          | 住まいづくり報告 | 07:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
          「糸島の終の住処」完成14【空間の開放】
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             2週に渡ってご紹介してきました「糸島の終の住処」のご紹介最後です。写真でご紹介はしませんが、このN邸はシンプルな開放空間の構成の他に、階段下とか、2階のアトリエと主寝室の間合い等にクロークや収納をふんだんに仕込んであります。つまり、外皮で覆った空間は何一つ無駄にしないと言う発想をもとに、グレーなスペースをなくすことでコンパクトで広がりのある空間を実現しているのです。写真は寝室からリビングを見下ろせる窓から、リビング、玄関ヘールから階段方向をみたものです。この視線の抜けこそが床面積の割に広々感じる工夫なのです。いつも見学会においで下さるお客様の感覚では15%くらい広く感じられる空間が弊社の仕事だと言うことが出来ます。これを小さなエアコン一台で制御する時代に突入します。あなたも、そんな住まいづくりをしてみませんか?(おわり)

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            | 住まいづくり報告 | 09:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
            「糸島の終の住処」完成13【バルコニー】
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               2階にベッドルームがある場合、ウッドバルコニーをもうけることが多いです。日本人はベッド生活をしていても、やはり寝具は時々干したくなる。そういう時に階下まで運ぶのは大変な重労働と言えます。見ん面の大開口はバルコニーの軒によっ大きく守られ、夏の日射遮蔽にも貢献します。構造自体を建物本体とは別立てとして、万一の場合はパーツ交換が可能なような構造になっています。留守中の洗濯物の干場として、横桟の手すり壁は風は通すけれど、直下からは中が見えない工夫です。(つづく)

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              | 住まいづくり報告 | 09:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
              「糸島の終の住処」完成12【換気システム】
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                 N邸の換気システムは、熱交換型の第1種換気システムを採用しています。外皮性能が向上してくると、自ずと換気で室内空気の入れ替えに生じる熱負荷ですらもストレスになることが考えられます。そこで近年普及され始めているのがこの熱交換型の換気システムです。使い古して汚れた空気の温度を、外部から取り入れる新鮮空気に渡して排出すると言うシステムです。空気自体は混ざることなく、熱交換素子を介して温度だけをやり取りします。これにより、断熱性能で保たれた温度が、より長くキープされる住まいとなります。このシステムの特徴として、フィルターは定期的にチェックをしてお手入れをしていかなければならないと言うことがあります。素子を水平にして空気を行き交わせる機械の特徴として、フィルターのお手入れは天井点検口から上を向いてと言うのが通例でしたが、これが結構大変です。今は全く問題がなくても、高齢化が進んでいってからは手入れが億劫になり、せっかくの熱交換システムも正常に機能しなければ意味がありません。そこで今回は、上下反転使いを可能とし、1階と2階の階間に機械を設置、2階の床点検口からアクセスしてお手入れが可能としました。これで、床にゆっくり座ってから上からフィルターのお手入れが可能になりました。大工さんのご協力で、普段は殆ど分からないハッチが出来ました。くらしがストレスなく持続できるように、思いめぐらしての工夫点です。(つづく)

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                | 住まいづくり報告 | 07:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
                「糸島の終の住処」完成11【アトリエ】
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                   2階にクローゼットを挟んでもう一つあるのがこのアトリエです。北側の矩形の窓から安定した明るさを得るこの空間は、普段は奥様が趣味の油絵等を描く時に使います。N邸ではなるべくコンパクトな空間にするべくいくつかの工夫和していますが、一つはこの空間をT.P.O.に合わせて使い分けると言うことをやっています。普段は奥様のアトリエ空間として、寝室から建具もなく続く廊下と一帯になって使われる空間ですが、時折想定されるゲストの来訪時には、このスペースがゲストの空間となります。これだけ開放的に設えると、ゲストのプライバシーがというお話しになりますが、そこは大丈夫、ご覧のように簡易間仕切りのような建具を左右から出してきて閉じることにより、完全に独立したゲスト空間としての使用に耐える空間と変化します。たまにしかお見えにならない宿泊客のために、個室を一つ作り込むと言うのはトータルで考えると住まい手の日常には不利な要素となってしまいます。それをアトリエ空間と時間軸上で重ねて兼用することによって、全体の面積を小さくすることが出来るのです。日常の中にあるアトリエ空間と、たまに訪れるイレギュラーな時間使用するゲストルームをここで合理的に考えました。(つづく)

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                  | 住まいづくり報告 | 07:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  「糸島の終の住処」完成10【主寝室】
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                     2階の南面は、動線の一番奥になりますが、その部分が主寝室のスペースとなります。PC用のデスクトップカウンターとご主人の蔵書のための書架を沢山用意しました。また、2階に寝室がある場合は、弊社は必ずウッドバルコニーを配置します。日本人は、お布団を干したくなるためです。2階の寝室でも戸外に出るスペースがあるというのは案外快適な者です。カウンターの障子はリビングの吹き抜けが見下ろせる内部空間の窓になっています。(つづく)

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                    | 住まいづくり報告 | 06:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    「糸島の終の住処」完成9【水回り】
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                       N邸の洗面コーナー。奥様のご希望で極めてシンプルなモノで構わないということで、所謂、実験流しを木製カウンターに落とし込むだけと言う設えに落ちつきました。手前側には手すりとタオル掛けを兼用できるようなものというご所望なのでステンレスの手すりバーを取り付けました。やってみると極めて自然です。弊社の仕事では、通常どんなにコンパクトな住まいの場合も、洗面コーナーは所謂、浴室についている脱衣室からは外に出し、ゲストも使用すると言う前提からプライベートゾーンからは外に出すと言うことをやっています。来訪者がお茶の前に、ちょっと手を洗わせてと言われることはしばしばで、その際洗濯機横の洗面ブースに誘うのは何となく気が引けるものです。そう言う理由から、洗面コーナーは脱衣空間とトイレとの接点にプランすることが多いのです。様々なくらしのパターンがありますから、一概には言えませんが、くらしのパターンに寄り添う間取りでありたいと思います。こういう設えが、角度を変えたり、物陰にあったりと建具でなるべく仕切らない形で展開されていくのです。(つづく)

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                      | 住まいづくり報告 | 08:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
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